正か邪か。善か悪か。どちらを選びどちらの行動をするかは、すべての人が否応なしに決断しなければならない。それは超人的パワーを持った人々も例外ではない。しかし彼らの場合は、その決断がさざ波どころか大波を起こすような影響を持つことになる。その決断によってスーパーヒーローとスーパーヴィランズの境目が曖昧になると、一体どうなってしまうのか。それはアース22を見ればわかるだろう。
ここは、スーパーヒューマン達の2世の行動が度を越してしまった世界だ。行動規範や倫理をそっちのけにし、敵を倒すために必要だと判断すれば迷わずに壊滅的な力を行使した。その恐ろしい行為によってサイコパス達や危険な反抗者達が永遠に消し去られたのを見ても、アース22の住人達がこの「ヒーロー的な」新たな方法に異議を申し立てることはなかった。暴力の高まりと社会の反応の甘さに落胆し、個人的な悲劇に苦しんでもいたスーパーマンは、一線から退いてフォートレス・オブ・ソリチュードにこもった。
しかし、すべての行動には――あるいは行動をしないことにも――代償が伴うものだ。マゴグとジャスティス・バタリオンは敵に対して過剰な攻撃を行い、そのせいでカンザスが壊滅状態となった。これにショックを受けたスーパーマンは、現役に復帰することとなった。スーパーマンとジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカは、今ではアース22のヒーロー達にとっての模範的存在となるべく奮闘している。
有名なヒーロー | スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、フラッシュ、グリーン・ランタン |
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初登場 | (2015) |
関連キャラクター |