医者を志し、イケメン婚約者メイジャーとは結婚間近、幸せな将来が約束されていたリヴ。しかし船上パーティーでゾンビウイルスに感染したことで、すべてが一変してしまう。ゾンビとして生きる宿命を背負った彼女は検視官になり、遺体解剖室で人生をリスタート。ここで入手した脳みそを食欲のままに食べることで理性が保たれ、被害者の記憶まで見えるようになったリヴは、この能力を活かして刑事バビノーの犯罪捜査に協力。良き理解者である同僚のラヴィに支えられながら、新たな人生を歩んでいた。
リヴをゾンビにしたブレインが経営する精肉店で起きたミート・キュート殺人事件で、ゾンビであることを恋人や友人に知られ、隠し事がなくなったリヴは、ゾンビライフを満喫しはじめる。恋愛を楽しむ余裕も生まれ、ミュージシャン志望のロマンチストの彼や、犯罪歴のあるアブナイ男まで、色々なゾンビとの恋愛を経験。そんな中でも、元婚約者メイジャーのことが忘れられない気持ちもあり...。ふたりが結ばれる日はやってくるのか!?
一方、リヴのため治療薬の開発に励んでいたラヴィは、研究の過程でゾンビ化にはエナジ ードリンク“マックス・レイジャー”が関わっていることを突き止める。そして、生産会社の社長ヴォ―ンが秘密裏に、とある計画を進めていることが明らかに。その計画の実験台として、地下に閉じ込められていたゾンビを救うべく、リヴたちはパーティーに潜入。救出作戦は困難を極めたが、そこには予期していなかった援軍が待っていた。果たして彼らは何者なのか?
急展開を迎えるサード・シーズンは、セカンド・シーズンのラストで衝撃の結末となった、マックス・レイジャー・パーティーの直後からはじまる。リヴたちを危機的状況から救い、混乱した事態を収拾した援軍を指揮する謎の女性の正体、そしてゾンビの将来を描いた知られざる計画、次々と明らかになる新事実にリヴたちは驚きを隠せずにいた。
謎の女性は、人間がゾンビの存在を知る日を“Dデー/Discovery Day:発見の日”と呼び、人々が混乱に陥った事態にも対処できるよう、完全武装したゾンビの軍隊を組織。同時に「シアトルはゾンビ国家の首都になる」と宣言し、ゾンビ・アイランドの建設も進めていた。しかし、彼女の計画を陰謀論者が狂わせる。彼らは多数の被害者が出た“マックス・レイジャー大量殺人事件”を取り上げ、ラジオや掲示板で「ゾンビはこの世にいる」と発信しはじめたのだ。緊張感が高まる最中、ゾンビの家族が殺害される事件が発生。ゾンビと人間の全面戦争になりかねないこの事件を、バビノーとリヴで捜査することになる。そして、ラヴィはゾンビ狩りを阻止するため、陰謀論者のアジトに潜入するのだった。
その頃メイジャーは、第一治療薬の副作用で再びゾンビになったことで、弱体化しはじめていた。命を救うためにできることはただ一つ、第二治療薬を打つこと。しかし一足先に第二治療薬を接種したブレインによって、記憶喪失という副作用があることがわかっていた。記憶をなくして人間として生き延びるか、記憶をそのままにゾンビとして弱り果てるのか。果たしてメイジャーはどちらの道を選ぶのか?
「iゾンビ」名物のひとつ、リヴの七変化。数えきれないほどの脳みそを食べてきたリヴと、その人格の変化を見てきた友人たちは、さすがに扱いにも慣れてきた様子!?これまでも官能小説家や自称スーパーヒーローなど個性豊かな人格を継いできたリヴだが、サード・シーズンではさらにバージョンアップ。
SMの女王の脳みそを食べたリヴは、お仕置き大好きゾンビに。いつもより過激なヴィジョンで捜査を手伝うことになったリヴは少々お疲れ気味かと思いきや、意外と乗り気!?Sっ気の強い尋問は隠れMの男性たちの心を刺激し、スムーズに事件解決!?
仕事に好影響の人格もあれば、悪影響が出る場合も。ゴシップ好きの人格のせいで、思いもよらぬ恨みを買ってしまったり、パーティーのことで頭がいっぱいなDJの人格では、家は散らかり放題、遅刻を連発、仕事まで忘れる始末...。このだらしなさには、さすがのラヴィもお手上げ。そんなラヴィとの友情を取り戻すために一役買った人格は...、RPGのダンジョンマスター!ダンジョンマスターとはRPGの審判役のこと。オタク青年の脳みそを食べたリヴは、オタクのラヴィと意気投合し大盛り上がり。遊んでいるのも捜査のうち!?
その他、女たらしの保育士や悟りを開いた禅導師、過激スタントマンやラヴィの元上司まで、これまで見たことのないリヴが盛りだくさん!華麗なるリヴの七変化から目が離せない!