全世界を巻き込んだ核戦争により、地球上の生物のほとんどが死滅してから97年...戦争当時地球軌道上にあり、運よく生き残った12の宇宙ステーションからなる“アーク”は、重大な問題に直面していた。それは、限られた資源の枯渇...。当初の人口400人が4000人まで膨れ上がったのだ。そこで指導部は、刑務所に服役中の少年少女100人を地球へ送り込むことを決定。しかしそれは、彼ら若者たちを使って放射能汚染レベルをはかろうとする、恐ろしい“口減らし”兼“人体実験”だったのだ...果たして、地球は再び人類が住めるような星になっているのか!?そして彼ら“ハンドレッド”の運命は...。
2014年アメリカCWテレビジョンネットワークでの放送開始より、世界中を熱狂させてきた人気ドラマ「The 100/ハンドレッド」。ついにフォース・シーズンへ突入!
核戦争を生き延びた人類“グラウンダー”と戦い、そして協力し、生き残りを図る“ハンドレッド”の若者たち。彼らは自分たちを見捨てた大人たちの陰謀や、“グラウンダー”の部族間対立など、さらなる困難に巻き込まれていった。そして、かつて破壊されたはずの13番目の宇宙ステーション“ポラリス”から奇跡的に生き延びていた人工知能アリーとの最終決戦に挑み、勝利する。アリーは仮想現実を作りだし、“フレーム(炎)”と呼ばれるチップで人々を操っていたのだった。しかし、アリーは死の間際に、世界各地に残っていた原子炉をすでにメルトダウンさせていることを告げる。地球上の96%は完全に死の世界となってしまう現実に苦悩するクラークたち。人類に残された時間は、あと6ヶ月。人類史上最大のサバイバル劇の幕が切って落とされた...。
そんな危機的状況の中、クラークは氷の国と戦うのではなく、ロアンと協力していくことを望む。“空の民”は13番目の部族となり、“フレーム”はロアンに託されることに。行動の自由を得たクラークは、残された時間の中で人類を救うために奔走する。迫りくる放射能の恐怖。アルカディア内で生き残れるのは、わずか100人。生き残る人間の選択を迫られるクラークは、いったいどうするのか?
いっぽうオクタヴィアも、自身が信じる手段で人類を救おうと、厳しい戦いに挑む。
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クラーク・グリフィン
“アーク”に迫る危機を発見し、それを公表しようとしたために死刑となった父ジェイク。そして、保身のために父を裏切り、娘である自分までも地上に“ハンドレッド”として追放した母アビーを両親にもつクラーク。重い宿命を背負った彼女は、幾多の試練を乗り越え、“空の民”の代表とまで見なされることに。多くの仲間たちに支えられながら運命を切り開き続ける。そして人類を救うために“光の町”へ入り、アリーとの戦いを制する。しかしそれは人類滅亡のカウントダウンの始まりとなってしまった。新たなるフレームキーパーとなった彼女は、人類の結束を訴え、氷の国の王ロアンにその可能性を託すことになるが...。すべての鍵となる“闇の血”と“フレーム”を巡るキーパーソン。
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オクタヴィア・ブレイク
“アーク”内では死刑にあたる“二人目の子”であったため、出生してすぐに母オーロラと兄ベラミーによって隠されて育てられた“宿命の子”。幼いころの潜伏生活中に多くの書物を読んで育ったため、“グラウンダー”文化も早くから受け入れることができ、他の“空の民”とは違った独自の行動をとっていく。“グラウンダー”の戦士リンカーンとの愛と別れを通じて、幼い頃に禁じられていた“自由”と、運命を自らの手で切り拓く“強さ”を獲得。アリー破壊の後、心の師ともいえる“グラウンダー”の女戦士インドラと再会し、 さらなる強さを身につけていく...。“空の民”と“グラウンダー”を結ぶキーパーソン。
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ベラミー・ブレイク
オクタヴィアの兄。“アーク”の警備兵という身分を利用して、幼い妹の命を守り続けてきた。オクタヴィアが“ハンドレッド”として地上へ追放されることが決まると、母との約束に従い地上へ。クラークらとは衝突することも多かったが、次第に理解を深め、人類生き残りのために戦う。リンカーンの死をめぐりオクタヴィアと対立したが和解する。
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レイヴン・レイエス
爆発物のプロでもある天才的エンジニア。“アーク”で重大な罪を犯してしまった際、死刑 となる18歳以上であった彼女の身代わりに恋人フィンが刑務所に入り“ハンドレッド”となってしまう。フィンとの愛、そして死をめぐりクラークと対立。足を撃たれたことによる肉体的苦しみにも苛まれ続ける。幾多の受難の末、救いを求めてアリーの“光の町”計画に協力することに。しかしアリーの欺瞞に失望。さらなる混迷の淵へと突き落とされる。
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インドラ
森の民のリーダー的女戦士。当初は“空の民”を敵対視していたが、幼少時代から知るリンカーンとオクタヴィアの愛と信頼関係を見て、次第に考えを変えていく。その気高さと強さは、若き“ハンドレッド”たちの精神的支えとなり、オクタヴィアの師とも呼べる存在になる。
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ロアン
氷の国の女王の子として生まれるが、謎の理由で追放され賞金稼ぎとして生計を立てる。 12部族連合の指導者レクサによって女王が殺された後、王の座に就く。“空の民”と対立するも、次第に理解を深めていく。そしてアリーとの戦いの中で、負傷し意識不明に。目覚めた後はクラークと協力関係を築き、“空の民”を13番目の部族に承認し、自らがフレームキーパーとなることを宣言。
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エコー
氷の国の王室警備兵で、前女王ニアの忠実なる臣。行方不明となっていた王子ロアンが生きていることを女王に知らせる。また、アリーを止めるためにオクタヴィアたちをポリス内部へと導く。氷の国に対してのみ忠誠を捧げているため、時に他に対して敵対的行動を取ることも。
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エモリ
手に奇形をもって生まれたために“汚れた血”として追放され、以来ノマドとして孤独に生きる。そのため警戒心が非常に強く、簡単には他人を信用できない。しかし“ハンドレッド”のひとりマーフィーに心を開き、次第に愛するようになっていく。