
堕天使の物語はフィフス・シーズンに突入。魅力的でカリスマ性のあるイケメン悪魔、地獄の主ルシファー・モーニングスターは自身の王国を捨て、煌びやかなロサンゼルスの街で敏腕刑事のクロエ・デッカーと犯罪者を捕まえることを楽しんでいる。ますます見逃せない展開が待ち受けているフィフス・シーズンでは、数々の秘密が暴かれるだろう。ルシファーは劇的な帰還を果たし、クロエは恋愛について考え直す。エラはついに素敵な男性を見つけ、アメナディエルは父親であることにようやく慣れる。シーズン前半、ルシファーが地獄に戻っている間に、ルシファーの双子の弟ミカエルが地上での悪魔の地位をこっそり乗っ取ったため、ルシファーは地上に戻り、ミカエルが引き起こした数々の問題に立ち向かわなければならなくなる。そして、クロエに対する彼自身の感情とも向き合うこととなり、当初からファンが問い続けてきたこの疑問についに答えを出すだろう。“2人は付き合うの? 付き合わないの?”

「Lucifer」とは、もともとラテン語で光をもたらす者という意味。悪魔・堕天使の名として使われ、堕天使の長であるサタンの別名でもある。実はキリスト教の教父たちは、「ルシファー」を悪魔の固有名詞としてでなく、悪魔の堕落前の天使の名前として用いていた。ルシファーは元々全天使の長であり、天使たちの中で最も美しい大天使であった。

ルシファーが経営する高級ナイトクラブ「LUX(ラックス)」。「ラックス」はラテン語で「光」を意味する語から取られたもので、今では光の単位としても一般的に知られている。同じくラテン語で”光をもたらす者”という意味を持つルシファーが、自分の経営するナイトクラブに名付ける名前として、これほど最適なものはないだろう。

本作の舞台は、世界第3位の経済都市ロサンゼルス。「Los Angeles」という都市名はスペイン語のlos angeles、すなわち「天使」を意味するangel(アンヘル)の複数形angelesに、男性複数定冠詞losを前置したものに由来する。英語に直訳すると「the angels」で、まさに悪魔・堕天使ルシファーが舞い降りて活躍するに相応しい街なのだ。