JASON STATHAM(Jonas Taylor)
ジェイソン・ステイサム(ジョナス・テイラー)
パンチのきいたアクション映画で知られる国際的スター。近作には、「ワイルド・スピード」シリーズの最新作で世界的大ヒット作『ワイルド・スピード ICE BREAK』(17/監督:F・ゲイリー・グレイ)などがある。2015年よりこのシリーズに正式に参加し、ジェイムズ・ワン監督の『ワイルド・スピード SKY MISSION』からデッカード・ショウを演じている。アクションコメディ『SPY/スパイ』(15・未/監督:ポール・フェイグ、共演:メリッサ・マッカーシー)ではコメディの演技を評価され、放送映画批評家協会賞にノミネートされた。
英シドナムに生まれ、飛び込み競技のトップ選手のひとりとして英ナショナル・ダイビング・チームのメンバーとなり、世界第12位の成績を残している。ロンドンにある有名なクリスタル・パレス国立スポーツセンターで訓練中に、映画のスタッフとカメラマンの注目を集め、その結果、新しい才能を追求することにつながった。
いろいろあった末に、ガイ・リッチー監督に紹介され、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(98)のベーコン役に配役され、俳優として映画デビューを飾った。再びリッチー監督とチームを組み、『スナッチ』(00/共演:ブラッド・ピット、ベニチオ・デル・トロ)に出演。02年には、フランス映画界の巨匠リュック・ベッソンの『トランスポーター』(02)で主人公フランク・マーティンを演じた。次に、69年の大ヒット作をリメイクした『ミニミニ大作戦』(03/監督:F・ゲイリー・グレイ)に出演、また、『トランスポーター2』(05)とその続編『トランスポーター3 アンリミテッド』(08)、『アドレナリン』(06)とその続編『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』(09)にも主演している。
ほかの出演作品には、高評価を得た『バンク・ジョブ』(08/監督:ロジャー・ドナルドソン)、『デス・レース』(08)、シルベスター・スタローンと共演した「エクスペンダブルズ」シリーズ(10, 12, 14)、『メカニック』(11)とその続編『メカニック:ワールドミッション』(16)、『ブリッツ』『キラー・エリート』(共に11)、『SAFE/セイフ』(12/監督:ボアズ・イェーキン)、スティーブン・ナイトの監督デビュー作『ハミングバード』(13)、タイトルロールを演じた『PARKER/パーカー』(13/監督:テイラー・ハックフォード、共演:ジェニファー・ロペス)、『バトルフロント』(13)、『ワイルドカード』(15)などがある。
LI BINGBING(Suyin)
リー・ビンビン(スーイン)
『The Knot』(06)の演技で百花賞最優秀女優賞、『The Message』(09)で第46回金馬奨最優秀女優賞、『魔界戦記 ~雪の精と闇のクリスタル~』(15)の演技で第3回ロンドン国際中国語映画祭の最優秀女優賞など、数多くの賞に輝く中国の人気女優である。
米中合作のアクションアドベンチャー『ドラゴン・キングダム』(08/共演:ジャッキー・チェン、ジェット・リー)の演技で国際的な注目を集めた。また、ウェイン・ワン監督のドラマ『Snow Flower and the Secret Fan』(11)にも主演。アメリカでは、アクションホラー『バイオハザードV:リトリビューション』(12)とSFアクション『トランスフォーマー/ロストエイジ』(14)で演じた役でよく知られている。後者は世界中で11億ドル以上の興行収益をあげ、14年のボックスオフィスで第1位となった。
また、多くの慈善事業に積極的にかかわっている。09年、環境に優しいライフスタイルを生きる人々を支援する慈善団体L.O.V.Eを立ち上げた。13年には、国連環境計画(UNEP)の親善大使として、その年のテーマ“野生動物の保護”を掲げ、国連アフリカ本部を訪れた。14年には、国連総会で演説した初めての中国人女性となった。
RAINN WILSON(Morris)
レイン・ウィルソン(モリス)
エミー賞ノミネート経験をもち、全米映画俳優組合(SAG)賞を受賞した俳優。キャリアを通してコメディやドラマで印象的でバラエティに富んだ役どころを演じ、成功を収めてきた。HBO放送のヒットシリーズ「シックス・フィート・アンダー」(01~05)で葬儀屋の助手アーサー・マーティンを演じ(03~05)、ブレイク。SAG賞ドラマシリーズ部門最優秀アンサンブル演技賞をキャストと分かち合った。
2013年、エミー賞受賞シリーズで、大成功を収めた9シーズンに出演した「ザ・オフィス」(05~13)を終了。このヒットシリーズで最も記憶に残るキャラクター、ドワイト・シュルートを演じ、風変わりな演技スタイルと役柄になりきる才能が認められ、お茶の間の人気を獲得した。このシリーズの演技で、3度エミー賞コメディシリーズ部門最優秀助演男優賞にノミネートされている。また、SAG賞では、コメディシリーズ部門の最優秀アンサンブル演技賞を2度受賞し、さらに5回、同部門にノミネートされている。
09年、ウェブサイトとYouTubeチャンネル、ソウルパンケーキを創立。このチャンネルは200万人以上のフォロワーと1億回以上の視聴を獲得している。ウェブサイトでは、芸術、科学、哲学といったテーマに取り組んでいる。サイトの延長として、10年に初めての著書「SoulPancake: Chew on Life's Big Questions」を出版し、「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラーリストに入った。15年11月10日、自叙伝「The Bassoon King: My Life in Art, Faith, and Idiocy」を発表し、ダットン社から出版された。
最近、シカゴのステッペンウルフ・シアター・カンパニーの「The Doppelgänger」に出演し、この舞台劇は18年4月5日から6月2日まで上演された。
17年、Netflixの犯罪ドラマ「美しい湖の底」(未/監督:オーレン・ウジエル)に出演。同年には、アニメ『スマーフ スマーフェットと秘密の大冒険』で悪役ガーガメルの声を演じた。
16年、オビー賞受賞歴をもつオリバー・バトラーが演出し、ゲッフェン・プレイハウスで上演された一人芝居「Thom Pain (based on nothing)」に出演。
TVでは、15年のFOXドラマシリーズ「クレイジー刑事 BACKSTROM」に主演し、製作も担当。型破りな特別捜査班を率いる刑事エヴェレット・バックストロームを演じた。
14年、風刺コメディ『ゾンビスクール!』でイライジャ・ウッドと共演し、15年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭でプレミア上映された『The Boy』(15)にも出演。
07年、ピーター・カッタネオ監督のコメディ『ROCKER 40歳のロック☆デビュー』(08・未)で落ちぶれたロックスターのロバート・“フィッシュ”・フィッシュマンを演じた。同年には、「サタデー・ナイト・ライブ」(75~)の1エピソードでホストを務めた。
05年に、自分の能力を超えたときにどう行動するのかを学ぶ難しさについて、寸劇と現代の道化ショーを組み合わせて描く短編『The New Bozena』で監督デビューを果たした。また、前述「ザ・オフィス」で、10年~12年の間に3エピソードを監督している。
『ギャラクシー・クエスト』(99)で映画デビューを飾り、次に、キャメロン・クロウ監督の称賛を浴びる『あの頃ペニー・レインと』(00)で実在の人物「ローリング・ストーン」誌の編集者デイビッド・フェルトンを演じた。ロブ・ゾンビ監督のホラー『マーダー・ライド・ショー』(03)の演技が、前述「ザ・オフィス」のプロデューサー、グレッグ・ダニエルズの目に留まった。そのほかの出演作品には、『バッドアス!』(03)、『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』(05/共演:マシュー・マコノヒー)、『Gガール 破壊的な彼女』(06/共演:ユマ・サーマン)、『JUNO/ジュノ』(07/共演:エレン・ペイジ)、アニメ『モンスターVSエイリアン』(09)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)、『スーパー!』(10/監督:ジェイムズ・ガン)などがある。
TVでは、「CSI: 科学捜査班(シーズン1)」(01)、「チャームド~魔女3姉妹(シーズン3)」(01)、「LAW & ORDER:性犯罪捜査班(シーズン4)」(02)、「名探偵モンク2」(03)、「アントラージュ★オレたちのハリウッド(シーズン2)」(05)、「NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル(シーズン1)」(05)、「Reno 911!(シーズン6)」(09)、ドウェイト・シュルートでカメオ出演した「ファミリー・ガイ(シーズン9)」(10)といったシリーズに出演している。
ニューヨーク大学の大学院演技課程で学びながらキャリアを追求し始めた。そののち、ブロードウェイに出演したり、アクティング・カンパニーと一緒にツアーしたりして数年間を過ごした。シェイクスピア劇に出演し、アメリカで最も有名なリージョナル・シアターのいくつかに参加し、演技を磨いた。
13年、妻であり、作家でもあるホリデー・ラインホーンとともに、ハイチに、落ちこぼれる恐れのある思春期の少女たちに芸術と文学の教育を提供する非営利団体リデ財団を共同創立した。
RUBY ROSE(Jaxx)
ルビー・ローズ(ジャックスリ)
ヒットシリーズ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」(13~)でブレイクし、視聴者の注目を浴びた。シリーズのシーズン3(15~16)にレギュラー出演し、キレやすいがカリスマ性があり、テイラー・シリングのキャラクターの目を引く女囚ステラ・カーリンを演じた。2016年、このシリーズのキャストとともに、全米映画俳優組合(SAG)賞コメディシリーズ部門最優秀アンサンブル演技賞を分かち合った。
16年から17年には3本のアクション映画に出演した。『バイオハザード:ザ・ファイナル』(16/監督:ポール・W・S・アンダーソン、共演:ミラ・ジョボビッチ、アリ・ラーター)、エクストリーム・スポーツのスーパースターがスパイになる「トリプルX」シリーズの第3弾『トリプルX:再起動』(17/監督:D・J・カルーソー、共演・ビン・ディーゼル)。『ジョン・ウィック:チャプター2』(17/監督:チャド・スタエルスキ、共演:キアヌ・リーブス、コモン、イアン・マクシェーン)である。また、『Pitch Perfect 3』(17)にも出演している。
そのほかの出演作品には、トロント映画祭でプレミア上映されたインディ系作品『Around the Block』(13/共演:クリスティナ・リッチ)などがある。また、アニメアドベンチャー『Sheep & Wolves』(16)の英語版の声を担当した。
15年、ジェンダーが流動的な状態に賛同し、ネットでヒットした短編『Break Free』の脚本/製作/主演を務めた。この作品は、YouTubeで2500万回以上視聴された。
さまざまな肩書きをもち、ファッションや音楽にもその才能を伸ばしている。16年、アーバンディケイ・コスメティックスの顔となり、17年には、スワロフスキー・ジュエリーとナイキの顔となった。
アンチ・ブリング(いじめ)、ウイメン&ゲイ・ライツ、アニマル・ウェルフェア、ユース・メンタル・ヘルスなどの活動に従事する多くの慈善事業を熱烈に支持している。16年度GLAADメディア賞でステファン・F・コルザック賞を受賞した。これは、LGBTコミュニティにおいて著しい功績のあったメディアや人物を称える賞である。
WINSTON CHAO (Dr. Zhang)
ウィンストン・チャオ(ジャン博士)
台湾人俳優。1993年のアン・リー監督作『ウェディング・バンケット』の演技で初めて国際的な称賛を浴びた。台湾人ウェイトン・ガオはニューヨークに住むゲイだが、まだカミングアウトはしていない。ある日、やって来る両親を安心させようと女性との結婚式を計画する。この作品は大きな成功を収め、93年度ベルリン国際映画祭の金熊賞を獲得し、インディペンデント・スピリット賞の最優秀作品賞、米アカデミー賞とゴールデングローブ賞の最優秀外国語映画賞など、数多くの賞にノミネートされ、受賞した。翌94年、アン・リー監督と再びチームを組み、『恋人たちの食卓』に出演し、大きな称賛を浴びた。
キャリアを通して、多くの有名な歴史的人物や、中国古典文学のキャラクターを演じてきた。おそらく最も有名な役柄は、いくつもの映画やドラマで演じた空想的理想主義者、孫文であろう。また、中国史の最初のころの皇帝堯(ぎょう)から、最後の皇帝愛新覚羅溥儀(あいしんかくら ふぎにいたるまで、中国時代劇でさまざまな皇帝を演じている。最も記憶に残るTVでの役柄のひとつに、シリーズ「Palace of Desire」(00)で演じたシュー・シャオ役がある。この役で、中国本土でも注目されるようになった。
ほかに、香港の監督スタンリー・クワンがメガホンを取った『赤い薔薇 白い薔薇』(94)、メイベル・チャン監督の『宋家の三姉妹』(97)、チャン・リーが監督、ジャッキー・チェンが総監督と主演を務めた『1911』(11/共演:リー・ビンビン)、ピーター・パウとツァオ・ティアンユーが監督した『魔界戦記 ~雪の精と闇のクリスタル~』(15)などがある。
国際的な作品でキャリアの幅を広げ続けている。近作には、ギャングのボスを演じたボリウッド作品『Kabali』(16/監督:パ・ランジット、共演:ラジニカーント)、ジャッキー・チェン作品『スキップ・トレース』(16/監督:レニー・ハーリン、共演:ジョニー・ノッククスビル、ファン・ビンビン)などがある。
PAGE KENNEDY(DJ)
ペイジ・ケネディ(DJ)
デトロイト生まれ。州で最高の演劇芸術プログラムがある西ミシガン大学に在籍中にハリウッドへの道を志した。大学でシェイクスピアの世界を紹介され、恩師の影響を受けて、シェイクスピアに興味を抱くようになり、この古典劇の劇作家の散文体を難なくマスターした。西ミシガン大学での素晴らしい演技によって、17校の大学院演劇プログラムの争奪戦が始まったが、最終的にデラウェア大学を選び、引き続きシェイクスピアを集中的に学ぶチャンスを得た。
7ヶ月の集中訓練ののち、ロサンゼルスへ旅し、CBS放送の「The Kennedys」(01)で、ソニーの敷地にメッセンジャーとして忍び込み、自分の顔写真と履歴書を置いてくるという型破りなオーディションを通して、初めての役ロジャーを獲得した。初期の作品には、「Philly」(01~02)、「シックス・フィート・アンダー(シーズン2)」「ザ・シールド ~ルール無用の警察バッジ~(シーズン1)」(共に02)、「NYPD BLUE ~ニューヨーク市警15分署(シーズン11)」(03)などがある。
映画では、映画デビュー作『S.W.A.T.』(03)で悪役トラビス・シップレーを演じ、サミュエル・L・ジャクソン、コリン・ファレル、ミシェル・ロドリゲス、LL・クール・Jと共演、次に、『Leprechuan: Back 2 tha Hood』(03)に出演し、スティッキー・フィンガーズ、ラズ・アロンソと共演。近作には、USAネットワークのシリーズ『Unsolved:未解決ファイルを開いて』(18)に出演した。また、CBS放送の「ラッシュアワー」(16)やFOX放送の『クレイジー刑事BACKSTROM』(15)にはゲスト出演している。
演技以外では、7歳から自由に操ってきた、韻文を書いて過ごしている。新作アルバム「Same Page Different Story」が8月10日にリリースされた。多くのソーシャル・メディア・フォロワーを獲得し、ほぼ500万人があらゆるプラットフォームを通じてアクセスしている。
JESSICA McNAMEE(Lori)
ジェシカ・マクナミー(ローリー)
待機作は、オーストラリア映画『Locusts』。近作は、賞受賞インディペンデント・サスペンスドラマ『The Neighbor』(18/監督:アーロン・ハービー、共演:ウィリアム・フィクトナー)。
2017年、まったく異質な2本の映画に出演した。まず、オーストラリアのテニスの女王マーガレット・コートを演じた実話に基づく『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』(共演:エマ・ストーン、スティーブ・カレル)。この作品は、1973年のビリー・ジーン・キングとボビー・リッグスの有名なテニスの試合を描いている。もうひとつの作品は、往年のTVシリーズに基づくコメディ『チップス 白バイ野郎ジョン&パンチ再起動!?』(未/共演・マイケル・ペーニャ、ダックス・シェパード)である。
それ以前には、マイケル・スーシー監督のロマンチックドラマ『君への誓い』(12/共演:レイチェル・マクアダムス、チャニング・テイタム)、同じくスーシー監督のABC放送のTV映画「Scruples」(12)に出演した。
ショーン・バーン監督の『ラブド・ワンズ』(09/共演:ゼイビア・サミュエル)で映画デビューを飾った。この作品は、トロント映画祭でプレミア上映され、ミッドナイト・マッドネス部門観客賞を受賞。また、シドニー映画祭でフリーク・ミー・アウト・パスウェイの一環として上映された。
TVでは、USAネットワークのコメディシリーズ「Sirens」(14~15)の女性主人公を演じ、マイケル・モーズリー、ケビン・ダニエルズ、ケビン・ビグリーと共演した。母国オーストラリアでは、TVシリーズ「Packed to the Rafters」(08~13)で演じたサミー・ラフター役で知られている。この作品はオーストラリアにおいて31の賞にノミネートされ、そのうちの13を受賞した。
ÓLAFUR DARRI ÓLAFSSON(The Wall)
オラフル・ダッリ・オラフソン(ウォール)
賞受賞経験をもつ俳優/脚本家/プロデューサー。近作には、アクションコメディ『The Spy Who Dumped Me』(18/共演:ミラ・クニス、ケイト・マッキノン)がある。待機作は、2018年11月16日より英米を含む世界各国で公開予定の『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(18年11月23日より日本ロードショー)で、魔法界のサーカス団の残酷なオーナー兼団長スケンダーを演じる。ほかにも、『Keepers』(共演:ジェラルド・バトラー)、『Murder Mystery』(共演:ジェニファー・アニストン、アダム・サンドラー)、『End of Sentence』など、次期公開作が目白押しである。
ほかの出演作品には、『ハード・ラッシュ』(12/共演:マーク・ウォールバーグ)、ベン・スティラー監督/製作/主演の『LIFE!/ライフ』(13)、『誘拐の掟』(14/共演:リーアム・ニーソン)、『ラスト・ウィッチ・ハンター』(15)、スティラー監督/製作/主演の『ズーランダーNO.2』(16・未)、スティーブン・スピルバーグ監督の『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』(16)、製作総指揮を務めたドキュメンタリー『Ransacked』(16)、『The White King』(16)などがある。
母国アイスランドにおいて、『Stormland』(11)と『ザ・ディープ』(12)の演技で、アイスランド・アカデミー賞エッダ賞最優秀男優賞を2度受賞。そのほか、最優秀脚本賞も受賞した『The Children』(06)、製作も担当し、13年のカルロビ・バリ映画祭で最優秀男優賞を受賞した『XL』(13)の演技でもエッダ賞にノミネートされている。プロデューサーとして、07年の『Parents』でエッダ賞最優秀作品賞を受賞。多くの出演作品には、『ベオウルフ』(05・未)、『Thicker Than Water』(06)、『Country Wedding』『White Night Wedding』(共に08)、『King's Road』(10)などがある。
TVでは、「トラップ 凍える死体」(15~18)、「ザ・ミッシング ~囚われた少女~(シーズン2)」「クォーリーと呼ばれた男」(共に16)、「レディー・ダイナマイト」(16~17)、「エメラルドシティ」(17)といったシリーズに出演している。ミニシリーズ「Fangavaktin」(09)の演技では、エッダ賞にノミネートされている。また、HBO放送の「TRUE DETECTIVE/二人の刑事(シーズン1)」(14)にゲスト出演し、記憶に残る演技を披露した。
コネチカット州で生まれ、アイスランドで育った。98年にアイスランド演劇学校を卒業。舞台で演技キャリアを始め、アイスランド・ナショナル・シアターやレイキャビク・シティ・シアター、独立系の劇団などで数多くの作品に出演した。「二十日鼠と人間」でアイスランド演劇賞最優秀男優賞を受賞するなど、多くの賞にノミネートされ、受賞している。また、レイキャビクにあるベスターポート・シアターの創立者のひとりである。
ROBERT TAYLOR(Dr. Heller)
ロバート・テイラー(ヘラー博士)
オーストラリアでいちばん忙しい俳優のひとり。30年以上のキャリアを誇り、国内のみならず海外の映画/TVでも活躍している。2017年に6シーズン目となる最終シーズンが放送されたNetflixのドラマシリーズ「Longmire」(12~17)で演じた主人公ウォルト・ロングマイヤー保安官が有名。
映画の近作には、世界的なヒット作『キングコング:髑髏島の巨神』(17)、高評価を得たオーストラリア映画『Don't Tell』(17/監督:トリ・ギャレット、出演:レイチェル・グリフィス、ジャック・トンプソン、エイデン・ヤング、ジャクリーン・マッケンジー)などがある。待機作は、犯罪ドラマ『Into the Ashes』、ホラー『Blood Vessel』など。
有名な西オーストラリア・パフォーミングアート・アカデミー(WAAPA)を卒業し、ウォシャウスキー兄弟監督の画期的なSFアクション『マトリックス』(99/共演:キアヌ・リーブス、ヒューゴ・ウィービング)でエージェント・ジョーンズを演じ、映画デビューを果たした。翌年、マーティン・キャンベル監督のアクションアドベンチャー『バーティカル・リミット』(00/共演:クリス・オドネル)、オーストラリア映画『Muggers』(00)に出演。
初期の作品には、『トエンティマン・ブラザーズ』(02/共演:ガイ・ピアース、レイチェル・グリフィス)、伝記映画『ケリー・ザ・ギャング』(03・未/共演:ヒース・レジャー、オーランド・ブルーム、ナオミ・ワッツ)、フランス人女優ナディア・ファレスと共演した『ストライク・バック』(07・未)、グレッグ・マクリーン監督の『マンイーター』(07)、サスペンススリラー『Coffin Rock』(09)、ジョン・ヒューイット監督の『ジェノサイド・ゲーム』(14・未)、クレイグ・モナハン監督の『Healing』(14/共演:ヒューゴ・ウィービング)、グラント・シクルーナ監督の『Downriver』(15)、ルパート・グラッソン監督の『What Lola Wants』(15/共演:ソフィー・ロウ)、犯罪コメディドラマ『フォーカス』(15/共演:ウィル・スミス、マーゴット・ロビー)、デイビッド・パーカー監督の『The Menkhoff Method』(16)などがある。
TVでは、アメリカとオーストラリア両国で、数多くの長尺番組やTVシリーズに出演してきた。その作品には、TV映画「The Feds」(93)、「Twisted Tales」(96)、「Phage」(97)、「Stingers(シーズン1)」(99)、TV映画「バーティカル・クライシス」(99)、「Ballykissangel(シーズン6)」(01)、ピーター・ボグダノビッチ監督のTV映画「The Mystery of Natalie Wood」(04)、「ヘラクレス 選ばれし勇者の伝説」(05)、「サティスファクション(シーズン3)」(10)、「Underbelly Files: Tell Them Lucifer Was Here」「Killing Time」「Twentysomething(シーズン1)」(いずれも11)、「Mr. & Mrs. Murder」(13)、「Wolf Creek(シーズン1)」の1エピソード(16)などがある。
SOPHIA CAI(Meiying)
ソフィア・ツァイ(メイイン)
上海生まれ、現在10歳。母親は中国人、父親は英国人。
2歳のときに中国のTVコマーシャルにキャスティングされ、キャリアをスタートした。それ以来、数多くのモデル業、TVコマーシャル、TV/映画への出演をこなし、順調にキャリアを築いている。
中国映画『あの場所で君を待ってる』(15)で演じた役柄が有名。
英語と中国語を流暢に話す。
MASI OKA(Toshi)
マシ・オカ(トシ)
SFドラマシリーズ「HEROES/ヒーローズ」(06~10)のヒロ役で目を奪う演技を披露し、一躍スターの仲間入りをし、エミー賞とゴールデングローブ賞にノミネートされた。ミニシリーズ「HEROES Reborn/ヒーローズ・リボーン」(15~16)でも同役を再演している。また、「HAWAII FIVE-O」(10~)では、聡明な検視官マックス・バーグマンを演じ、このロングランドラマのファンお気に入りの俳優となった。2018年、高評価を受けるドラマシリーズ「Mozart in the Jungle」(14~18)のシーズン4に出演した。
世界現象を巻き起こした日本のアニメ「DEATH NOTE」の映画版『Death Note/デスノート』(17・未)ではカメラの後ろに回り、ダン・リン、ロイ・リーとともに製作に携わった。また、大スクリーンでカプコンのキャラクターに息を吹き込む待機作『Mega Man』でも製作を担当している。出演作品には、『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』(02)、『ポリーmy love』(04・未)、観客の目を奪う演技を披露したTVシリーズに基づく『ゲット スマート』(08/共演:スティーブ・カレル、アン・ハサウェイ)、『ステイ・フレンズ』(11)、『スティーブ・ジョブズ』(13)などがある。
即興演技の経験を生かし、ザ・グラウンドリングス、インプロブオリンピックス、セカンド・シティ、シアタースポーツに出演。同じく、「The Jamie Kennedy Experiment」(02~07)の4エピソード(03)、「Reno 911!」(03~09)の3エピソード(05, 07, 08)、「Punk'd」(03~15)の1エピソード(05)などでさまざまなキャラクターを演じ、優れた即興演技の技術を披露した。現在、日本の吉本興業と仕事をし、アメリカの即興演劇を紹介する目的で、有名なセカンド・シティを日本市場にもたらす準備を進めている。
さらに政府機関JETROなど複数の大手日本企業でアドバイザーを務めている。また、アメリカ大使館の文化特使として、芸術とビジネスの分野で、日本とハリウッドのギャップを埋める橋渡しの役目を担っている。
東京で生まれ、6歳でロサンゼルスに移った。ブラウン大学で数学とコンピュータ・サイエンスを専攻し、舞台芸術を副専攻して学位を取得し卒業。米アカデミー賞受賞歴をもつジョージ・ルーカスの特殊効果会社インダストリアル・ライト&マジック(ILM)で仕事をしながら、演技キャリアを追求した。ILMでは、30本以上の映画で画期的な効果を作り出すテクノロジーを開発した。コンピュータ科学の背景を基盤とし、自身のゲーム会社モビウス・デジタルを立ち上げ、いくつかのアプリを開発し成功を収め、現在もさらに開発中である。
英語のほかに、日本語も流暢に話し、スペイン語も堪能である。アメリカ赤十字社の有名人議会のメンバーでもある。
CLIFF CURTIS(Mac)
クリフ・カーティス(マック)
待機作には、ジェイムズ・キャメロン監督のSFアドベンチャー『アバター』(09)の4つの続編で主人公のひとりを演じる「Avatar」シリーズ2~5がある。すべて、キャメロンが監督する。また、TVでは、ケーブルTVのヒットシリーズ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」(15~)の3シーズン(15~17)で主人公を演じた。
また、感動の実話に基づく『The Dark Horse』(14)では、出演と製作総指揮を兼ねている。この作品は、サンフランシスコ映画祭でオーディエンス・ベスト・ピクチャー賞、サントロペとシアトル映画祭の両方で最優秀作品賞を受賞するなど、数多くの国際的な映画祭で賞を受賞している。自身は、シアトル映画祭で最優秀男優賞を受賞し、2014年度ニュージーランド映画/TV賞でも最優秀男優賞に輝いた。
ニュージーランドのロトルアで生まれた、マオリ族である。ニュージーランド演劇学校に入学し、そののちスイスのディミトリ劇場に入った。ヨーロッパからニュージーランドに戻ったのち、ジェーン・カンピオン監督の米アカデミー賞受賞ドラマ『ピアノ・レッスン』(93)で映画デビューを飾った。それ以来、『愛の館/禁じられた関係』(93・未)、ケビン・レイノルズ監督の『モアイの謎』(94)、リー・タマホリ監督の『ワンス・ウォリアーズ』(94)、マイケル・ハースト監督の『Jubilee』(00)といったニュージーランド作品に出演してきた。
また、マーティン・スコセッシ監督の『救命士』(99)、デイビッド・O・ラッセル監督の『スリー・キングス』(99/共演・ジョージ・クルーニー、マーク・ウォールバーグ)、マイケル・マン監督の『インサイダー』(99/共演:アル・パチーノ、ラッセル・クロウ)、テッド・デミ監督の『ブロウ』(01/共演:ジョニー・デップ)、アントワン・フークア監督の『トレーニング デイ』(01/共演:デンゼル・ワシントン、イーサン・ホーク)、ニキ・カーロ監督の『クジラの島の少女』(02)、『ニューオーリンズ・トライアル』(03/共演:ジョン・キューザック)、ダーレン・アロノフスキー監督の『ファウンテン 永遠につづく愛』(06)、『フラクチャー』(07・未/共演:アンソニー・ホプキンス)、ダニー・ボイル監督の『サンシャイン2057』(07)、『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』(09/共演:ハリソン・フォード)、M・ナイト・シャマラン監督の『エアベンダー』(10)、レイノルズ監督の『復活』(16)など、多くの出演作がある。TVでは、シリーズ「ミッシング」(12)、「ギャング・イン・LA」(14)にレギュラー出演した。
2007年、製作にも手を広げ、タイカ・ワイティティ監督のオタクコメディ『Eagle vs Shark』(07/出演:ジャマイン・クレメント)、ニュージーランド映画史において最高の興行成績を収めたワイティティ監督の『Boy』(10)で製作を務めている。
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