3月8日に公開を迎えた『映画 マイホームヒーロー』。佐々木蔵之介演じる哲雄に降りかかるピンチの数々をスクリーンで体感し息を呑んだファンが続出!「始終ハラハラドキドキ」「家族愛を感じるところで涙が止まらず」「映像も綺麗で胸熱も感動もあった」「ドラマを見ていない方でも十分楽しめる作品」など、大ピンチの連続に衝撃を受けた声、そして究極の家族愛を描く結末に対して大きな反響が寄せられている。
この度、大ヒット御礼舞台挨拶を実施!
映画の興奮と共に、キャストたちを一目見ようと集まった観客で満席の場内。キャストたちが登場すると、観客からは大きな歓声が湧き上がりました。はじめに佐々木から「公開から2週間経ちましたが、こうして劇場に足を運んでいただけてとても嬉しいです。今日も楽しんでいってください。」と挨拶。高橋からは「鳥栖、、じゃないですね(笑)」と役名を間違えるという、天然が炸裂する場面も。
週末動員実写ランキング第一位を獲得し、公開から13日目となる本作。キャストの元に届いている感想について問われると、佐々木「仕事関係の方も見てくださっていて、『恥ずかしいけど、泣きました』と言ってました。」といった業界からの反応や齋藤からは「母が何度も見てくれて、映画とか大好きで、いつも演技に厳しいんですが『はじめて飛鳥のお芝居が良いと思った』と認めてもらえました。」とは母からのお墨付きをもらったことを明らかにしました。
「感動した」「泣いた」といった声が多く出ていることに対し佐々木は「クライム・サスペンスという作品で『そこついてくるか』と油断していましたね。撮影中はとにかく面白いものをつくろうと思って臨んでいたので、狙ってはいなかったですね。」とコメント。木村は「私も泣かせようという気持ちはなかったですが、家族への愛が深ければ深いほど、涙が出てくることはあるだろうなと思いました。ドラマで培った家族愛が映画で溢れたのかなと思います。」とドラマから演じ続けた鳥栖家の成長を感じさせました。
また朝日が昇る中、鳥栖家の親子の決断が描かれるラストシーンについて佐々木は「朝日が出ているうちに撮らなくちゃいけないので大変でした。その後も違うシーンの撮影があって、ぶっ続けで大変だったのですが、勢いでやれてよかったのかなと思っています。」と撮影時の苦労を語りました。朝日のシーンの日は乃木坂46卒業コンサートのリハーサルもあったという齋藤は「大変でしたが、朝日も綺麗に挙がってすごく素敵なシーンが撮れた思います。」とコメント。木村は「2人(佐々木と齋藤)のやり取りを遠くから見ていて、出番が来る前に何度も泣いてしまいました。みんなの頑張りと現場での感情が混ざって、本編を見たときも泣きました。希望のある朝日で終わるのも良いなと思いました。私もその後2本仕事があって、死んだ魚の目になってました(笑)」と語りました。
場内には9回目の鑑賞という猛者も現れる中、リピート鑑賞してもらう際に注目してほしいポイントについて「冒頭で崩れた山を見つめるシーンがありますが、あそこ、心霊スポットです。一緒のシーンだった(立川)談春さんもすごくビビってました(笑)」と暴露。
続いて齋藤も立川とのビールを飲むシーンを挙げ、「監督がすごくこだわっているシーンで何度もビールも飲むことになって『もうお腹タプタプだよ』と言ってました(笑)」と裏話を明らかにしました。「もう一個だけ!談春さんの回想シーン全カットになってます!(笑)」と立川のエピソードが続々と飛び出しました。高橋からは「僕のお母さん役の美鈴さん(神野美鈴)が来ているセーターが紫色なんです。『これって恭平くんのメンバーカラーなんだよね』って話しかけてくれて、すごく嬉しかったです。恭一から贈られたものをずっと着ているという設定なので、そこにも注目してもらえると嬉しいです。」と喜びを語りました。他にも「もう一個だけ、確認なんですが『鳥栖哲雄』って何回呼ばれてるんでしょう?」と、鳥栖哲雄が劇中でフルネームで呼ばれることが多いことなどが挙げられ、会場では笑いも巻き起こりました。
さらに今回は本作最後のイベントで、世の中は卒業式のシーズンということもあり、『マイホームヒーロー』卒業式ということで佐々木からそれぞれへ感謝のメッセージが。齋藤には「映画では緊迫したシーンが多かったんですが、一緒にいる際はすごく居心地がよかったです。とても芯が強くて努力家なんだけど、表では控えめですごく謙虚。僕は娘を守っている役柄ですが、むしろ守られているなと思っていました。飛鳥ちゃんを老後安泰のお守りとして、これからも見ていようかなと思います(笑)」と語り、齋藤は照れくさそうに微笑んでいました。
次に高橋に、「『僕は人見知りです。よろしくお願いします。』という変な挨拶から始まったんですが、素直さがめちゃくちゃかわいいですね。こんなに格好いいのに、格好つけないところがいいですね。同じ関西弁だし、ドラマに続いて映画でもバディが組めてすごく嬉しかったです。」と語り、「お父さんありがとうございます!」と高橋からも冗談を交えつつ、バディを感じさせる感謝が述べられました。
木村へは「以前夫婦役をやっているので、安心感がありました。共犯者となる役柄と同じように、僕と多江さんも共犯者として危なっかしいスリリングな作品を一緒に作れたなと思っていて、本当に多江さんのおかげです。何よりも役を超えて『みんな大変だから』と支えてくださったのが、とても嬉しかったです。ありがとうございます。」と語り、木村も「こちらこそ」というようにまさに夫婦を思わせる関係性が垣間見えました。
さらに佐々木演じる鳥栖家の父の娘・零花を演じた齋藤より、佐々木へ花束が贈られました。「蔵之介さんは沢山の作品に出ていらっしゃいますが、現場でいつも原作を読んで、セリフ練習や動きの確認をされていました。こんな一流の人でももっと突き詰められるんだなと勉強になりました。独り言は大きいですが、死ぬまでずっとお芝居をしてほしい、死ぬまで独り言も大きい声で言っていてほしい、今のままの蔵之介さんでいてほしいなと思いました(笑)お父さんありがとうございました。」と語り、ドラマから映画で親子を通じ、絆を深めた2人の仲の良さも垣間見えました。
最後に佐々木より「やっぱり家族の映画だなと、お客さんたちから教えていただきました。大切な人の心に響くのかなと思いました。そういうきっかけになるかもしれませんので、お父さん、お母さん、娘、息子、大切な人と是非見に来てください。本日はありがとうございました。」と締めの挨拶があり、会場の熱気冷めやらぬまま、イベントは終了しました。