時間と分。すべての人がこの時間の数え方を重要視するわけではないが、時間と分がすべてを一変させてしまうこともある。アース30ではカル=エルが数時間遅れで地球に到着したせいで、そのクリプトン人のロケットはカンザスの野原ではなくロシアの集団農地に墜落した。ソ連の土壌で育ったカル=エルは、共産主義のスーパーマンとなったのであった。
スーパーマンとその能力を擁していることにより、ロシアは世界で唯一の超人的パワー保有国として君臨していた。しかし、アメリカはただ手をこまねいていたわけではない。アメリカのリーダー達はロシアに追いつこうと急いで研究を始め、天才的なレックス・ルーサーがそれを全力で援助した。彼はその頭脳を駆使してスーパーマンのクローンとグリーン・ランタンをアメリカのスーパーウェポンとして使い、ビザロを作り出したのである。
ルーサーはバットマンにも協力を要請した。ケープを羽織ったそのヒーローはテロリストの自由の闘士としての役割を受け入れ、ロシアにとって厄介な存在となった。ヨシフ・スターリンの警察部隊のメンバーに対する個人的な確執として始まったこの問題は、バットマンがスーパーマンの政権に対して暴動を起こしたことによって、より大きな問題へと発展していった。
しかしそれも過去の話だ。今では何十年にも及んだロシアとアメリカの争いも終わり、アース30は繁栄している。スーパーマンは死んだものと見なされており、世界はルーサー家の指導の下で栄えているのだ。
有名なヒーロー | スーパーマン、バットマン、グリーン・ランタン、ビザロ、レックス・ルーサー |
---|---|
主な都市 | モスクワ |
初登場 | (2015) |
関連キャラクター |