左から:ジュード・ロウ、エズラ・ミラー、クラウディア・キム、ゾーイ・クラヴィッツ、カラム・ターナー、キャサリン・ウォーターストン、エディ・レッドメイン、ダン・フォグラー、アリソン・スドルとジョニー・デップの順
・・・すでにかなり明らかになっているのです。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の製作は、2017年夏にスタートしました。もしあなたが予備知識なしに「ファンタスティック・ビースト」を観たいと思っているなら、ここから先はネタバレを含みますので、ご注意ください。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で正体を明かされたのち、2作目では、グリンデルバルド(ジョニー・デップ)に大きな焦点が当たっていることがタイトルからもよくわかります。明らかに、MACUSAはグリンデルバルドを長く捕え続けることが出来ず、彼はいまだにノー・マジの世界を魔法で支配する計画に固執しています。
では、彼は次に何をするのか?映画のタイトルが暗示するように、良いことではありません。グリンデルバルドは脱獄し、自分の善のために同志を集めはじめます。彼の考えを熱烈に支持する新たな者たちの多くが、彼の本当の目的がノー・マジ全体を支配するために、純血の魔法使いたちを育て上げることだということを疑いません。
「ハリー・ポッター」シリーズの書籍からわかるように、グリンデルバルドの台頭は、ヴォルデモート卿の台頭と同じく、魔法界にとって暗黒時代の到来を意味しています。
J.K.ローリングの最も愛されているキャラクターのひとり、アルバス・ダンブルドアの若き頃をジュード・ロウが演じる。Warner Bros.
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で名前が出てきたように、未来のホグワーツ魔法魔術学校の校長が、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で新しく登場します。
今回初めて、アルバス・ダンブルドアの衣装に身を包んだジュード・ロウの姿がお披露目されました。短い髭を蓄え、グレーのコーデュロイのロングコートを着て、飾りのついたステキな靴を履いたダンブルドア。「ダンブルドアには恐れ入る」というキングズリー・シャックルボルトの言葉どおり、彼はとてもスタイリッシュです。
ダンブルドアは元生徒のニュートに助力を求めます。どうやら、ふたりには過去に何かがあるようです。それより数年前、ニュートのホグワーツからの除籍に、ダンブルドアは反対し、抗議しました。教科書「幻の動物とその生息地」の最新版には、“アルバス・ダンブルドアが私にとっては単なる先生以上の存在だった”というニュートの新しい序文がついています。
ニュートはさらに、“これ以上なにかを語れば、私は魔法秘密法に違反するおそれがあり、それよりも、個人の秘密を何よりも重んじるダンブルドアの、私に対する信頼を裏切ることをおそれます”と付け加えています。
ダンブルドアはまた、長く、印象的な杖を所持していますが、それはニワトコの杖ではありません。なぜなら・・・・・・
新しい写真には、「ハリー・ポッター」シリーズで見慣れた、きめ細やかな質感の杖を持ったグリンデルバルドが写っています。書籍からわかるように、グリンデルバルドは彼の恐怖支配がはじまる早い段階で、杖作りのグレゴロビッチのもとから魔法界最強の杖を盗んでいます。
細かいところも見逃さないファンの方々は、ニワトコの杖の隣にダンブルドアの杖があることに気づいていらっしゃることでしょう。“果報は寝て待て”というではありませんか。
Wands at the ready. On 11.16.18 the #FantasticBeasts story continues. Check back tomorrow for more #MagicInProgress. #WizardingWednesdays pic.twitter.com/FLxxfXP1Am
— Fantastic Beasts (@FantasticBeasts) 2017年11月15日
私たちのヒーロー、ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)、そして彼の仲間である、ノー・マジのニューヨーカー、ジェイコブ(ダン・フォグラー)、ティナ(キャサリン・ウォーターストン)とクイニー・ゴールドスタイン(アリソン・スドル)姉妹が、全員戻ってきます。
生真面目なMACUSAの議長セラフィーナ・ピッカリー(カルメン・イジョゴ)と、ケビン・ガスリー演じるMACUSAのスーパーバイザー、アバナシーも再び登場します。再び逃亡したグリンデルバルドを追うニュートには、彼ら全員の助けが必要になるでしょう。
物語の舞台は1927年、ニュートの最初の冒険から数ヵ月後。私たちは未だ狂騒の20年代に深く入り込んでいますが、キャラクターたちは明らかに、その時代を楽しむ以上にやらねばならないことがたくさんあるようです。
一例として、ニュートは執筆中だった教科書「幻の動物とその生息地」をついに書き上げます。
A newly published author must have a book launch party. Newt Scamander has been busy. #MagicInProgress #FantasticBeasts #WizardingWednesdays pic.twitter.com/lvS4TiZXpJ
— Fantastic Beasts (@FantasticBeasts) 2017年11月1日
さらに、映画の舞台がニューヨークを飛び越え、パリやロンドンに及ぶこともわかっています。ただニュートの渡航証から判断すると、彼はあちこち旅行するのが少し苦手だったようです。
Name of Applicant: Newt Scamander, Profession or Occupation: Magizoologist. #MagicInProgress #FantasticBeasts #WizardingWednesdays pic.twitter.com/oMarZbY285
— Fantastic Beasts (@FantasticBeasts) 2017年10月4日
クリーデンス(エズラ・ミラー)もまた、“ミステリアスな方法”で戻ってきます。狂信的なメアリー・ルー・ベアボーンのもとで成長したクリーデンスは、魔法使いが力を抑圧したときに発症する暗く、制御不能な魔力、オブスキュラスを発達させます。最後にクリーデンスを見たとき、オブスキュラスの状態で殺されたと思われていましたが、どうやって生き残ったのでしょう?
ほとんどのオブスキュリアルは10歳を過ぎると生き残れないので、クリーデンスはよほど強力な魔法使いということになります。今回出た新しい写真には、クラウディア・キム演じるキャラクターと一緒に仲睦まじそうに腰掛けている姿が写っています。彼女についてはのちほど・・・・・・
ジェシカ・ウィリアムズはまだ名前が公表されていない役ですが、かなり興奮していたようです。聞いたところによると、彼女はハリー・ポッターファンだそうです。
HELLO THERE. I AM SCREAMING BECAUSE I AM GOING TO BE IN FANTASTIC BEASTS. 😩😃😃 https://t.co/k4UAT9y5gc
— Jessica R. Williams (@msjwilly) 2017年10月6日
新しいキャラクターとキャストには、スピールマンというキャラクターを演じるウルフ・ロス、バンティ役のビクトリア・イェーツ、トーキル・トラバース役のデレク・リデル、ロジエール役のポピー・コービー=チューチ、そしてアーノルド・ガズマン役のコーネル・S・ジョンなどがいます。
トラバースとロジエールは、「ハリー・ポッター」の書籍の中で、ふたりの死喰い人の苗字になっていますが、おそらく、遠縁でしょうか?
賢者の石の発明者であるニコラス・フラメルもまた、2作目に登場し、ブロンティス・ホドロフスキーが演じています。フラメルもまた、ダンブルドアと仲が良かったので、もしかすると、ふたりの共演シーンがあるかも知れません。
写真だけで登場した、ニュートの過去に関係する謎めいた女性、リタ・レストレンジ(ゾーイ・クラヴィッツ)も『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』に出演します。彼女はニュートの兄テセウスと婚約しているようです。
テセウス(カラム・ターナー)は、温厚な魔法動物学者の弟とはかなり違うタイプに見えます。テセウスは戦争の英雄で、イギリス魔法省で闇払い局を率いています。
魔法界のエンターテイメントに関しては、クィディッチやダンスパーティーなどをこれまでに見てきましたが、魔法サーカスは初めて登場します。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では、これがどんなものかを掘り下げて見ていきます。サーカスのオーナーであるスケンダーをオラフル・ダッリ・オラフソンが演じ、サーカスの“アトラクション”のひとりをクラウディア・キムが演じています。“アトラクション”というのは、つまり・・・・・・
クラウディア・キムは“マレディクタス”というキャラクターで、ビーストに変身してしまう血の呪いの使者。これは、“動物もどき”とは異なり、“動物もどき”は自ら好んで動物に変身することができます。もし語源学で細かく見ていくなら、“マレ”は“邪悪な”とか“不吉な”といった意味で、“ディクタス”はラテン語で“話す”ことを意味します。
2017年初め、この新作に参加する若手俳優たちを探して、オーディションがおこなわれました。募集されたのは、ニュート・スキャマンダー、リタ・レストレンジ、アルバス・ダンブルドア、ゲラート・グリンデルバルドの若いころを演じる俳優たち、そしてセバスチャンと呼ばれるキャラクターを演じる俳優です。ところで、セバスチャンとは誰でしょう?
我々の知らないアンチエイジングの薬でもない限り、これらのキャラクターの過去にフラッシュバックするためには若手俳優が必要になります。十代のグリンデルバルドはとても可愛らしいことでしょう。
J.K.ローリング自身が脚本を執筆し、デイビッド・イェーツが再びメガホンを取ります。J.K.ローリングが最近、撮影現場の写真をツイートしてくれました。名前つきの椅子が映っています。再び、一流のクリエイター達の手に委ねられました、期待が高まります。
🦉🦄🕷🦎🐍✨ pic.twitter.com/wk7jisXU26
— J.K. Rowling (@jk_rowling) 2017年8月25日
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は2018年11月23日より、日本で公開予定です。
CREDIT: COURTESY OF POTTERMORE
出典:POTTERMORE
映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』2018年11月23日(金・祝)全国ロードショー
http://wwws.warnerbros.co.jp/fantasticbeasts/