「バットマン」シリーズや『ジョーカー』などで知られるDCユニバースの最新作である本作は、2019年に公開され話題を呼んだ映画『シャザム!』の続編。主人公のシャザムは古代の魔術師より神々のパワーを授かったが、中身はコドモ。そんな半人前のスーパーヒーロー・シャザムと、神々との戦いを描く最強バトル・アドベンチャー超大作!
DCユニバースを代表する最強のヒロイン・ワンダーウーマンがサプライズ登場することでも大きな話題となった本作が、ついに7月19日(水)よりブルーレイ・DVDとなって登場!メイキングやシーン解説など、90分を超える超豪華映像特典はファン必見!
主要キャストは主人公・シャザム役のザッカリー・リーヴァイ、ビリー役のアッシャー・エンジェル、フレディ役のジャック・ディラン・グレイザーら前作から続投。さらに今回初登場となる"アトラスの娘"3姉妹も超豪華な面々!へスペラ役を『クィーン』(06)のアカデミー賞®女優ヘレン・ミレンが、カリプソ役を『キル・ビル』(03〜04)のルーシー・リューが、アン役を『ウエスト・サイド・ストーリー』(21)で注目を浴びた新鋭・レイチェル・ ゼグラーが務める。さらに、ワンダーウーマンを演じるのはおなじみガル・ガドット!監督は全作『シャザム!』に引き続きデビッド・F・サンドバーグが務める。
日本語吹替版にも豪華声優陣を起用!主人公・シャザム役を宮野真守が、シャザムが激怒させてしまい地球へ襲来する"神の娘"三姉妹の、⻑女ヘス ペラ役を戶田恵子、次女カリプソ役を朴璐美、三女アン役を⻤頭明里が演じる。さらに、前作『シャザム!』にも参加した緒方恵美(ビリー役)、阪口大助 (フレディ役)、杉田智和(魔術師シャザム役)、平野綾(メアリー/スーパー・メアリー役)も続投!"神"クラスの豪華声優陣が大集結!
<宮野真守さん インタビュー>
今回、シャザムの吹替声優にオファーされて「うれしかったですね」と笑顔を見せた宮野は、「前作も楽しく観させていただいていたんですが、まさか自分にオファーが来るとは思っていなかったので。光栄に思います」と喜びのコメント。
そして「シャザム!」シリーズについて「子どもがスーパーパワーを持ったらどういう展開になるんだろうというコメディ的な要素が魅力。」と切り出した宮野は、今回の最新作を「でも更に今回は彼らがヒーローになってからの話なので、彼らなりに自分のパワーと向き合い、自分たちにできることにまっすぐに向き合うようになる物語となっています」と説明する。
大人の事情がわからず、"神々"を怒らせてしまったシャザムは、巨大ドラゴンを引き連れて地球に襲来した"神の娘"三姉妹との戦いを余儀なくされる。「本来ならここで壮絶な戦いになりそうなんですけど、その戦い方が子どもっぽくて、そこすらもコメディになるというか。もちろん子どもだからうまくいかないこともたくさんあるし、失敗してばかりなんですけど、それでも真摯(しんし)にヒーローに向き合おうとするその姿が、僕にはとても愛おしく感じられて。僕たちも普段の暮らしの中でうまくいかないなと思うことも多いと思うんですけど、その中で自分が大切にしていることは何なのか、一緒に考えてくれるような、温かい作品だなと思いました」という。
今回の吹替に挑むにあたり、「家でめちゃくちゃ練習しました」と明かした宮野。「もちろんそれは声優として、いつもやってることではあるんですけど、今回のシャザムに関して言うとザッカリーさんの表現が面白すぎたということがあります。そして自分自身が今、吹替をやる上で大事にしていることが、どんどんアップデートされているというか。」。
もともと彼の声優としてのキャリアは、海外ドラマ(「わたしはケイトリン」)の吹替から始まっている。「1年のレギュラーだったんですけど、その時は右も左も分からず、とにかく音響監督さんの言うことに食らいついてなんとかやっていたんですけど、その中でも自分なりにこうやりたい、というような思いが湧いてきたんです。それこそ(本作主人公の)ビリー少年がスーパーパワーを得たように、僕も18歳の時にアフレコというパワーをもらったんです」。
そうしていろいろな作品に携わるうちに、自分なりのスタイルを探り当てていったという宮野。だが近年は実写作品や、舞台などに立つ機会も増えて「自分の肉体でやることの難しさをさんざん味わったからこそ、ザッカリーさんの表現がものすごく尊く感じられたというか。どういうアプローチであれを出しているんだろう、というのがすごく興味津々だった」という。
それゆえに「僕が吹替を担当させていただくなら、今までのノウハウも全て注ぎ込んだ上で、どうにかザッカリーさんの表現に食らいついて、ザッカリーさんの表現に一番面白く寄り添おうと思った」という宮野。「ここでこういう表情をしてるんだとか、急に大声を出すとか、急に静かになるんだなとか。まずはザッカリーさんの表現を研究して、それを台本にしっかりとメモしました。もちろん英語と日本語は違いますし、アフレコというのはものまねではないので、それらの想いをしっかりと咀嚼してアプローチをしていきました」と振り返った。
さらに、彼にとっての印象的なDCヒーローについて聞いてみると、バットマンだという答えが。「中学校の時に、2対2くらいで初めてデートで見に行ったのが『バットマン』だったと思います!」と振り返った宮野は、「デートというよりも、みんなで映画見に行こうぜ、くらいの感覚だったかもしれないですが。そういう意味でもDCヒーローだと、バットマンが印象に残っていますね。バットマンのCDも持っていましたし、やっぱりカッコいいなと思いますね」と笑顔で付け加えた。
シャザム!ことビリー・バットソンと彼の里子の兄弟たちは、10代の若者としての生活と別人格である大人のスーパーヒーローとの両立に、相変わらず試行錯誤中。ところが、そこへ復讐に燃える神の娘たち3姉妹が、かつて盗まれた魔法を探しに地球へやってきた。ビリーたち仲間(ファミリー)は、自分たちのスーパーパワーだけでなく、世界の運命も守ることができるのか――
シャザム:ザッカリー・リーヴァイ(宮野 真守)
ビリー・バットソン:アッシャー・エンジェル(緒方 恵美)
フレディ・フリーマン:ジャック・ディラン・グレイザー(阪口 大助)
魔術師:ジャイモン・フンスー(杉田 智知)
アンテア/アン:レイチェル・ゼグラー(⻤頭 明里)
カリプソ:ルーシー・リュー(朴 璐美)
ヘスペラ:ヘレン・ミレン(戶田 恵子)
監督:デイビッド・F・サンドバーグ(『シャザム!』(19))