この度、映画の公開を記念した直前イベントを中村高等学校にて実施!戸田恵梨香さんと永野芽郁さんが中村高等学校を訪れました。当日は生徒たちと一緒に作り上げたイベントのため、お悩み相談だけではなく、生徒によるMCやプレゼントの贈呈など盛りだくさんの内容となりました。
大興奮する125人の生徒たちの大きな拍手に包まれながら登場し、緊張した生徒によるドキドキのMCがスタート。課外授業として『母性』を事前に鑑賞している生徒たちから、「"母性"という言葉に温かいイメージを持っていましたが、温かい、冷たいを決めつけるものではないなと思いました」「"母性"は馴染のない言葉でしたが、映画をきっかけに考えさせられました」「初めは難しいと感じましたが、女子高生である私たちに感じ取れることがたくさんありました」とそれぞれ感じ取った感想を語りました。
戸田さんは「私も同じように、何でも"こうゆうものだ"と決めつけるのは良くないと思いました」と生徒たちの感想に共感し、永野さんは「私より感想が上手い!こんだけ上手に言われちゃうと焦りますね(笑)」とコメントすると、お茶目な永野さんに悶える生徒たちの様子が垣間みえました。
そして、娘・清佳と同世代の女子高生達からのお悩み相談のコーナーでは、母や娘に関する多くの質問が寄せられました。まずはこの作品を通して、"改めてお母さんのこんなところが好きだなと思うこと"について尋ねられると、戸田さんは「母は子供たちのためにすべての時間を使ってくれていた。一生懸命私たちと向き合ってくれていたので、大人になって振り返ると恵まれた環境で育ったんだなと、改めて幸せに感じました」と感慨深く話し、永野さんは「小さい時からやりたいことを何でもやらせてくれた。親子ではあるけれど、愛情だけでつながっている関係性でもあった。改めて好きだなって思いました」と笑顔を見せました。
次に、演技する時"どうやって緊張しないようにするか?"とコツを尋ねられると、戸田さんは「長台詞や通しなどシーンによって緊張する。でも集中するしかないので、良い緊張感を利用して突き進んでいる気がします」と、永野さんは「緊張する時はあるけれど、内側で震えながらも演じてる。大丈夫って自分に言い聞かせて演じています」と、それぞれ緊張への対応通して仕事への姿勢を明かしました。
そして、"親と性格や考え方が合わない時に理解してもらえず、愛されていないのかと不安になる。どうやって考えたり、行動したら良いか?"と高難易度のアドバイスを求められると、戸田さんは「親に限らず、自分以外は他人なので考え方が違うのが当たり前だと思います。正しいか間違っているかはわからないけれど、両親が経験してきたことは一つの案としてある」と語り、「ルミ子も彼女なりに子供に向き合っていて、母性って言葉で言い表せない、示せないもの。そうゆう部分ではなくて、自分がどうしたいのか、自分が心躍るものを選択していってほしいなと思います」と助言。永野さんは「簡単には言えないですが、理解されてないから愛されていないのは違うかなって。まずは理解されるように努力するか、相手を理解するように努力するかを考えるのが早い、って私なら思います!」と自身の意見を述べました。
次は、"母の日やお誕生日にあげるプレゼント"、また"感謝の言葉はどう伝えたらいいか"との質問。永野さんは「花束って自分で買わないので人にもらえると嬉しい。なので花束をあげて、"ママありがとう!"って伝える。母も私が照れているのを知っているのでわかってくれるんです(笑)」と照れつつも回答。戸田さんは「私はサボっているんです(笑)お花をプレゼントしたりとか。でも、日常の中で"ありがとう"を伝えるようにする。特にこの『母性』は母に関する作品なのでニュースできっと私の想いを読んでいるはず。今回みたいに仕事を通して感謝を伝えています」と独自の愛を伝え方を語りました。
ラストは"自立をしたいと思っている時、過保護な両親にどう対応したらよいか?"と尋ねられると、戸田さんは「私の家は過保護で30歳すぎで実家へ帰った時も門限は6時半。でも、過保護だったからこそ、今理解できることもある。16歳で上京したのも父が背中を押してくれたからで、私自身も自分の足で立ちたいって思いがあった。きっと本当に自立しなきゃいけない時がきたら、ご両親は応援してくれると思います」と自身の経験を交えてアドバイス。永野さんは「18歳で1人暮らしした時に、母が心配してよく家に来てくれていた。でも、この子は1人でも大丈夫だって思ってもらうために、自分でできることを増やしたんです。自分は大丈夫ってアプローチしていくことも大事」と言いつつも、力を込めて「過保護って素敵だと思う!」と伝えると生徒たちから同意するかのように拍手が起こりました。
お悩み相談を終えると、生徒たちより戸田さんと永野さんへ作品をイメージして描いたポスターのプレゼントが手渡された。それぞれの感性で描かれた、十人十色の『母性』のビジュアルに、戸田さんは「わお!」、永野さんは「すごーい!」と感激した様子をみせた。そして、写真撮影の手持ち看板も生徒作成のオリジナル看板にて行われ、生徒たちの想いの詰まったイベントとなりました。
最後、永野さんは「時間があっという間でした。『母性』を受け取ってくださったので、ぜひ周りの方へも広めてくださったら嬉しいです」とメッセージを贈り、戸田さんは「皆さんのお話を聞いて、親子関係や愛情だったり、いろんなことに悩みながら生きていくんだ、と無限の可能性を感じてワクワクして元気をもらえました。難しい映画だと思いますが、『母性』が皆さんの未来のきっかけや答えになったら嬉しいなと思います」と締めくくり、生徒たちに惜しまれながらイベントは幕を閉じました。