まもなく登壇するキャスト陣をいまかいまかと待ちわびる、場内超満員の観客とライブビューイングで繋がる、全国の観客で熱気は最高潮の中、MCからの呼びかけでキャスト・監督が登場すると、割れんばかりの歓声が!キャスト・監督は歓声を浴びながら、手を振ってファンの呼びかけに応えるなど、ファンサービスを行った。
待望の公開を迎えた今の気持ちを問われると、北村は「やっと公開できました。公開できたこと感謝しています。いざ、こう皆さんの目の前に立つと、何を話そうかなという気になるんですけど、皆さんのおかげですという一言に尽きるかなという思いです。そして、これだけの仲間たちがステージに集まってくれました。本当にそこにも感謝していますし、すごく、胸が熱い思いです」と感謝と高ぶる想いを伝えた。
本作のイベント初登壇となる、高良は「(周りのキャストと比べて)おっさんになってきたなというか、自分は年齢が高くなってきたんだなっていう気はしますけど(笑) 。こういう真一郎っていう、重要な役を任させていただいて光栄でしたし、前作も大ヒットしてますし、これだけファンの方がいる作品に出れて嬉しいです」と沢山のファンに愛される作品にキーとなる役柄として参加できたことへの喜びを露わにした。
また大河ドラマで従兄弟役、本作ではキーマンとなる兄弟役で共演した吉沢は「真一郎という人間の存在がマイキーの中で大きいっていうのは、物語の根幹でもあったりするので、もちろん意識はしてました。今回も兄弟やれるんだってすごくワクワクしていたんですけど、現場でまったく会えなかったので、すごく寂しいですっていうのを、後日ご飯食べながら話していました。」と真一郎を演じた高良の存在の大きさとともに、後日談を明かした。
「人の熱量が作り上げるお話だ」と現場で繰り返し述べていた英監督へは、「熱量高いな~!」と感じたエピソードについて「段取りの段階から高い熱量で来てくれるので、すぐに取りたくなる。廃車場の決戦では100~200人規模で大声で戦っているのでカットの声も届きづらく、熱量を感じた」とキャスト陣も納得のエピソードを披露した。
前作では敵、本作では怪しい雰囲気を漂わせる味方という他とは違う、特殊なキャラクターとなるキサキを演じた間宮へ演じるうえでこれは流石に大変だったと感じたことについて「前作は出番も少なかったですし、効果的に出てくるっていう感じだったので、必然的にちょっと怪しく見えていたと思います。でも、運命と決戦に関しては割と出ているので、その場その場での立ち振る舞いとか、 割と長めのセリフだけど、どうやって喋るんだろうなみたいなことを考えながら演じてましたね」とコメント。
この日全4回となる舞台挨拶。仕事の関係でこの回のみの参加となる杉野からは「2020年くらいからずっと長い間撮影してきて、これだけ年齢の近い人と共演するってこともないので、やっぱり寂しい気持ちはちょっとあります。 ちょっとどっかで学校卒業したみたいな気分を感じてました」とともに作り上げてきた仲間へのメッセージとともに、
「皆さん仰るように、熱量をバシバシ感じる映画になってるんじゃないかなと思います。本当に劇場で観るべき作品だと思うので、是非、劇場に来て、リベンジャーズ楽しんでください!よろしくお願いします!」と全国の観客へメッセージを届けた。
緊張感あふれる男たちの熱い想いのぶつかり合いが描かれる中、ホッとできるようないシーンに数多く登場するヒナタを演じた今田へシリーズを通して意識したことを問われると「ヒナタはタケミチにとって安心できる場所で原動力となる子なので、タケミチにとってそういうシーンになってくれたらいいなと思って演じていました。他のキャラクターとは違うパワーみたいなのがあると思うので、そこは大事にしました」とコメント。
前編「-運命-」でバイクから転倒する激しいシーンを演じた眞栄田は「決戦の空気を変えるタケミチに蹴りを入れるシーンでは喰ってやろうという意気込みでやりました。冗談ですけど(笑)」と冗談交じりにシーンに込めた想いを語ると、北村から「みんながみんなを喰い合うっていうのがありました。すごい蹴りでしたよ。怪我人とは思えない蹴りでした(笑)」とキャストの中で1番の筋肉を持つ、眞栄田のアクションを称賛した。
東卍のライバル組織のNo.2として、廃車場での大迫力のアクションシーンも見事に演じ切り、大活躍となった半間を演じた清水は一番印象に残っているエピソードを問われると、「自分のアクションに精一杯で、記憶があんまりないのですが、毎秒とにかく、フィジカルで負けないように頑張ろうっていう気持ちで"エブリデイ ドゥ マイ ベスト"でやってました!」と突然の英語に笑いが起こる中、撮影を振り返った。
相対する役柄となる山田も「いや彼のベストはやっぱり僕のソウルに・・・」と感化されるように英語を交えコメントしようとするも、「ダサい映画だと思われる!」「ダサい!」などと周囲からツッコミが入り、再び大きな笑いが巻き起こった。
北村演じる主人公のタケミチと"相棒"として、決戦の臨む千冬を演じた高杉は「アクションシーンの中でも、想いの乗っている表情、1つの動作に乗せるその感情に印象が残っていますね。皆さんもそれぞれのやっぱ仲間を守るためだったり、目的がはっきりしているその気持ちが印象的ですね。撮影中は男子校のようなくだらない話をしていました」と思い出を語った。
今の俳優界を代表する同年代キャストが、新たな"仲間"とともに再び集結した映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-/-決戦-』。作品は完結となり、このメンバーで集まるのはラストとなる。
そんな"仲間"へ北村から「ありがとう!まじで。青春でした。自分の誇れる仲間たちが一緒に作品と向き合ってくれて、一緒にいろんなことと戦ってくれて、それが結果的に大ヒットという形を取れたり、いろんなたくさんの方に見ていただけたりっていうゴールを迎えられて、すごく感謝してます。これはやっぱり誰か1人では成し得なかったことだと思います。本当に最後になってしまうと思うんですが、また会いたいなって、 ほんとシンプルに思いますね。同年代の仲間たちと。ずっと役者仲間として、色々な作品を作っていきたいです。」、
続いて山田「僕が少し年齢が高いので引っ張っていきたいと思っていましたが、いや、俺、必死にみんなについていかなきゃ!みたいなぐらい、力のある人たちと一緒にできて、本当に刺激になりましたし、たくみっちも言ったように、これから先、またどこかでみんなと一緒にやりたいなっていうのは、本当に常々思ってます。」
吉沢からは「実際、公開どうなるのかっていう、不安な思いとかもあったとは思うんですけど、こうやって実際公開できるってなって、今日改めてみんなで会っても、普段と変わらないので、このチームは強いんだなと改めて感じた。今後ともよろしくお願いします。」とそれぞれ感謝の気持ちを述べた。
最後に北村から「みなさま今日は本当にありがとうございました。みんな集まってくれた。みなさんに見てほしいという純粋な気持ちでここまで来れました。このメンバーで集まれるのは最後。僕たちがこの映画に費やした時間っていうのに嘘はないし、本当にみんな"ドゥ マイ ベスト"で、 1秒1秒真摯にマジで頑張りました。映画がやっと届くことに素直に感謝しております。これからもこの先もこの作品を愛していただきたいです!」と熱い想いを語ると、会場からその言葉を受け、感銘を受けたファンのむせび泣く姿も数多く見受けられる中、冷めやらぬ熱気と大歓声と共にイベントは終了した。