信じるものと理想が捻じ曲げられ、歪められるのを見る恐怖は誰もが理解できる――支持するものが悪い形で反映されるのを見る恐怖も。不幸なことに、スーパーマンも、この世界それ自体も、ビザロに会うたびにまさにそのことを経験することになる。
スーパーマンの不完全なクローンであるビザロは、このヒーローの驚異的な能力をすべて持ってはいるが、道徳的な抑制心は全く持たない。ビザロはスーパーマンが示しているもののちょうど反対のものを象徴し、マン・オブ・スティールの生まれながらの英雄的資質を、歪んだ形で反映している。この制御不能な悪党(ヴィラン)は世界中で暴れ回り、荒廃と破壊をもたらしている。その歪んだものの見方により、暴力行為に力を注いでおり、スーパーマンはそれを止めようとしている。間違った論理、破綻した会話、後退した道徳心のせいで、ビザロは自分の行いが間違っていることを知ることができない。そのかわり、本気で自分が正しいことをしており、悪事を犯しているのはマン・オブ・トゥモローであると信じている。
支離滅裂ではあるが、残酷なまでに暴力的で、行動が全く予測できないビザロは、世界の最も危険な脅威のひとつ、スーパーマンが持つ潜在能力の恐ろしい例になっている。
特殊能力 | 強大な力、飛行、打たれ強い、超高速スピード、ヒートビジョン、フリーズブレス、X線ビジョン、超人的な聴力、ヒーリングファクター |
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初登場 | SUPERBOY #68 (1958) |
NEW 52初登場 | FOREVER EVIL #2 (2013) |
関連キャラクター |