ゴッサム・シティの警察の評判は優れたものとは言えないが、だからと言ってバットマンの故郷に有能な警察がいないというわけではない。ただゴッサムのような街では、法律を守るためには法律を破らないといけないこともあるというだけのことだ。
少なくとも、ハービー・ブロック刑事はそう考えている。有能な刑事であるブロックだが、ゴッサムの汚職に疲れ果てているせいでだらしなく見えたり、頭が悪そうにさえ見えるかもしれない。しかし騙されてはいけない。ブロックは賢い男で、犯罪解決に全力を尽くす男だ。この街の犯罪を解決するには一線を越えないといけないこともあると理解しているのだ。賄賂を受け取ることであろうと、犯罪者を痛めつけることであろうと、組織犯罪と手を組むことであろうと、ゴッサムの人々の安全を守り、真に危険な犯罪者を捕まえるためならば、ルールを曲げることはまったく厭わない。
明らかにグレーなことをやっているとは言え、ブロックには高潔な目的がある。仕事とゴードン署長に忠誠を誓っており、バットマンのことは敵ながらも一目を置いている。更なる大義のために倫理観を緩めることで確かに一定の効果はあったが、危険なことには違いない。行き過ぎて自分のやり方を見失わないように気をつける必要がある。さもなければ、法律を守ることに人生をかけてきたこの刑事は、いつの間にか犯罪者側に立つことになってしまうかもしれない。
特殊能力 | 天才的な探偵技術、戦闘技術 |
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拠点 | ゴッサム・シティ |
初登場 | DETECTIVE COMICS #441 (1974) |
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