全米で大ヒット公開中『カラーパープル』が2月9日(金)に日本公開。本作のオリジナルは、ハリウッドの巨匠スティーブン・スピルバーグが、ピューリッツァー賞受賞のアリス・ウォーカーによる同名小説を原作に、『E.T.』 の後初めてシリアスな作品に挑んだ『カラーパープル』(1985)。アカデミー賞10部門にノミネートされながらも無冠となった。しかし観客には愛され、口コミで6週目にして全米1位、5ヶ月以上のロングランとなった"伝説"の作品。(BOXOFFICE Mojo調べ)
記録よりも記憶に残る名作『カラーパープル』が38年の時を経て、ミュージカル映画としてスクリーンに蘇る。プロデューサーはスピルバーグを始め、オリジナル版で映画初出演にしてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたオプラ・ウィンフリー、オリジナル版でアカデミー賞作曲賞と歌曲賞にノミネートされたクインシー・ジョーンズらが務め、新鋭ブリッツ・バザウーレ監督が、《希望》と《自己肯定感》を求める女性たちの姿をエモーショナルにとらえ、圧巻の歌声が観る者の心を奮い立たせる力強いミュージカルとなっている。
そしてこの度、1月23日(米国現地時間)、第96回アカデミー賞®のノミネーションが発表され、『カラーパープル』より、ダニエル・ブルックスが助演女優賞にノミネートされた。父親と夫に支配され、最愛の妹と離れ離れになった主人公セリーが、自由で型破りな女性たちと出会い、友情を超えた強い絆に導かれて、自分が輝ける場所を見つけようとする。次々と立ちふさがる運命に、不屈の魂とユーモアで、未来を信じて何度でも立ち上がる姿と、観るものの魂に届く歌声が、どんな困難な時代も生き抜く力をくれる今こそ必見の希望の物語。ピューリッツァー賞受賞の原作小説、スティーブン・スピルバーグが手がけたオリジナル版、トニー賞、グラミー賞に輝いたブロードウェイ版のエッセンスを引き継ぎながら、新鋭ブリッツ・バザウーレが、ミュージカル映画『カラーパープル』に仕上げた。昨年の12月25日に全米で公開されると、クリスマス公開作品歴代2位となる大ヒットスタートを飾り、映画批評サイトRotten Tomatoesではオーディエンススコア95%の高評価(1/23現在)を記録した。
オプラ・ウィンフリー、スティーブン・スピルバーグ、クインシー・ジョーンズらの指揮で完成した本作で、助演女優賞にノミネートされたダニエル・ブルックスが演じたのは、オリジナル版でオプラ・ウィンフリーが演じた、セリーの人生を変える勝気な女性ソフィア。ブルックスは、ブロードウェイ版でも同役を演じてトニー賞にノミネート、グラミー賞を受賞。演技力、歌唱力ともに高評価を受けている。スピルバーグが果たせなかったアカデミー賞受賞はなるか。第96回アカデミー賞の授賞式は3月10日(現地時間)に行われる。観る者の心を奮い立たせる力強いミュージカル『カラーパープル』は2月9日(金)ロードショー!