ティーンエイジャーの頃、マックスウェル・ロードは帰宅して父親が殺害されたのを発見した。成功を収めた父親の強力な仕事仲間が犯人だと確信したロードは、その日、ひとつの信念を持つようになった。力は腐敗し、絶対的な力は完全に腐敗すると。スーパーパワーを持つ者たちが現われた時、ロードはこの考え方を当てはめ、すぐに彼らを信用しなくなった。超人的な能力を持つ者は必ずそれを悪用する——ヒーローか悪党(ヴィラン)かは関係ないと。
ロードは成長してやり手の実業家となり、スーパーヒーローの自警行為に対する政府の監督や、すべてを監視するような政策を支持するようになった。超人的能力を持つ者たちを軽蔑していることから、ロードはより容赦なく、巧みに物事を操るようになり、ついにはジャスティス・リーグ・インターナショナルの設立に力を貸した。ロードはスーパーヒーローを監視する最善の方法は管理することで、自分が信頼に足り、その仕事をこなせるほど有能な唯一の人物であると信じている。この力によって、ロードはDCユニバースで最も強力な脅威のひとつとなった。ロードはついにマインド・コントロールの能力を獲得し、マン・オブ・スティールをも操り、スーパーマンを凶行に駆り立てたことすらある。
マックスウェル・ロードの他人の心を操る能力は、同じような能力を持つ他の多くの者たちよりはるかに強く、対象が操られていることに気付いた後でも、支配を続けることができる。しかし、力を使えば使うほど身体に負担がかかる――単なる鼻血で済むこともあれば、ことによっては致命的な脳出血を起こすこともある。超人的パワーを持つ者たちを一掃しようとする中で、数え切れないほどの命を奪ってきたにもかかわらず、ロードは自分自身を真のヒーローと考えている。皮肉にも力によってねじれて腐敗している心の中では――ロードではなく彼らこそが真の脅威なのだ。
特殊能力 | 犯罪の黒幕、知性、先進技術、政治的影響力、洗脳 、テレパシー |
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初登場 | JUSTICE LEAGUE #1 (1987) |
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