人々はスーパーマンを知る限り世界で最も偉大なヒーローと考える——途方もない力を持った善の存在で、助けに訪れる不思議な訪問者であると。しかし、ひとりのある男が、スーパーマンを完全に脅威とみなしている――その存在自体が人類の邪魔となり、真の潜在能力に到達するのを妨げる生き物であると。
その計り知れない知性が、常に己の同じくらい計り知れない自我と衝突している、自力で成功した男、レックス・ルーサーは、世界で最も優秀な頭脳を持ち、最も有名な悪党(ヴィラン)のひとりである。若い頃からレックスは比類なき洞察力を発揮し、懸命な働きと努力によって財界の帝国を築いた——ただし、主に脅迫、賄賂、そして殺人を戦略的に用いることによって。他人の犠牲は成功への道の終着点にたどり着くための手段となったが、ルーサーは常に自分の良からぬ行為が絶対に突き止められないようにしてきた。かわりに、権力を得て高い地位に上ったことによって、尊敬され、人々が手本にしたいと望む者となった——ルーサーは崇拝されることを楽しんだ。
スーパーマンの出現により、世界に憧れの対象となる別の者が現われ、すべてが変わってしまうまでは。
人類の真の救世主としての立場を盗まれたことに気付き、憎しみで隠した嫉妬に駆られたルーサーは、スーパーマンを機会あるごとに破滅させ、屈辱を与えようとしている。目的を果たすために必要であれば、誰が傷つこうが構わずに嘘をつき、ごまかし、盗み、操り、極端な行動に走る。ルーサーは神と思われたいだけでなく、この世界が必要とする唯一の者であると自ら認める者になりたい男なのだ。
特殊能力 | 天才的な知能、尽きることのない富、政治的影響力 |
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職業 | レックス・コープCEO |
拠点 | メトロポリス |
ヒーローか悪党(ヴィラン)か | 悪党(ヴィラン) |
初登場 | ACTION COMICS #23 (1940) |
NEW 52初登場 | ACTION COMICS #1 (2011) |
関連キャラクター |