恋、友情、ライバル、宿敵...
雷が変えたバリーの運命を電光石火のスピードで振り返る!
幼い頃、謎の“黄色い男”に母を殺されたバリー・アレンは、心優しき刑事ジョー・ウェストに引き取られ、ジョーの娘アイリスと姉弟同様に育てられた。成長しセントラル・シティ警察の科学捜査官となったバリーは、天才科学者ハリソン・ウェルズ率いる STARラボにおいて発生した粒子加速器爆発事故に巻き込まれ大量のダークマターを浴び、光速に近いスピードで走ることのできるメタヒューマン“フラッシュ”となった。そしてジョー刑事やラボ職員のシスコ、ケイトリンらとチーム・フラッシュを結成し、宿敵の“黄色い男”ことイオバード・ソーンを倒すのだった。
イオバード・ソーンとの時空を超越した超高速バトルは、時空に亀裂“特異点”を発生させ、並行世界“アース2”から凶悪なメタヒューマンが続々と現れる結果となる。
それを裏で操っていたのは、“アース1”の乗っ取りを目論む“ズーム”。戦いには勝利したものの、愛する者たちを失い、精神の安定を失ったバリーは、過去へ戻り母を救出。歴史を書き換え、自分だけの心の平穏を手にする。自分勝手な望みが多くの人の人生を変えてしまったことに後悔したバリーは、再び“母を殺される”ことにより歴史を戻そうとする。しかしそれがさらなる混乱を生み、新しい時間軸フラッシュポイントを発生させてしまうのだった。フラッシュポイントにより出現した強敵”アルケミー”や”サビター”に苦戦しながらも戦いに勝利したが、光速パワーの供給源である異次元世界スピードフォースのバランスが崩壊し、地球滅亡の危機に。バリーは自分がスピードフォースへ入ることで、世界を救うことを決意するが...。
デヴォーの計画によって誕生した12体のメタヒューマン。その中にバリー・アレンと因縁をもつ男がいた。かつてバリーが新人捜査官だった時の先輩ラルフ・ディブニーは、事件解決のために証拠捏造を行い、汚職警官として職を失った。そして汚れ仕事専門の私立探偵となり、デヴォーの計画の駒として選ばれる。大量のダークマターを浴びラルフが得た特殊能力は、ゴムのように伸縮自在の体。バリーとの過去の確執を乗り越えチーム・フラッシュの一員となったものの、ラルフには向き合わなければならない自分自身の問題があった。はたしてラルフは、バリーの“真のバディ”になることはできるのか?ユーモラかつ繊細なラルフを演じるハートリー・ソーヤーの演技にも注目だ。フォース・シーズンで女性ヴィランとして新登場するのが、細かい刃のような金属片を操るメタヒューマン“アミュネット”。その性格は残忍でぶっ飛んでいて、さながら女版ジョーカーのよう。その魅力に引き込まれること間違いない。
そして、もうひとりの注目すべき新登場キャラは、超コワモテのメタヒューマン“狩人”ブリーチャー。娘ジプシーを可愛いがるあまり、彼氏であるシスコが娘に相応しい男かどうか“命がけの狩りゲーム”で試そうとする、宇宙一過激で過保護なパパだ。そんな愛すべき凶悪キャラを演じるのは、ハリウッド“最恐のコワモテ”と“最強の経歴”を誇る俳優ダニー・トレホ。そのルックスを活かし悪役俳優として膨大な数の作品に出演しているトレホは、十代後半から二十代前半のほとんどを少年院や刑務所で過ごしたというガチな経歴の持ち主。現在は非常に温厚な性格で知られるトレホだが、怒らせたら間違いなくハリウッド最凶の男だろう。