未解決凶悪犯罪、通称“コールドケース”を扱う捜査チームの活躍を描き、アメリカで全シーズンの平均視聴者数が1,000万人を超える大人気ドラマ「コールドケース」。その日本版として2016年に「連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~」、2018年には第2シーズンと、大ヒットシリーズの制作と放送を手掛けたWOWOWが2020年12月より開局30周年記念作品として放送した待望の第3シーズンが早くも登場。
神奈川県警捜査一課でチームを牽引する主人公の女性刑事・石川百合役の吉田羊をはじめ、永山絢斗、滝藤賢一、光石研、三浦友和らのレギュラーメンバーが再結集。チームの結束力はさらに高まり、闇に葬られた事件の真実が次々と明らかになる。加えて今まで語られることのなかった個々の物語にも注目だ。そして本作の大きな見どころである超豪華ゲストの登場だが、今回も人気若手キャストから実力派キャストまでみごとに名を連ね、捜査一課メンバーと激しい競演を繰り広げる。また第1話と第2話はシリーズ初の試みとなる前後編で制作され、衝撃的なラストで第1話が幕を閉じる。すべてがパワーアップした世界最高峰のハイクオリティー・クライムサスペンスから目が離せない。
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- シーズン2
- シーズン3
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#1 閉ざされた声
1996年、19歳の工藤順一(吉沢亮)が「お父さん、僕は自由です」と書かれた手紙を胸に自宅前で絶命。当時、捜査は難航し、未解決事件となった。そして現在。神奈川県警・捜査一課の刑事、石川百合(吉田羊)のもとに外国人女性が訪ねてきて、「1996年に殺人を見た」と告白。百合は、課長代理の本木(三浦友和)、立川(滝藤賢一)、金子(光石研)と、異動間もない高木(永山絢斗)と共に、新たな証拠を求め捜査を始める。
#2 記憶
2015年、鶴見区にあるアパートの窓から母子が転落。6歳の娘は即死。母親の比嘉ひとみ(仲里依紗)は一命を取り留めたものの昏睡状態に陥った。玄関のドアは押し破られ、事件直後にアパートから駆け出す南米系の男の姿も目撃されていたため、強盗による犯行の線で捜査が進められたが、進展しないまま未解決となった。しかし、それから1年。奇跡的に母親が目を覚ましたことをきっかけに、事件は再び動き出す。
#3 冤罪
1995年8月。神戸地方検察庁の検事、西尾智人(筒井道隆)が、300キロ以上離れた横浜で刺殺された。西尾は当時、未曾有の災害であった阪神淡路大震災の復興ボランティアとして被災地を訪れていた女子大生が、避難所で暮らす17歳の不良少年によって殺害された事件を担当していた。あれから21年。西尾の妻が今になって亡き夫に横領の容疑が掛けられたことに疑問を抱き、本木のもとを訪れる。
#4 オリオン
2004年6月。神奈川県郊外にあるコンビニに務める小川理紗(東加奈子)は、夫からのDVに苦しんでいた。彼女は娘に、もしもパパが来たらカウンターに隠れなさいと言ったまま失踪。それから12年経った2016年。鳥獣保護区の森から首なし死体が見つかる。その死体は捜索願が出されていた小川理紗であった。さらに同じ場所で8体の首なし死体が発見される。前代未聞の猟奇的殺人を目の当たりにし、百合たちの緊張が高まる。
#5 プール
捜査一課に「プラン」と書かれた紙が届く。紙には「開央学院」とあり、「1無視、2ご褒美、3秘密、4テスト、5エスカレート、6破壊」、「2012年7月16日内藤貴一」と記されていた。開央学院は全寮制エリート男子校で、創立から今まで殺人事件などは起きていなかった。しかし、2012年7月16日、教師の内藤貴一(堀部圭亮)が泥酔状態で溺死する事故が起きていた。百合たちは、「プラン」の情報をもとに捜査を始める。
#6 恋文
1950年8月、横浜本牧のチャブ屋で韓国人女性、コ・スジョン(門脇麦)の死体が発見された。死因は暴行された後の窒息死。彼女はアメリカ占領軍兵士相手の売春宿で働き、行きずりの客に殺害されたと推測されていたが、犯人は特定できず未解決となった。それから66年、スジョンの孫である金井美紀(酒井美紀)が、母の遺品の中に祖母の手紙を発見。手紙には、「ミルクマンが私を壊さなければよいのに」と記されていた。
#7 同窓会
1997年、名門女子中学校に通う少女が、郊外の池で体中にバツ印を書かれた状態で遺体となって発見された。それから19年。同じ場所で、同様にバツ印が書かれた女性の遺体が発見された。そんな矢先、女性を殺害したと供述する男(成河)が逮捕された。その男は、19年前に遺体となって発見された少女と同じ中学に通っていた瀬谷聖(中村ゆり)の兄であった。男は、19年前の少女殺害は否定したが、ある秘密を語り始め…。
#8 ミレニアム
誰もが浮かれていた1999年大みそかの夜。ミレニアムの花火が打ちあがった瞬間、妻と親友たちとのカウントダウンパーティを後にした柏原隆介(山口馬木也)がひき逃げ事故で死亡した。それから16年。断酒会に通う女性がミレニアムの夜、飲酒運転で人をはねたと告白。百合たちは事件の関連性を捜査するために、被害者の妻、真由美(奥菜恵)を訪れた。真由美は被害者の親友である三島武司(眞島秀和)と再婚していた。
#9 約束
神奈川県内で3人の男女児童の箱詰め死体遺棄事件が起こる。百合たちは本木の指示により、46年前に起きた、本件と類似した未解決事件を再捜査することに。森の中で身元不明少年の箱詰め遺体が発見されたこの事件は、当時、世間を震撼させた。そんなとき、捜査一課に差出人不明のトランクが届く。中には46年前の身元不明少年の情報提供願いのビラと写真が入っていた。写真には、『聖母・子供の家』という文字が写っていて…
#FINAL 黒い森
郊外にたたずむ屋敷の庭から9つの頭蓋骨が発見される。百合は、頭蓋骨の眼窩に嵌められたガラス玉を見て、2ヶ月前、連続殺人事件の容疑者でありながら証拠不十分で釈放され、行方をくらませた赤松(ユースケ・サンタマリア)を思い浮かべる。30年前この屋敷で射殺されたのは、赤松の母親、静子(篠原ゆき子)であった。頭蓋骨が皆、母親が殺された部屋を見上げていることに違和感を覚える百合。そんなとき、1本の電話が…
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#1 学生運動
とある大学の敷地から白骨遺体が掘り起こされる。被害者は1971年に起きた、学生と機動隊が激しく衝突した横須賀暴動に参戦していた橋本誠司(吉村界人)だと分かる。その後、捜査一課の石川百合(吉田 羊)のもとに橋本の娘が訪れ、父親とおぼしき人物から毎年送金を受けていたと告白。本木(三浦友和)らは、送金用の封筒にある外国の消印に着目。国外滞在期間が30年以上あるため時効不成立の可能性が浮上し、捜査を始める。
(WOWOWオリジナルエピソード)
#2 名前のない殺人者
残業中の百合のもとに、ある男(宮藤官九郎)が訪ねてくる。男は22年前に高校生を生き埋めにして殺したと告白し、凶器のシャベルを提示。調べてみると、1996年、17歳だった佐伯慎一(森永悠希)が生き埋めにされ殺されていたことが分かる。シャベルには慎一以外の新しい血も付いていたことから、さらなる被害者がいることが判明。男は新たな犯行は今夜起こしたと話す。タイムリミットが迫る中、百合たちと男の攻防戦が始まる。
#3 PKO
2007年、イラク派遣中の事故で足が不自由となった自衛官の野々宮一希(萩原聖人)の妻・恵理(矢田亜希子)がビルから転落死した。そして現在、息子の広志(西山 潤)が捜査一課を訪れ、遺品の中からフリージャーナリスト大野司の名刺を発見し、事件当日に母と会っていたのではないか、と言う。大野は当時、PKOのイラク派遣から戻った自衛官が何人か自殺した件を取材していた。捜査一課の面々は、転落死の背景に何か大きな闇を感じるが…。
オリジナルエピソード
season2 #14「ヴァレンタイン」
1969年。フィッシュタウンで、エリーという女性が絞殺される。第一容疑者の恋人ウォーレンは、事件直後カナダへ渡り、その後消息不明。だが時が経ち、父の死を知ったウォーレンが地元に戻ったことを掴んだリリーらは、再捜査を開始した。だが、当のウォーレンは、エリーが殺されたことを知らないという…。
season3 #8「英雄」
1973年、ベトナム戦争を生き抜いた英雄カールが、銃弾を受けて死亡。捕虜として5年間の拷問に耐え、やっと帰還した7ヵ月後の出来事だった。未解決事件となっていたが、麻薬課のミラー刑事が別の事件を捜査しているとき、カールにつながる手がかりを発見する!
#4 執行
ある日、神奈川県警の現職警官が、証拠のもみ消し等の不祥事が明るみに出たことで自殺。同じ頃、金子(光石 研)に刑務官の寺山(佐藤浩市)から連絡が入る。寺山は、1997年に幼い兄弟が殺された事件の犯人であり死刑囚の荻原(吉岡秀隆)の教育担当になったという。実はこの事件は自殺した警官が担当し、金子も携わっていた。未だに荻原は犯行を否定。寺山は最後の希望を金子に託し、金子はひとり捜査を開始するのだが…。
#5 指輪
捜査一課に銀行強盗が発生したとの連絡が入る。犯行に使われた拳銃の銃弾は、2004年に未解決事件となった、四葉銀行での銀行強盗殺人事件で使われたものと線条痕が一致。当時の被害者は銀行員の廣瀬亜紀(平岩 紙)。本件も14年前と同じく3人での犯行だったとの情報を得て、百合たちは再捜査へ乗り出す。被害者の後輩行員(松本若菜)に話を聞くと、事件当時、融資の相談をしに来た荻野朔太郎(田中 圭)という男の存在が浮かび上がり…。
#6 バブル
本木が若かりし頃、初めて逮捕した暴力団の構成員・金村 敦(奥田瑛二)が刑務所から30年ぶりに出所し、本木のもとへあいさつに訪れる。1988年、バブル景気がピークだった頃、暴力団の抗争で敵の幹部を殺害した金村は塀の中へ。そんな金村には心から愛した女、クラブ歌手の進藤マリア(水崎綾女)がいたが、彼が服役中だった1995年に何者かに殺害され未解決事件となっていた。本木は金村のことを案じ、再捜査に乗り出すが…。
(WOWOWオリジナルエピソード)
#7 光と影
2008年。役者を志したひとりの青年・神林イサム(井上芳雄)が小劇場演劇の本番当日、何者かに刺殺された。当時、通り魔事件と思われたが、凶器が見つからず迷宮入りしていた。そして現在、凶器と思われる包丁が舞台で使用予定だった棚の中から発見された。包丁からは複数の指紋が検出され、劇団員全員に容疑が掛けられる。百合たちは再捜査を開始するが、嫉妬と欲望にまみれた嘘が次々と浮かび上がり、捜査は困難に陥る。
#8 17歳の母
ルーズソックスとミニスカートで街を闊歩する女子高校生が溢れ返っていた1996年。男子高校生・杉田武史(坂東龍汰)がひき逃げ事故で死亡した。彼の恋人、皆本美姫(山田杏奈)はその日、彼との間にできた赤ん坊を出産し、その場から逃げ去っていた。それから23年。産み捨てられた美姫の娘・凛(木竜麻生)のもとに、本当の父親と名乗る人物から謎のメールが届く。百合たちは、当時の関係者を訪ねることに。
#9 シベリアの涙
1954年。第一線で活躍していた女性新聞記者・藤沢智世(成海璃子)が水死体で発見された。当時はひったくり事件として処理されたが、65年後、彼女が遺したとされるメモが発見され、そこにはマリーという人物宛てに「やっぱり私は許せない」と記されていた。時を同じくして、智世の元同僚で世界的に有名な小説家・マリ浅井(水野久美)が帰国していることを知り、百合は事件と何かつながりがあるのでは、と会いに行くが…。
#FINAL 真犯人
2017年、リストラによる精神的な負担により、父親が一家心中を図るという事件が起きた。奇跡的に助かった長女の莉子(松本穂香)が目を覚ましたとき、彼女は事件の記憶をすべて失っていた。しかし、ある日、莉子の記憶が徐々によみがえり始め、百合と高木(永山絢斗)は彼女の入院先の警察病院を訪れる。彼女は目の前で父親が殺された瞬間を思い出していた。つまり、犯人は別にいる――。そう確信した百合は、捜査を開始する。
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#1 鼓動(前編)
小児性犯罪の前科者がビルから突き落とされるという事件が発生し、石川百合(吉田 羊)たちは現場に急行する。遺体の衣服に残された携帯電話に、9年前に自分の息子を殺害した罪で逮捕され服役を終えた日向秀樹(江口洋介)から着信が入る。秀樹は冤罪を訴え、息子を殺した犯人を捜し続けると言い、さらなる殺害を予告する。殺された秀樹の息子は、臓器移植法改正後、心臓移植で命を救われた奇跡の子として世間で注目された子どもであった。
(season4 #19 「自転車」 + WOWOWオリジナル脚本)
#2 鼓動(後編)
日向秀樹の息子・大樹の担任教師で、性犯罪の前科がある黒崎(岡部たかし)が殺害される。事件現場に高木信次郎(永山絢斗)が居合わせたことに対し、捜査一課の面々は疑念を抱く。9年前の事件の捜査を続けると、大樹に心臓を提供した子・光の担当医が事件後に自殺していたことが判明する。光の父・諸星要司(緒形直人)がドナー家族のルールを破り、レシピエントである大樹を捜し当て、会いに行っていたことが分かり――。
(season4 #19 「自転車」 + WOWOWオリジナル脚本)
#3 女優
工事現場で白骨遺体が発見され、遺体は60年前に失踪した新人俳優・野口雅之(泉澤祐希)であることが判明する。雅之の弟は、兄が交際していた銀幕の大スターであった女優・貴船美沙(有村架純)を「絶対に許さない」と失踪前日に言っていたと証言。素行が悪かった雅之の失踪には、さまざまな臆測が飛び交ったが、弟は美沙が兄を殺したのではないかと疑っていた。百合は60年ぶりに映画界に戻ってきた美沙(松原智恵子)を訪ねる。
(WOWOWオリジナル脚本)
#4 オルゴール
スポーツクラブで爆発が起きる。焼け跡からオルゴール形爆弾のシリンダーの破片が発見され、2年前の電機店爆破事件と同一犯である可能性が浮上する。シリンダーの購入履歴から高原 浩(仲村トオル)の名が捜査線上に挙がり家宅捜索すると、爆発の被害者たちに加え、さらなる標的と思われる人物の写真が置かれていた。連続爆破事件を阻止すべく、標的とみられる当麻 渉(音尾琢真)を訪ねるが、2人の意外なつながりが判明して――。
#5 夜のドライブ
2019年、弁護士の久保沙織(織田梨沙)が婚約パーティーの最中にさらわれ行方不明となる。事件の容疑者である身元不明の男・鈴木和也(松澤 匠)を長野県警から神奈川県警まで連行することになった百合と高木。車内では鈴木が言葉巧みに百合たちを惑わせる。鈴木が沙織を誘拐した日のことを告白し始めた矢先、同時に捜査を進めていた金子(光石 研)たちが、横須賀の空き家から腐敗した遺体を発見し――。
#6 壁の女たちへ
大学から通報があり、百合たちが駆け付けると「平山陽介はレイプ犯」という落書きがされていた。平山(赤楚衛二)は25年前にキャンパス内で、何者かに殺害された大学のスターだった。再捜査を進めると、殺人事件の少し前に、平山が加害者とされるレイプの被害相談があったことが分かる。被害者の牧村美里(山口紗弥加)を訪ねるが、捜査への協力は拒否される。その後、美里以外にも多数の被害者がいたことが明らかになり――。
#7 思い出の渚
死後数十年経過した少女の骨が、橋のたもとで見つかる。死因とは異なる骨折の痕が複数見つかり、虐待の可能性が浮上する。当時の担当医師は、50年以上前にチャイナドレスを着た母親(黒木 華)が娘を連れて診察に来たが、娘への暴力をやめられず困っていたと証言。復顔画像を公開すると、少女を知っているという記者・田島 岬(中島ひろ子)が捜査一課を訪ねてきて、少女そっくりの写真を取り出し、「この子は私」だと言うのだった。
#8 汚名
ある夜、百合の留守番電話に「俺は人を殺しちまったかもしれない」というメッセージを残し、立川(滝藤賢一)が姿を消す。ここ最近、様子がおかしかった立川は、かつて担当した放火事件を調べ直していたという。それは無職の灰原拓郎(竹原ピストル)が離婚の逆恨みから自宅に火をつけ、息子2人を焼死させたという事件だった。事件から5年たった現在、拓郎が無実を主張し、刑務所で自殺したことから事件は一転する――。
#9 故郷
1997年、元中国残留孤児で団地住人の大川竜雄(侯偉)が、何者かに殺害された。そして現在、当時同じ団地の住人で事件の目撃者でもあった川村恭介(梨本謙次郎)が、「大川さん、すまなかった」と意味深な言葉を残して死去したと、娘の琴美(原田佳奈)が捜査一課を訪ねてきて告白する。百合たちが当時の団地の住人たちに聞き込みを進めると、大川という男性がいかに過酷な人生を生きたのかということを思い知る。
(WOWOWオリジナル脚本)
#FINAL 母の条件
死んだ娘に瓜二つの少女を見かけたと、パニックを起こした女性・菱田千鶴(神野三鈴)が捜査一課を訪ねてくる。当時の捜査資料によると、娘の雅(北 香那)は水死体で発見され、行方不明となっていた雅の娘・ミクと共に無理心中したと判断されていた。雅が死ぬ直前まで過ごした母子保護施設の代表である大野律子(富田靖子)に話を聞くと、当時雅はミクに対して虐待行為をしていたことが分かる。この事件に対し、百合は強い嫌悪感を抱くが――。
(season5 #18「幻」+オリジナル)