舞台は核戦争から数千年後の地球。そこには4つの国(ランド)が存在し、様々な種族が住んでいた。
かつてドルイドの魔術の力を借りて魔物を結界の外へと封じ込めたエルフ族は、結界を守る生命の樹エルクリスの護衛として、7名の“選ばれし者”を任命していた。魔物戦争から数千年が経ったある日、導かれるようにアーボロンの血を引く王女アンバリーが選ばれし者のひとりになる。それは壮絶な戦いが幕を開ける前兆だったのだ。この日を境にエルクリスは弱体化し、魔物の象徴である深紅の葉が枯れ落ちるようになる。黒魔法に心酔したダグダ・モーアが魔物を率いて再び蘇ろうとしているとわかったドルイドのアラノンは、エルクリスを救うため、運命の導きの通り、3人の若者を集めた。4つの国(ランド)の守り人であるシャナラ家の末裔ウィルと、盗賊団の一味として生活していたエレトリア、そしてアンバリー。地球の希望を託された異種族の若者3人は、4つの国(ランド)を魔物の手から守るため、運命の旅に出たのだった。
それぞれが定められた運命に従い魔物を倒し、再び結界を築くことができたエルクリス。
しかし魔物との戦いで村は崩壊し、アーボロンの王となったアンダー国王は再建や財政不足に頭を悩ませていた。さらに伝説として囁かれていた魔法の存在が現実のものになり、魔物の存在を目の当たりにした人々の恐怖や不安が、村の統一を長期化させていた。魔法根絶の声が高まる中、リガ将軍率いる組織クリムゾンが魔法の使い手を捕らえ、勢力を広めていた。魔法の全てが記された古文書“パラノー”を消滅させるだけではなく、魔法使いも抹殺しようとするリガ将軍。治療師になるためストーア・ロックにいたウィルはクリムゾンの使者に命を狙われるが、マレスと名乗る謎の女性によって助けられる。
一方、過去への復讐の念を燃やしていたバンドンは、闇の王の復活に向けて動き出していた。ウィルの叔父を人質にとり、アラノンをおびき寄せるバンドン。ウィルは、バンドンの導き方を誤ったと責任を感じているアラノンと共に、叔父を助けるため、そして闇の王の復活を阻止するため、再び冒険に出る。新たな仲間、そして新たな旅路。手遅れになる前に4つの国(ランド)を再び守ることはできるのか。
4つの国(ランド)とはシャナラ・クロニクルズの舞台となる架空の世界。東西南北4つの国から成る。
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トロールのホームランド。多くのノーム族が住む。闇の王の基地であるスカル・キングダムがある。
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人間のホームランド。ウィルの父シェイとシェイの兄フリックが育った日蔭谷がある。また、タムリン女王が統治するリー王国がある。リー王国は銀色川の水源で魔法の源である、天の泉のダムを有している。
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ドワーフとノームのホームタウン。ドワーフとノームは長い間領地をめぐって争いを続けてきた。かつてはノームの砦であったが、今はクリムゾンに占領され、リガ将軍の作戦基地となっているグレイマークがある。また治療師の聖地ストーア・ロックもある。
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エルフのホームランド。北側に首都アーボロンがある。最も安全な避難所ウィルダランもある。
魔法の使い手であり、歴史に通じる賢者。4つの国(ランド)の中心に位置する山奥の砦パラノーを拠点としている。ドルイドの任務は全ての種族の知識を集め、4つの国を保全すること。種族・性別問わずドルイドになることができるが、誰もがなれるわけではない。魔術は使い手の強さが影響し、睡眠をとることで力が回復する。数百年生きることもある。
伝説の一族シャナラ家。4つの国(ランド)を命がけで守るのが使命。魔力を持ち、エルフの石とシャナラの剣が先祖代々受け継がれている。
米国のファンタジー作家テリー・ブルックスの処女作にして、累計発行部数2,600万部を記録する大ベストセラーとなった「シャナラ」シリーズ。「ハリー・ポッター」や「指輪物語」と並ぶ壮大なSFファンタジー・アドベンチャーが豪華スタッフの手によってドラマ化された。斬新な世界観と色彩に富んだ映像美で多くのファンを獲得したファースト・シーズン。セカンド・シーズンでは放送局を、より幅広い世代から支持を得ているSPIKE TVに移し、より壮大な世界観に仕上がっている。
製作総指揮は『アイアンマン』シリーズのジョン・ファヴローと『ミュータント・タートルズ』のジョナサン・リーベスマンが続投。さらに企画・製作総指揮に『スパイダーマン2』のアルフレッド・ガフ&マイルズ・ミラーが参加し、ドラマ史上稀に見る豪華スタッフが集結。キャストにはオン・オフ共に注目を集めるオースティン・バトラーやギレルモ・デル・トロ監督の映画『パンズ・ラビリンス』で主演を務めたイヴァナ・バケロに加えて、「THE FLASH/フラッシュ」のマレス・ジョーや「リバーデイル」のヴァネッサ・モーガンが新キャラクターとして参加。アメコミに携わってきたスタッフ・キャストが作り出すSFアドベンチャーのセカンド・シーズンに期待が集まる。