白バイ野郎ジョン&パンチ<フィフス・シーズン>

POINT

痛快コンビがまたまた大暴れ!

『白バイ野郎ジョン&パンチ<フィフス・シーズン>』の見どころはここだ!

『白バイ野郎ジョン&パンチ』は、カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール(原題の“CHiPs”は組織の略称)セントラル分署に勤務する“白バイ野郎”たちの活躍を描いたドラマだ。
どこまでも続く広々とした道路を颯爽と走る自動車やバイク、カリフォルニアの美しいビーチと青い空、最先端のテクノロジーやカルチャー、そしてほとんど水着姿同然で街を歩く女性たち...。こんな眩しい光景がブラウン管に映し出されたのだから、昭和の日本人には堪らない。80年代のカリフォルニアブームと相まって、日本でも多くのファンを獲得した。この作品がその後の日本の警察ドラマに大きな影響を与えたことは言うまでもない。

ハイウェイ・パトロールって何する人たち?

舞台となるロサンゼルスには、警察機関が大きく分けて2つある。1つはロス市警(LAPD)。多くのドラマや映画にも出てくるお馴染みの組織で、日本で言う都道府県警にあたる。
そしてもう1つが、我らがジョン&パンチの所属するカリフォルニア・ハイウェイ・パトロール(CHP)だ。“白バイ野郎”と名付けられているから、その任務も日本の白バイ隊員と同じだと思ってはいけない。CHPは交通警察という機能だけでなく、市や郡をまたいだ犯罪捜査も担当するのだ。
カリフォルニアは広い(日本の面積よりも広い)。都市部にはLAPDのような市警察もあるが、州内には強い警察組織がない地域も多い。町と町を結ぶハイウェイ上など無法地帯にもなり兼ねない。そんな状況下でCHPは誕生した。

ハイウェイの安全はおれ達にお任せ!我らがジョン&パンチとCHiPsお馴染みの仲間たち ハイウェイの安全はおれ達にお任せ!我らがジョン&パンチとCHiPsお馴染みの仲間たち

ジョン・ベイカー(ラリー・ウィルコックス) 声:田中秀幸

ワイオミングの農場育ちでベトナム帰還兵。馬、オートバイ、自動車、水上バイク、小型飛行機など、あらゆる乗り物を乗りこなす。温厚で爽やか、真面目で几帳面。誰からも信頼される模範的な警察官。不良だったパンチを更生させ、この世界に導いた良き兄貴分でもある。
長い付き合いの彼女(モデル)がいるが、フィフス・シーズンでは大富豪の娘に惚れられて、結婚&転職まで考えてしまう場面も。

フランク・パンチョレロ(エリック・エストラーダ) 声:古川登志夫

女好きだけどどこか憎めない陽気なプエルトリカン。若い頃はスラムのギャング団に所属していたが、バイクの腕をジョンに買われCHPにスカウトされる。警察官になってもトラブルばかり起こすが、ジョンに支えられながら、人生に目的を見いだせない生活から抜け出してゆく。
特技は、ラテンダンスと空手。フィフス・シーズンでもセクシーなダンスと激しい空手アクションは健在。男性ストリップダンサーに間違われてしまう回は抱腹絶倒モノ。
当初はトレーラーハウスに住んでいたが、今ではハーバービューのアパートメント(プール付き)で美女たちに囲まれて生活している。フィフス・シーズンは、そんな美女たちとのドラマも描かれているのが見どころの一つだ。

CHPの面々

ギトレア部長(ロバート・パイン)声:嶋俊介
CHPセントラル分署の責任者。白バイ隊員の良き上司であるが、現場と上層部の間に挟まれ、いつも苦労が絶えない。家族思いの良き父親でもある。
アーティ(ポール・リンク)声:キートン山田
空気の読めない言動で煙たがられることもあるが、天然ボケと愛嬌たっぷりの白バイ隊員。甘いものに目が無く、ややぽっちゃり体型。
バリー・バリクザー(ブロディ・グリア)声:塩沢兼人
真面目で正義感の強いCHP隊員。パトカー担当。当シリーズでは、かつての恋人とも再会する。
ジェベディア・ターナー(マイケル・ドーン)声:郷里大輔
いつも笑顔を絶やさずフレンドリーな隊員。いつも場を和ませる。パトカー担当。
ボニー・クラーク(ランディ・オークス)声:水沢有美
美しいブロンドヘアがトレードマークの女性隊員。手話が得意。
ハーラン・アーリス(ロウ・ワグナー)声:小野丈夫
CHPのメカニック担当。いつも白衣姿で、最新の科学技術や自身が開発したマシンを自慢する。
スティーブ・マクリーシュ(ブルース・ジェンナー)
イケメンでマッチョな白バイ隊員。伝説のバイク乗りの兄と、不良チームに憧れる弟をもつ。

フィフス・シーズン最大の見どころは、やっぱりこの人! フィフス・シーズン最大の見どころは、やっぱりこの人!

フィフス・シーズンも見どころの多い“ジョン&パンチ”。そんな中でも最大の話題といえば“新顔”白バイ野郎のスティーブ・マクリーシュの登場だろう。

諸事情により数話出演が出来なくなったパンチに代わり、ジョンの相棒を見事に務めている。その甘いマスクだけでなく、鍛え抜かれたマッチョな体と、大型バイクを巧みに乗りこなす身体能力は、只者ではないことを印象付ける。

それもそのはず、スティーブ・マクリーシュを演じるブルース・ジェンナーは、“キング・オブ・アスリート”と呼ばれる十種競技の元世界王者。1976年のモントリオール五輪に出場し、世界新記録で金メダルを獲得した。この五輪でアメリカは、準地元にも関わらず大苦戦をした。お家芸ともいえる陸上競技で、男女合わせて金メダル6つと不振に喘いだのだ。そんな中、“東の選手”を圧倒したジェンナーの存在はまさに国民的英雄そのものであった。

現役引退後、俳優業や自動車レースの世界に転身したジェンナー。白バイ隊員という役柄は、まさに適役とも言えよう。

しかしジェンナーの“顔”は、“金メダリスト・俳優・カーレーサー”だけではない。あの全米一のお騒がせセレブファミリー“カーダシアン家”の人気テレビ番組に出演。美人モデルとして活躍する娘たちの“パパ”としても活躍。そして全米に衝撃を与えた性転換宣言を経て、現在はケイトリン・ジェンナーとして活動している。

“男性俳優”ブルース・ジェンナーの映像は、なかなか日本では見ることができない。そのあたりもフィフス・シーズンの注目ポイントだろう。

その他にも、ジョンパンチが育成担当した“女白バイ野郎コンビ”が刑事に出世して事件解決にあたるストーリー、豪華客船を舞台に繰り広げられるスタント合戦、パンチと聴覚障害女性との淡い恋物語、秘密裏に結成された警察の特殊忍者部隊の異色のストーリーなどなど、盛りだくさんのフィフス・シーズン。警察ドラマ史上屈指の痛快コンビによる活躍の数々を、どうぞお見逃しなく!

各シーズンの詳細

  • ファースト・シーズン
  • セカンド・シーズン
  • サード・シーズン
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