正義は稲妻のごとし 閃光を散らし、BLACK LIGHTNINGが再び立ち上がる!
真実を暴き、正義をもたらすヒーロー“ブラックライトニング”愛する町に蘇る!
100(ワンハンドレッド)勢力拡大!
崩壊寸前のフリーランド
恐怖による支配を目指すギャング100(ワンハンドレッド)が勢力を強めるフリーランドでは、平和を訴える市民の罪のない命が奪われていた。かつて、悪と戦いフリーランドを守っていた“ブラックライトニング”は、9年前に姿を消したまま…。
ブラックライトニングの正体はジェファーソン・ピアース。フリーランドに残された唯一の希望であるガーフィールド高校の校長を務める彼は、人望も厚く、大きな影響力を持つ町の名士として知られていた。電流を操ることができる能力を活かし、ブラックライトニングとして自警活動を行っていたが、愛する家族のために引退。以来、校長としてフリーランドを守っていた。
ある日、100(ワンハンドレッド)の一味による誘拐事件が発生。その被害者はなんとジェファーソンの娘たちだった。究極の選択に迫られたジェファーソンは、ブラックライトニングとして愛娘たちを救うことを決断する。フリーランドに蘇ったブラックライトニング。しかし、消えたはずのヒーローの復活は、思いもよらない影響を及ぼすのだった。
消えたヒーロー 雷と稲妻をまとい復活!
雨の中、雷と稲妻をまとい見事復活を遂げた“ブラックライトニング”。彼の能力は電流を操ること。閃光を散らすパンチや青光りの手綱で、次々と敵を倒してゆく。しかしなぜ彼はこのような能力を持つことになったのか。なぜブラックライトニングとして活動を始めたのか…。
謎の鍵を握るのはピーター・ギャンビ。表向きは仕立屋のオーナーだが、12歳の頃からジェファーソンを知るギャンビは、ブラックライトニングの生みの親であり、能力の研究、武器の開発、そして作戦の計画まで一手に担っていた。スーツ店の地下を基地として提供し、ブラックライトニングの自警活動に欠かせないギャンビだが、誰にも明かせずにいる過去があった。
そんな二人に立ちはだかるのは、ギャング集団100(ワンハンドレッド)を仕切るトビアス・ホエール。フリーランドの脅威であり、ブラックライトニングが復讐を誓った凶悪犯だ。一度決着がついたかのように思われた因縁の闘いは、9年のブランクを経て再熱するのだった。
家族を想う父 人々を想う校長
それがブラックライトニング
ブラックライトニングことジェファーソン・ピアースはもうひとつの異名を持つ。その名も“黒いイエス”。彼が校長を務めるガーフィールド高校の卒業率は90%台にのぼり、フリーランドに希望を与えていた。同志として誰にでも分け隔てなく接し、言葉によって光へと導く姿勢こそ“黒いイエス”と呼ばれる理由。校長という肩書を超えて人々を想い、人々に慕われている。
そんな彼も家へ帰れば年頃の娘に悩まされる父。一つ屋根の下で暮らしていても、女心を理解できずに苦しんでいる。居心地のいい家、愛する娘たち、ただひとつ足りないのは、愛する元妻リンの存在。ブラックライトニングとして活動するジェファーソンの身を案じ、精神をすり減らす生活に限界を感じて離れていったリン。この時、愛する家族のために、ブラックライトニングは引退を決意したのだった。それから9年。願っていた平穏な日々を取り戻しはじめたピアース家に大きな試練が待ち受ける。
危機迫るフリーランド 光と闇が衝突する
すべては選択だ
-宿命を背負ったチーム・ピアース
フリーランドの人々から厚い信頼を得ているジェファーソン・ピアース。校長として慕われる父の姿を見て長女アニッサと次女ジェニファーは成長してきた。アニッサは医学生でありながら高校で週3回臨時講師も務める知性派。一方次女ジェニファーはガーフィールド高校陸上部に所属し、エースとして活躍する体育会系。性格は対照的だが、姉妹揃って使命感と正義感の強さを受け継いでいる。そして人間離れしたパワーも…。
誘拐事件での恐怖が引き金となり、アニッサの能力が覚醒。元から活動家だった彼女は自身の力で自警活動を開始する。一方メタヒューマンの血はジェニファーにも受け継がれていた。女子高生として普通の生活を送ってきたジェニファーに、大きな決断の時が迫る。
そんな娘たちの母として、ジェファーソンの元妻として、ピアース家に愛をもたらしてきた科学者のリン。ブラックライトニングの苦悩を目の当たりにし、娘たちを危険から守るため引退を後押しした彼女は、娘たちの能力の覚醒、夫の復帰をどのように受け止めるのか…。ピアース家の能力を神の恵みと捉えるか、家族崩壊を導く毒と捉えるか…、ひとつの選択がチーム・ピアースの運命を変えることになる。
電流野郎はこの世にいらない
-犯罪組織100(ワンハンドレッド)
恐怖と人々の理性を奪うドラッグによって町を支配しようとする100(ワンハンドレッド)。
100(ワンハンドレッド)を指揮するのは冷酷非道な極悪人トビアス・ホエール。アルビノ(色素欠乏症)を理由に恵まれない幼少時代を過ごした彼は、市議会議員になるが、汚職がばれて職を失うと、裏社会で暗躍。正気を失った暗殺者シオナイドとジョーイ・トレドを従えてフリーランドを意のままに牛耳っていた。そして真の権力者レディ・イヴから100(ワンハンドレッド)の統括を任せられるように。しかし彼女の裏にもまた強大な権力が見え隠れする…。
悪人たちの思惑が交錯する中、町では“グリーンライト”という強力なドラッグが出回り、その脅威はガーフィールド高校にも忍び寄るのだった。
敵を倒すには危険を冒せ
-フリーランドの闘う人々
100(ワンハンドレッド)とグリーンライトの脅威が侵食するフリーランドでは、誰もが皆、選択を迫られていた。非暴力によって平和を取り戻そうとするホルト牧師、生徒を守るため過激な行動から距離を置く教頭カーラ・ファウディ。ひとりひとりが様々な思いを抱きながら、ブラックライトニングの復活に思いを寄せていた。ただひとり、ビル・ヘンダーソンを除いて…。
ビルはフリーランド警察勤続23年目の警視。正義感が強く、ジェファーソンと共にフリーランドの平和のため尽力してきた。彼にとって法を無視して悪人を捕らえるブラックライトニングはヒーローではなく自警主義者。凶悪犯罪が増える元凶にすぎなかった。しかし100(ワンハンドレッド)の影響は警察内部にも及び、汚職刑事が増加。見渡す限り敵だらけの状況で、はたしてビルは警察の誇りを守ることはできるのか。
その他、娘を100(ワンハンドレッド)に誘拐されたラワンダや期待を背負った陸上のスター選手カリル、ジェファーソンの友人ツー・ビットや教え子ララなど、混沌と化したフリーランドに翻弄される人々。愛すべき町の未来はいかに!
話題度稲妻級!ブラックライトニングのスパーク・ポイント
DCコミックス「ブラックライトニング」を初めて実写化するにあたり、話題性抜群のキャスティングが実現。ブラックライトニングことジェファーソン・ピアースを演じるのはクレス・ウィリアムズ。47歳で初めてヒーローを演じた。
トビアス・ホエール役にラッパーのマーヴィン・“クロンドン”・ジョーンズ3世を起用したことも話題に。原作の設定であるアルビノのアフリカ系アメリカ人という特徴を満たし、印象的な声と高い演技力で存在感を残したクロンドン。早くも人気アメコミヴィランの仲間入りを果たしつつある。
その他、リン役のクリスティーン・アダムスやギャンビ役のジェームズ・レマーといった実力派俳優陣が脇を固め、アニッサ役のナフェッサ・ウィリアムズやジェニファー役のチャイナ・アン・マクレインなど期待の若手俳優が大活躍。バラエティに富んだ豪華俳優陣がスーパーヒーロードラマ史に新たな歴史を刻む。
トニー・イザベラとトレバー・ボン・エーデンによって生み出されたDCコミックス「ブラックライトニング」。40年の時を経て映像化を果たした本作で、二人は脚本も担当している。そして近年のDCドラマを一手に担うグレッグ・バーランティも製作総指揮として参加。これまで「THE FLASH / フラッシュ」「ARROW / アロー」「SUPERGIRL/スーパーガール」といったDC作品を手掛けてきたバーランティが携わる新たな作品ということで、世界中のDCファン、アメコミファンから熱い視線が送られている。
米批評サイト“Rotten Tomatoes”では満足度96%を記録。日本でも配信開始日にワード“ブラックライトニング”がTwitterのトレンド入りを果たした。シーズン2も製作され、今後もブラックライトニングの勢いは止まりそうにない。
本作を語る上で欠かすことができないのが音楽。ヒップ・ホップからR&Bまで様々なジャンルのブラックミュージックが全編を彩る。
音楽を担当したスタッフは作曲や選曲の際、ジェファーソン・ピアースとブラックライトニングの二面性を音楽で表現することを意識したそう。登場人物ごとのテーマ曲にもこだわりが詰まっており、一度聴くだけで強く印象に残るはずだ。
“Black Lightning is back”というリリックが余韻を残す主題歌は、ラッパーのGodHollyが担当。第8話では本人役で出演を果たしているのでこちらも見逃せない。
ブラックミュージックへの愛が散りばめられている本作には、音楽関係者が多数出演。ソロ活動の他、スヌープ・ドッグなどへの楽曲提供でも知られるトビアス役クロンドン。『ディセンダント』シリーズなどディズニー・チャンネル作品に出演し、歌唱力が高く評価されているジェニファー役チャイナ。グラミー賞常連“ネオ・ソウルの女王”という異名をもつレディ・イヴ役ジル・スコットなど、表現力豊かなキャストたちの演技とブラックミュージックが本作を盛り上げる。