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    DIVORCE/ディボース<ファースト・シーズン>

    見どころ 見どころ

    第1章 「DIVORCE/ディボース」へのプロローグ

    ザ!NYガール!
    SATCで描かれたキャリーのあれこれ
    1998年から2004年にかけて放送された全6シリーズからなるガールズドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」。世界の中心とも言われる大都市、ニューヨークに生きる30代独身女性の生活を描いた斬新なストーリーとハイブランドファッションが話題を呼び、今もなお“女性のバイブル”として影響を与えています。
    主人公はサラ・ジェシカ・パーカー演じるキャリー・ブラッドショー。恋愛に関する様々な疑問や問題を世に投げかけるコラムニスト。華やかな友人を多く持ち、男性との出会いには困らないものの、未だシングル。クローゼットにはパンパンに服が詰まっているのに着る服がない!と嘆いたり、元カレのことがなかなか忘れられず悩む姿を見ればわかるように、実は彼女はどこにでもいる一人の女性。少し憧れの存在だけど等身大。それが「セックス・アンド・ザ・シティ」で描かれたキャリーなのです。
    3つの顔を持つフランシスに見る
    現代のNYレディスタイル
    ふたりの子を持つ母としてNYの中心地で働きながら、夢を捨てきれずにいるフランシス。郊外に真っ白な大きな家を構え、その生活は一見順風満帆。しかし子供は反抗期を迎え、夫婦仲も良好とはいえず、様々な悩みを抱えています。そんな彼女が人生の輝きを託すかのように持ち続けている夢がアート・ギャラリーのオーナーになること。しかし家計のことを考えると今一歩踏み出すことができず...
    母、妻、そして仕事を持つ自立した一人の女性、フランシス。このような女性はNYに多いのだとか。彼女たちが毎日を効率よく過ごすための秘訣は3つの顔をうまく切り替えること。そんなNYレディの特徴がフランシスのワードローブにも見ることができます。

    彼女のファッションを一言で表すなら“マンハッタン・ヴィンテージ”。クローゼットにはシンプルで上品、そして着心地の良い服が並びます。
    「セックス・アンド・ザ・シティ」のキャリーは、ファッションに目がなく、鮮やかな色使いとおしゃれ上級者ならではの着こなしが得意。ショッピングは息をするくらい大切なこと。たとえ破産しようとも靴だけは譲れない!というほど靴にかける思いが強く、中でもマノロ・ブラニクがお気に入りでした。
    そんなキャリーとは対照的に、フランシスは派手で高価なよそいきの服はほとんどなく、シンプルな中に彼女らしさを表現した洗練されたスタイル。そんな彼女のファッションを格上げしているのがアクセサリー。といっても日替わりでゴージャスなジュエリーを付けているのではなく、普段使いできるターコイズなど、大人のフェミニンさを感じられるものをチョイスし、着回しの幅を広げています。

    衣装デザインを担当したのは『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』のアージュン・バーシン。映画界で活躍してきた彼がドラマでのスタイリングに挑戦したのが本作。
    心から落ち込んでいる時に服やアクセサリーをコロコロ変えたり、ショッピングに行ったりすることができるだろうか?離婚協議中に毎朝鏡をみて容姿を気にする余裕があるだろうか?など、彼女のキャラクターとファッションの繋がりが綿密に考えられています。
    本当に気に入ったひとつのものを大切に使い、どんな時でもおしゃれに少し気を使う。子育てとキャリアを両立しながらも、疲れ切った様子を感じさせない女性らしいファッションが現代のNYレディのスタイルのようですね。
    知っているようで意外と知らない、
    海外の離婚事情
    本作のテーマである“離婚”は国によって考え方やその過程に大きな違いがあります。日本では離婚届を提出することで成立する場合がほとんどですが、アメリカではより複雑なのだとか。
    本作のクリエイターシャロン・ホーガンは離婚を考えるカップルの複雑さだけではなく、弁護士や調停者、カウンセラーなど離婚を扱う産業にも興味を持ったそう。ここでは本作の舞台となっているアメリカの一般的な離婚までの流れをシンプルに見てみましょう。
    まずフランシスとロバートが夫婦の危機を乗り越えるため、とった行動はカウンセリングを受けること。日本ではあまり見慣れない光景ですが、アメリカではごく一般的。カウンセラーのいる場で夫婦の問題点を話し合うことによって夫婦関係を一から修復しようとするもの。効果がある夫婦もあれば、ない夫婦も...。
    カウンセリングに失敗し、離婚を進めることになった夫婦が次の手段としてとる行動が離婚調停。あくまでも目的は円満に離婚すること。財産を公平に分けるため調停委員が用意したガイドラインを読みながら話を進めます。顔を合わせながら進め、円満解決することが期待できる点がメリット。
    しかしお金が絡むと円満離婚モードから、とたんにバトル離婚モードになる場合も。
    フランシスやロバートのように、弁護士を雇い全面対決に発展し、裁判所へ離婚の申し立てをする流れとなります。親権、財産分与など話し合うべき問題は山積みで長期戦にもつれ込んでしまうことも...。そんなリアルな離婚事情が本作では描かれているのです。

    第2章 夫婦に潜む終わりの始まり

    フランシスとロバートが見落とした
    夫婦崩壊の落とし穴
    今、日本のみならず世界中で起きている熟年離婚。友人の50歳の誕生日パーティーでの強烈な出来事がきっかけとなり、離婚を切り出したフランシス。一見、突然の決意のように感じるかもしれませんが、ずっと以前から離婚の予兆はあったのです。フランシスとロバートが見落としていた離婚の原因とはなんだったのでしょうか―。
    1日の始まり、おはようの挨拶もなければ目を見て会話をすることもない2人。洗面所を独占しないでほしいと伝えるロバートに、目も向けずきく耳を持たないフランシス。興味を引こうと汚い言葉を使うロバートのデリカシーの無さに、フランシスが嫌悪感を抱いていることなど、彼は気づきもしないのでしょう。
    久しぶりのドライブに出た際には、ひとつの車内でふたつの相いれない感情が生まれることも。鼻唄をうたいながら気分よく運転するロバートと、得意げな彼への不快感とともに助手席に座るフランシス。我慢できなくなり突然音楽を切ってしまうフランシスにはロバートに対する気遣いなど全くありません。夫婦として顔を出した友人のパーティーでは、普段以上に相手の嫌なところが目につくもの。みんなでシェアするスタイルのチーズフォンデュに指を突っ込み、さらに汚れた指をウイスキーのグラスで洗う夫を、誰が自分のパートナーとして紹介したくなるでしょうか。親密な関係からほど遠くなってしまった夫婦。会話らしい会話もなく、思いやりにも欠ける関係性を今まで問題視していなかったフランシスとロバート。このとき既に崩壊がすぐそこまで迫っていたことにまだ気づかずにいました。自分を正当化し、相手を非難する。そんな日常の積み重ねがディボース(離婚)につながってしまうのかもしれません。
    これ本当にフィクション?
    誰でもひとつはあてはまる夫婦対立の火種とは
    日常の些細な出来事からすれ違いが生じ、歯車が噛み合わなくなったフランシスとロバートをはじめとする熟年夫婦たち。お互いの存在が当たり前になることで、相手を軽視する気持ちが火種となり、くすぶり続けていたのではないでしょうか。
    対立とは二つのものが反対の立場に立つこと。しかしロバートはフランシスに離婚の話を切り出されるまで、対立しているという自覚すらなかったのかもしれません。きちんと相手に向き合い、話し合いを重ねていたら、手遅れになる前に改善策が見つかったかもしれないのに...。
    離婚を進めるプロセスに至ってから表面化した対立は、どんな些細なこともいさかいのきっかけに。いたるところに地雷があるといっても過言ではありません。

    少し神経質になっている朝、うまくいっていない夫婦が相手をどう思うか?
    それは、ずばり“邪魔”。長々とメイクやヘアセットのためバスルームを占領している妻の存在は邪魔。朝食の準備を終え、子供を送り出し、自分の出社のためバタバタメイクしている時に細かいことで文句を言ってくる夫は邪魔。夜は夜で読書をしてゆっくりと眠りにつきたい妻と、リラックスできるお気に入りの歌を聴きながら眠りにつきたい夫は、互いに相手を邪魔と思うのです。

    いつからこんなに下品で子供みたいで女々しい無神経なおじさんになったんだろうと妻が思えば、いつからこんなにわがままで自己中心的で口うるさいおばさんになったんだろうと夫が思う。
    思わず目を背け、耳を塞ぎたくなるようなフランシスとロバートの結婚生活。頷きながら共感した部分もあれば、自分とは無縁だと思った部分もあるでしょう。しかし終わりの始まりは目に見えないもの。ほんの些細な不満の積み重なりが夫婦崩壊という爆弾に火をつける可能性は大いにあるのです。
    個々の違いを知れば修復可能?
    夫婦円満の糸口とは...
    これまでフランシスとロバート夫婦からディボースへとつながる様々な要因を見てきました。あまりドラマや映画では描かれてこなかったリアルな離婚までの道のりに、衝撃を受けたり、見ていて思い当たる節があるかもしれません。しかし、一方で本作を反面教師とする事で、離婚防止テキストとして活用する事もできるのです。
    離婚とは無縁の順風満帆な結婚生活を営む上で、重要なことは一体何なのでしょうか?それは個々の違いを受け入れること。特に男女はそもそも脳の構造が違うのだそう。脳の構造が違うのであれば、思考回路も得意分野も違って当たり前。
    交際当初は相手の魅力的な部分として捉えていた、自分と異なる部分。自分にないものを持っているからこそ惹かれ、もっと相手を知りたいと思い距離を縮めていく...
    しかしそれも長い時が経つにつれ、いつしか自分にないものを持つ相手は受け入れられないものと決めつけ、もはや敵のような存在に。
    そうならない為にも、自分の理想とは異なる相手の行動は誰のせいでもないと考え、相手の個性を尊重し受け入れること。
    そんな風にどーんと構え、個々の違いを認めた時に、離婚とは無縁の結婚生活になるのかもしれません。
    観る立場によって異なる楽しみ方ができる本作。時に不満のはけ口に、時に反面教師として、現代の夫婦白書「DIVORCE/ディボース」を楽しんでいただきたい。
    緊急企画!私はこう見た!「DIVORCE/ディボース」赤裸々座談会!
    離婚へいたるまでの長い道のりを綿密かつシニカルに描いた話題作「DIVORCE/ディボース」。あまりにもリアルな描かれ方に他人事とは思えず、見た後に何とも言えない感情に包まれる方がちらほら。リアルな感想が聞きたい!ということで企画されたディボース赤裸々座談会!
    今回は2人の既婚女性と、独身女性、既婚男性1名ずつに参加いただきました。男性劣勢かと思いきや意外とロバート支持の声も多かったり...。
    様々な年代、立場の方からリアルな感想をお聞かせいただきました。
    その中で見えてきたのは本作が問題作でありながら、円満な結婚生活のためのヒントがたくさん隠れているということ。
    赤裸々な座談会の模様をまるっとお届けいたします!

    Mちゃん  21歳未婚女性。交際1年ほどの彼氏をもつ。人材サービス
    Sさん  36歳既婚女性。2人の子をもつ。保育士
    Yさん  40歳既婚女性。2人の子をもつ。OL
    M氏  47歳既婚男性。3人の子をもつ。営業

    今回お集まりいただいた方の中に
    離婚経験者の方はいませんが、
    ディボースの危機を感じたことはありますか?

    Yさん: あります!喧嘩して、一人でも生きていけるし離婚してやる!って思う時もあるけど。ただ今のところ離婚届をもらいに行くまでにはならないかな(笑)子供がいるからリアルにならないのかも。だからフランシスたちも子供がいなかったらもっと早くに離婚してたんじゃないかなって思う。
    M氏: 子供いなかったら俺も3回は離婚してるかも(笑)それくらい子供の存在は大きい。感情的に離婚っていう考えが浮かんだとしても、冷静になってその後を考えると踏み出せないよ。
    Sさん: 私もいくらでもありますよ~。誰でも結婚したら行動に移さなくても頭の中で一回は思うと思う。小さいことで喧嘩してそれが続くと、もう相手と合わないのかな?って自信もなくなるし。

    結婚してない立場から見るとどうですか?

    Mちゃん: ロバートとフランシスは小さな嫌なことの積み重ねが爆発した典型かなって思う。その危険性は結婚に関係なくあることだと思うし、気をつけなきゃなと思いました。
    Sさん: けど付き合ってる時は、自分はそんな結婚生活とは無縁だと思うよね。
    Mちゃん: そうですね~。やっぱり別の物として見ちゃう。これは全ての人が通る道じゃないから大丈夫なんじゃない?って。

    泥沼離婚にもつれこむふたり、なぜこのような
    関係になってしまったのでしょうか?

    M氏: 長く一緒にいるうちにお互いの存在が当たり前になっちゃったことは大きいよね。
    Mちゃん: 目見て話さなかったりして、いつしかスキンシップとること忘れてたり。
    Yさん: 私は思いやりに欠ける行動が大きな理由だと思うな。
    Sさん: 相手を認めないのも良くない!フランシスはロバートを全然認めてあげないし、落ち込んでる時に慰めたり、頑張った時に褒めたりしなかったり...。
    Mちゃん: ロバートは素直じゃないし、皮肉屋ですよね。ザ・おじさんみたいな(笑)前は好きだった部分もフランシスはうっとおしくなってる。
    M氏: お互いのいい部分が見えなくなるというか、見ようとしなくなるんだね。

    離婚へのプロセスが描かれる中で
    リアルな場面が多くあったと思いますが、
    どの場面が印象に残りましたか?

    Mちゃん: 私はあのカウンセリングのシーンですね。男女の浮気の概念の違いがすごくわかりやすかったです。
    Yさん: 男性は肉体関係が女性にあった場合、女性は気持ちの上での浮気があった場合、許せないってイメージがあるけど、それがそのまま表れてたよね。
    Sさん: 私はロバートが教会に行っていたシーン!本当にびっくりした!
    Yさん: 途中からロバートは変わったよね。色々なことに配慮できるようになった。暴言はかないように努力したり、自分がつらくても彼女を祝福したり。

    ズバリ!あなたはロバートとフランシス、
    どちらに感情移入しましたか?

    Sさん: 一家の大黒柱であるべきなのに、家族のこととか考えないで事業に手だしたり、自分の趣味を優先したりするロバートは本当にイライラする(笑)
    Mちゃん: サラ・ジェシカ・パーカーの魅力にはかなわないです!やっぱりステキ♪
    Yさん: 私もロバートのことすごく嫌なんだけど、同時にすごく可哀想だとも思う(笑)
    Mちゃん: 自暴自棄になる姿を見て、感情的になりすぎって思ったけどそれもしょうがないのかなって同情しちゃった。
    Sさん: あたしも最初ロバート嫌な人だなって印象だったけど、見ていくうちにだんだんロバート派になってた(笑)
    M氏: つまらない冗談いうし、フランシスへの配慮が足りなかったけど、彼女のことまだ好きだったと思う。だから話しかけても答えてくれないと寂しいし、怒りも爆発するし。
    Sさん: 好きだから、いちいち報告するしね。子供みたいだけどかわいいかも(笑)
    M氏: それにロバート孤独だよね。男は仕事でプライドを持ったりするから、そこでダメだったときに誰にも悩み言えないのは可哀想だなって思うけど、男ってそういうとこあるなって共感した。
    Yさん: ロバートが唯一心を許してる人はフランシスだけだったかもしれないよね。
    Sさん: その唯一の相手さえ失うなんて辛すぎる...
    M氏: ロバートすごい!どんどん株が上がってる!(笑)

    本作を見てディボース回避のため
    参考になったところは?

    M氏: 感謝の気持ちを伝えたり、褒める場を設けることは大切ってことかな。
    Mちゃん: フランシスも伝えられてれば、こうはならなかっただろう!って場面ありましたよね。
    M氏: あった!男的には「頑張ったね」って褒めてもらえるのはやる気につながるし。
    Sさん: 褒めることが大切って結婚して何年もたってからじゃなきゃ気がつけないと思う。けどこれを観ればわかるから、すごい近道で得した気分(笑)
    Mちゃん: すごくいいこと聞いた気がする!
    Yさん: このドラマを観てると普段は気づけないことがいっぱいあったし、勉強になったからそういう視点で見るのもいいかも。
    M氏: ディボース、ある意味で問題作だね(笑)これを起点にバトルが始まる場合もあるだろうし、逆に夫婦の絆が深まる場合もあるね。互いに分かってほしいって期待しないで、もはや違う生き物だって思ってスタートすればいいんじゃない?
    Yさん: そういえば、「夫は犬だと思えばいい。」って本あったよね(笑)
    M氏: 犬って(笑)
    Sさん: ヒントもいっぱいありますよね。あたしニックのセリフが名言だと思ってて。「幸せな結婚生活を送るのはほぼ不可能に近い。けれども私たちは味方になって戦おう」って。これが大きな夫婦円満のヒントなんじゃない?
    M氏: 実情をわかってて結婚するのと、そうでないのとでは大きく違うだろうから、結婚にかかわる全ての人は見ておいていいかもね。

    まだまだ終わりそうにない座談会ですが、今回はひとまずこれにて。
    やはり男女に関わる話だと話題が尽きないですね。
    次回はセカンド・シーズンでお会いしましょう!?

    各シーズンの詳細

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