「スーパーナチュラル」ファイナル・プロジェクト ファイナルを盛り上げよう!
子供の頃に母メアリーを悪魔に殺されたディーンとサムのウィンチェスター兄弟。父ジョンは息子たちを連れて悪霊を狩るハンター生活を始めるが、やがてサムは普通の生活を望み大学へ。ロースクールへも進学しようとするが、ジョンが行方不明になったことから、ずっと父と行動を共にしてきたディーンはサムを迎えに行き、兄弟で狩りをするようになる。
母とサムの恋人ジェシカを殺した黄色い目の悪魔アザゼルを追いながら、様々な超常現象の中に現れる魔物や悪霊たちを退治していくディーンとサム。やがて、ジョンと再会した兄弟は、アザゼルの娘の悪魔メグや、アザゼル本人と対決することに。戦いによって瀕死状態になったディーンとジョンを、サムが車で病院へ連れて行こうとした時、横からトラックがぶつかってくる。3人は血まみれのケガを負ってしまう。
瀕死のディーンを助けるために、悪魔と取引をして、自分の命を差し出すジョン。ジョンは死ぬ間際ディーンに、サムを全力で救え、それができなければサムを殺せと言い残す。サムは赤ん坊の頃に、アザゼルに彼の血を飲まされており、予知夢を見るほか、悪魔の能力も備えていたため、悪に染まりそうになった時はディーンの手で殺せというのだ。ディーンは重荷を背負ってしまったが、何としてでもサムを守ることを決意する。その後、サムと同じように特殊な能力を持った若者たちがアザゼルによって集められ、最後の一人になるまで殺し合いをさせられる。その戦いで殺されてしまったサムをどうにか生き返らせようと、ディーンは悪魔と取引し、あと1年の命となってしまう。
番組初期の頃に来日したジェンセン・アレクス
ディーンとはかなりイメージが違った!?
2007年4月、ジェンセン・アクレスが「SUPERNATURAL<セカンド・シーズン>」の撮影を終え、番組のPRで来日した。ドラマの中のディーンが割とお茶目で三枚目の部分もあるのに対して、本人はひたすらカッコよく、真摯にインタビューに応じる好青年という印象で、ディーンとはかなり違うイメージ。演技力の高さがうかがえた。「撮影は肉体的に大変だが、アクションは大好き」だと語っていたジェンセン。身長194cmのジャレッド・パダレッキといると小さく見えてしまうが、ジェンセンも186cmという高身長。モデル並みの美しさが眩しかった!
アザゼルは倒したものの、地獄の扉が開いた際に大量の悪魔や悪霊が放たれてしまい、その影響で悪魔による恐ろしい事件が頻発する。ディーンとサムはハンター仲間のボビーと協力しながら、1つ1つ事件を解決していく一方、サムは余命1年のディーンをどうにか救おうとしていた。サムは悪魔のルビーとも手を組むが、ディーンはルビーを信用しない。そんな中、悪魔の軍団を率いる強力な力を持ったリーダーの名前はリリスだと発覚。小さな女の子に憑依している白い目の悪魔リリスは、サムをライバル視し、ウィンチェスター兄弟の命を狙っている。ディーンの取引の契約の元締めもリリスであることが分かり、サムとディーン、そしてルビーはリリスを殺そうとするも失敗。ディーンは契約通り、地獄の猟犬に襲われて命を落とす。彼の魂は地獄をさまよい、酷い苦しみを味わう。
スパナチュ以外の出演作もホラー作品
映画出演の作品選びも似ている2人
「SUPERNATURAL」のウィンチェスター兄弟を演じ、世界中で大ブレイクしたジェンセン・アクレスとジャレッド・パダレッキ。ディーンとサムのキャラクターのイメージが強い彼らだが、2人とも2009年に、スパナチュ同様、怖い描写満載のホラー映画のリメイク作(それぞれ別の映画)に主演して話題を呼んだ。
「SUPERNATURAL」での人気が浸透していたからこそのキャスティングだと思うが、まるで示し合わせたような出演学のチョイスは、2人の仲の良さの現れ!
地獄に落ちたディーンは、天使カスティエルによって生き返る。カスティエルによるとディーンには、堕天使で地獄の王であるルシファーを止める神からの使命があるという。一方、ディーンがいなかった間、サムは悪魔のルビーと行動を共にし、彼女の血を飲んで超能力がパワーアップしていた。ディーンとボビーは、サムをルビーから引き離そうとする。
そんな折、ディーンとサムに腹違いの弟アダムがいることが分かるが、すでに食人鬼に襲われており、ディーンはアダムの肢体を火葬。預言者チャックがウィンチェスター兄弟の行動を夢で見て本を執筆する中、ついにサムがリリスを倒すが、それによってルシファーを復活させる最後の封印が解かれてしまう。
ルシファーが復活し、サムを器にしようとする。一方、ディーンはルシファーの兄であり大天使ミカエルの器に選ばれるが拒否。
悪魔(ルシファー)と天使(ミカエル)の最終決戦を何とかして止めたいウィンチェスター兄弟、ボビー、カスティエルたちは、ルシファーの死を臨悪魔クラウリーの協力を得てルシファーに挑むが、うまくいかない。ルシファーは悪魔を殺せるコルトでも死なないのだ。地獄の檻にルシファーを戻すしか方法がないと分かり、その檻を開けるには黙示録の四騎士の指輪が鍵になると知った兄弟は指輪を集める。
天使たちはアダムを生き返らせ、ディーンの代わりにミカエルの器にする。サムは自分がルシファーを地獄から出したのだから、戻すのも自分だと自ら器になり、指輪を使って地獄の檻を開け、ミカエルを道連れにして落ちていく。だが、その後すぐにサムは戻ってくる。
サムは死んだ祖父サミュエルと共に生き返るが、サムの魂は地獄の艦の中に置き去りにされたままだった。死の騎士によってサムに魂が戻るが、地獄の記憶はサムを苦しめる。天界では内戦が起き、カスティエルは大天使ラファエルに立ち向かうために、ディーンとサムには内緒で地獄の王となったクラウリーと手を組む。サムを生き返らせたのもカスティエルだった。カスティエルとクラウリーは力を強めるために煉獄の魂を集めようとするが、カスティエルは土壇場でクラウリーを裏切って煉獄の扉を開け、魂を独り占めにする。強大な力でラファエルを殺し、自分は神だ とディーン、サム、ボビーに宣言。逆らえば殺すと言い放つ。第4話はジェンンセン・アクレスの初監督エピソード。
ジャレッドとジェンセンが続けて結婚!
ミーシャはパパに!
2010年はスパナチュ・キャストにとって、とてもおめでたい年に。3月にジャレッド・パダレッキがジュヌヴィエーヴ・コルテーゼと結婚し、5月にジェンセン・アクレスがダニール・ハリスと結婚した。テキサス州のダラスで執り行われた結婚式で着た、ダニールのクラシックスタイルの白いストラップレスのウェディングドレス姿は美しく、注目を浴びた。また9月に、ミーシャ・コリンズには妻ヴィクトリア(2002年に結婚)との間に男児が誕生する。煉獄の魂を独占し、神だと名乗って暴走し始める天使カスティエルの素顔は、優しい夫、優しいパパだった!
煉獄の魂を取り込んだカスティエルの体から怪物リバイアサンが飛び出し、水を伝って大勢の人間を器にしていく。人間を食べ、退治法も分からない不死身と思われるリバイアサン。ディーン、サム、ボビーはリバイアサンのリーダーのディック・ローマンを倒そうと試みるが、逆にボビーが殺されてしまう。一方、地獄の記憶がよみがえり、ルシファーの幻覚に悩まされるサムは衰弱。ディーンは記憶を失っていたカスティエルと再会し、カスティエルはサムを治す。そんな中、ケビンという若者が預言者として選ばれ、ディーンとサムが入手した神の言葉が書かれた石板を解読する。リバイアサンの退治方法を知ったディーンたちは、カスティエルや悪魔のメグ、クラウリーらの協力を得てローマンを殺すが、ローマンの爆死と共にディーンとカスティエルは煉獄へ飛ばされてしまう。
2012〜2013年はベビーラッシュ!?
次々と子供が誕生する!
2012年3月に、ジャレッド・パダレッキとジュヌヴィエーヴに、第一子となる男児が誕生。2人には、2013年12月に2番目の息子も生まれている。2013年5月には、ジェンセン・アクレスとダニールに、第一子となる女児が誕生した。さらに、2012年9月には、ミーシャ・コリンズとヴィクトリアに、第二子となる女児が生まれた。「SUPERNATURAL」では、煉獄の怪物と命がけで戦ったり、展開から地上に天使が大量に落ちてきたりしていたが、ジェンセンもジャレッドもミーシャも結婚して子供を儲け、温かい家庭を築けて何よりだ。
ディーンは煉獄で一緒に怪物と戦ったバンパイアのベニーと絆を深める。ベニーを連れて生還するが、カスティエルは天使のナオミによって救い出される。その後、カスティエルはナオミに操られるものの、どうにか逃れ、天界の危機を救おうと誘う神の書記メタトロンと手を組む。
ケビンが解読した神の言葉が書かれた石板には、地獄の扉を永遠に閉める方法・3つの試練が書かれていた。サムは命がけで3つの試練に取り組むが、ディーンはサムが試練を終えたら死ぬと知って止める。
カスティエルは天界を救うために天の門を閉じる試練に挑戦。だが、メタトロンはカスティエルを騙して天界を追い出された復讐をしており、天から何千人もの天使が地上に落ちる。
試練のせいで衰弱し、死にそうになっているサム。メタトロンに恩寵を奪われ人間のようになってしまったカスティエルは助けに来られず、ディーンは現れた天使エゼキエルににサムを救ってもらう。エゼキエルはサムの中に入って彼を治すが、実はガドリエルという天界の牢獄にいた天使で、メタトロンの命令でケビンを殺してしまう。その後、カスティエルは自分を殺そうとした天使から恩寵を奪い、以前ほどの力は持てないがディーンとサムに協力する。
地獄の騎士アバドンを倒すという共通の目的でクラウリーと手を組むディーンは、アバドンを殺せる元始の剣を手に入れ、弟(アベル)殺しのカインの刻印を受け継ぐ。ディーンはアバドンを殺すが、メタトロンに殺される。だが、メタトロンは天界の牢獄に捕えられ、ディーンは悪魔のようになって復活する。
第17話はミーシャ・コリンズの初監督エピソード。
10周年を迎え、長寿番組となった「SUPERNATURAL」。テン・シーズンは“悪魔の章”となり、悪魔化したディーンや、狂暴化した悪魔の力が描かれる。全シーズンのラスト、悪魔の特徴である黒い目になってしまったディーンはクラウリーと行動を共にし、手が付けられないほど暴走する。どうにかして元の兄に戻ってほしいサムは、カスティエルに助けを求めるが、彼にはわずかな恩寵しかないため、力が弱り切っている上、メタトロンが起こした事態の収拾に追われていた。
テン・シーズンでは、第5話でシリーズ通算200話を迎える。また、クラウリー役のマーク・シェパードがレギュラーに昇格。ミーシャ・コリンズも続投している。
ディーンからカインの刻印が消されると同時に“ダークネス”が解き放たれる。それは人間のみならず、天界や地獄まで揺るがす恐怖の存在だった。アマラという女性として凄まじい勢いで成長していくダークネス。なぜかディーンは彼女と深いつながりを感じていた。クラウリーは自分の利益になると考えアマラを利用しようとするが、彼女はクラウリーの予想を超えた悪事を行う。
ディーンとサム、カスティエルはアマラに対抗する手段を探り、ルシファーならアマラを倒せると考えたカスティエルは自らルシファーの器となる。その案もうまくいかず、クラウリーやロウィーナ、メタトロンらの協力を得てもアマラに太刀打ちできない中、神が姿を現す。なんと神はチャックだった。アマラは神の姉で無事に姉弟は和解。平和が訪れると共に、ディーンへの贈りものとして母メアリーが復活する。
母メアリーを取り戻したディーン。だがサムは英国の賢人に捕まって拷問されていた。ディーンとメアリー、カスティエルはサムを救出するが、英国の賢人は米国のハンターを一掃しようとしていた。そうとも知らず、モンスターを退治してこの世を良くしようという同じ考えを持っていると思ったメアリーは、息子たちと離れて英国の賢人と一緒に狩りを続ける。一方、ルシファーはロックスターのヴィンス・ヴィンセントや米国大統領を器にするなどやりたい放題。大統領を器にした際に側近の女性ケリーと関係を持ち、ケリーは妊娠。大天使と人間の間に誕生するネフィリムには不安要素しかないと考えるディーンと、悪ではないかもしれないと訴えるサム。カスティエルがケリーを支える中、兄弟とメアリーは英国の賢人を倒し、クラウリーの力も借りてルシファー退治に奮闘するが失敗する。
ネフィリムであるジャックが誕生する際、別世界との裂け目ができるが、向こう側はボビーもケビンもいる“終末的な世界”だった。メアリーはルシファーと一緒にそこに残され、クラウリーは死に、カスティエルも失ったと沈み込むディーン。だがカスティエルは“虚無”という場所で目を覚まし、無事に戻って来る。ディーンはジャックが危険な存在だと考えるが、サムは基地で彼を教育し面倒を見る。ディーンもジャックを認めつつあったが、ジャックはみんなを危ない目に遭わせたくないと言って姿を消す。
終末的な世界で凶暴バージョンのミカエルに出くわすも、こちら側に戻ったルシファー、天使たち、地獄の王子アスモデウス率いる悪魔がジャックを探す中、ウィンチェスター兄弟とカスティエルはジャックを保護しようと奔走。果たしてジャックの行方は?ネフィリムの影響力とは…?
ミカエルはルシファーを殺した後もディーンの体を乗っ取ったまま残虐行為を繰り返す。ディーンは強い意思でミカエルを封じ込めるが、自分の死でしかミカエルを抑え続けられないと知る。どうにかしてディーンを救う方法を探すサム。一方、サムは“終末的な世界”から連れてきた人たちと狩りをするためにリーダーとなり、カスティエルは力を失ったジャックの父親代わりとして彼の面倒を見る。サムもディーンもカスティエル同様、ジャックが息子のような存在になっていた。そんな中、ディーンとサムはタイムリープのおかげで死んだ父ジョンと再会。母メアリーも一緒に束の間の家族団らんを楽しむ。ジャックは紆余曲折の末、力を取り戻すが、魂を失って暴走。神チャックが姿を現すが、いとも簡単にジャックを始末した上、地獄から大量の魂を放出してしまう。