「ヴァンパイア・ダイアリーズ」のスピンオフ作品として誕生した「オリジナルズ」も、いよいよ最終章に突入。前シーズンでは、クラウスとヘイリーの娘ホープの体からホロウを追い出すために、ホロウの闇の魔力を4つのかけらに分けて体内に宿し、今後は決して交わらぬよう“とこしえの誓い”を立て、離れ離れに生きる決断をしたマイケルソン兄弟。クラウスは一人姿を消し、コールはタヴィーナの元へ去り、レベッカを追ってマルセルも町を出た。そして、家族との決別の悲しみに耐えきれず、記憶を消すことを選んだイライジャだった...。
あれから7年。平和な日々が続いていたニューオーリンズに再び災いが忍び寄る。“ある悲劇”をきっかけに激化して行く種族間バトル。邪悪な闇の力を体内に宿したまま、再びフレンチクオーターに戻ることになってしまったマイケルソン兄弟。激しいバトルの行く末に彼らが下した決断とは...。シリーズファイナルとなる今シーズンの結末は見逃せない。
今シーズンは、クラウスたちが町を去った7年後から始まる。ヴィンセントとジョシュが異種族間をまとめあげ、7年間、フレンチクオーターにもつかぬ間の平和が続いていた。ヘイリーとフレイヤは幼かったホープが立派なティーンエイジャーに成長するのを見守っていた。マルセルとレベッカはニューヨークに暮らし、記憶を失ったイライジャはフランスにいた。永遠に交わらない“とこしえの誓い”により、すべての危険は封じ込められているかに見えた。だが、ある些細な出来事をきっかけに、小さな悲劇が大きな火種となり、そこから平穏な日々が破られていく。
新たな敵の登場で激化する、宿年の種族間バトル。さらには、敵とのバトルにより生じた“ある悲劇”をきっかけに、マイケルソン兄弟のあいだにも愛憎渦巻くバトルが勃発してしまう。数百年の時を経た因縁と怨嗟が生み出す壮大なストーリーと激しいバトルシーンはもちろん、それぞれの人間模様が生み出すサイドストーリーも見どころのひとつ。果たして、フレンチクオーター全体に降りかかる史上最大の厄災から最愛の存在を守ることができるのか!?バトルの末に彼らが辿り着いた結末とは!?

あれから7年。小さな子供だったホープも15歳の美少女に成長していた。キャロラインが作った超自然的な力を持った子供たちのための寄宿舎で、思春期の少女らしく楽しく暮らすホープ。だがその一方で、自分のために家族が離れ離れになった“とこしえの誓い”の存在を知らされず、父クラウスに会えない寂しさに心を痛めていた。
ホープ役を演じるのは、『ワンダー 君は太陽』に出演し、一躍注目を集めたダニエル・ローズ・ラッセル。15歳のいたいけな少女であると同時に、人狼、魔女、ヴァンパイア...すべての種族の血を継ぐ、強力な魔力を持つ複雑な存在でもあるホープ。そんなホープの愛らしさと未知のパワーを持つ存在であることの、相反する要素を見事に体現している。クライマックスに向けて次々と襲いかかる困難。ホープがもたらすのは、果たして破滅か、希望か――
マイケルソン兄弟の、そしてフレンチクオーターの運命やいかに!?
クラウスをはじめ、魅力的なキャラクターが多いことで人気の「オリジナルズ」。ファイナルとなる今シーズンにも魅力あふれるキャラクターが勢揃い。ホープのロマンスのお相手ローマン(ジェディディア・グッドエイカー)や、ヘイリーと友達以上恋人未満な関係になるデクラン(トランス・クームズ)をはじめ、記憶を失ったイライジャに寄り添うアントワネット、ヴィンセントが心を寄せる魔女など、新たな美男美女キャラが続々と登場。彼らとの慕情が物語に厚みを持たせている。親となり、大人になったクラウスやヘイリーの成長ぶりにも胸が熱くなる。
また、キャロラインやタヴィーナ、クラウスたちの父マイケルなど懐かしのキャラクターたちも再登場!カーテンコールのような、フィナーレにふさわしい心にくい演出の数々は、いつまでもファンの心に残り続けるだろう。個性豊かなキャラクターたちが選んだ、それぞれの結末にご注目を。