『インビクタス/負けざる者たち』『オデッセイ』『フォードvsフェラーリ』など数々の名作に出演し続けるマット・デイモンと、監督・主演を務めた『アルゴ』でアカデミー賞®作品賞を受賞した、ベン・アフレック。映画史に名を刻む最高のタッグが贈る、奇跡の感動実話『AIR/エア』が4月7日(金)劇場公開される。そして公開に先駆け、米・テキサス州オースティンで開催された音楽祭・映画祭・最先端技術の大規模複合イベント「サウス・バイ・サウス・ウエスト(SXSW)の映画祭でにて、本作が映画祭のクロージング作品として3月18日にワールドプレミア上映された。上映後はスタンディング・オベーションが起こり、映画批評家サイト「ロッテン・トマト」では驚異の100%フレッシュを獲得(3/25現在)し、「マット・デイモンとベン・アフレックによって初の共同製作された『AIR/エア』は、オスカー作品賞候補の第一作目である」など、早くも絶賛の声が続出している。
SXSW映画祭には、監督のベン・アフレックをはじめ、共にプロデューサーを務め、主演でもあるマット・デイモン、ジェイソン・ベイトマン、クリス・タッカー、ヴィオラ・デイヴィスら豪華キャストが集結。ベンは、「私の監督人生で最も重要な夜だった」と語り、マットも長年の盟友であるベンとの製作した本作について、「脚本を呼んだ瞬間から、映画の最後のカットに至るまで、ただただ喜びだった。これは私の人生の中でも最高の経験だった。」と数々の輝かしいキャリアを持つマット・デイモンのなかでも特別な作品になったことを述べた。
キャスティングについては、「マイケルの了解を得ることなく、この映画をつくることは考えていなかった。マイケルが違うと感じることを一つ残らず無くため、『とくに何を大切にしたいか?』と彼に尋ねたんだ。彼はその質問に快く答えてくれ、重要視していることをいくつか教えてくれた。」と、エア ジョーダンの誕生秘話に大きく関わるマイケル・ジョーダンと本作を製作する上で、事前に話をしたことを明かし、「その中には、ハワード・ホワイトやジョージ・ラベリングを描くことも含まれていたが、ヴィオラが自分の母親役を演じることにもかなりこだわっていた。目標はできるだけ高く設定し、そこに到達することを期待するというのは、マイケル・ジョーダンらしいと思ったよ」と、当時のエピソードを披露。
見事その要望を実現させ、本作でマイケル・ジョーダンの母デロリス・ジョーダンをヴィオラ・ディビスが演じたが、「映画監督として、ヴィオラに演技をしてもらうことは一生の夢だった。」と、自身にとってもヴィオラの出演はとても大きなものだったと語り、また、実際に自身の監督作に出演している彼女を観て、「私が今まで見た中で最高の俳優」と表現、「マイケルはキャスティングディレクターとしても天才的であることが判明し、さすがだと思ったよ」と、マイケル・ジョーダンの新たな才能に驚いたことを明かした。
1984年、人気がなく業績不振のナイキのバスケットボール・シューズ。ソニー・ヴァッカロ(マット・デイモン)は、CEOのフィル・ナイト(ベン・アフレック)からバスケットボール部門の立て直しを命じられる。競合ブランドたちが圧倒的シェアを占める中で苦戦するソニーが目をつけたのは、後に世界的スターとなる選手マイケル・ジョーダン――当時はまだド新人でNBAの試合に出たこともなく、しかも他社ブランドのファンだった。そんな不利な状況にもかかわらず、ソニーは驚くべき情熱と独創性である秘策を持ちかける。負け犬だった男たちが、すべてを賭けて仕掛ける一発逆転の取引とは...!?