公開を記念して、橋本環奈、眞栄田郷敦、山本舞香、醍醐虎汰朗、横田真悠、羽住英一郎監督が登壇する公開記念舞台挨拶を実施。キャスト一同が、公開を迎えた気持ちや映画の見どころに加え、貴重な青春エピソードも大発表。更に主題歌/挿入歌を担ったアーティストAdoも音声コメントを寄せ公開を祝福!
冒頭の挨拶で、大みそかの「第73回NHK紅白歌合戦」の司会に決定したことを祝われた橋本は「ありがとうございます!頑張ります」と笑顔でコメント。公開を迎えた本作の反響については、「SNSがすごいですね。TwitterやInstagramをやっているんですけど、昨日公開してもう"観たよ"っていう感想がたくさん届いて。この土日でももっと届くのかなと思うと嬉しいですね」と、多くのファンから感想やコメントを寄せていることを嬉しそうに報告。
眞栄田は「反響ももちろんたくさん頂いてますけど、それ以上に自分自身がすごい嬉しいです。」と喜びを爆発。続けて「この仕事を始めさせていただくきっかけは羽住監督だったんですが、仕事を始めてから2、3年目ぐらい経ってこの作品の撮影が入りました。やっと色々なことが少しずつわかってきて、自分の意思を持って撮影に臨めたすごく思い入れのある作品なので、やっと公開されてとても嬉しく思っています」と感慨深げな表情を浮かべました。
同じく山本も「本当に大切な作品になりました。なんかこうして言うとすごく簡単な言葉に聞こえるかもしれないですけど、私にとって本当に大切で。こんなに共演者のみんなと仲良くなることも今までなかったですし、7年ぶりに羽住監督とご一緒出来たこともあって、すごく思い入れの強い作品です」と作品への愛情を強調。
醍醐は「信頼できる仲間ができたな、という感覚がすごく強いです。ホラー映画なので、撮影も大変だったんですけど、でもそれを乗り切ったのでまた今後違うところで会ったとしても、ここで築き上げたものがずっと続いていくんだろうなと思える素敵な人たちと出会えたなと思いますね」とコメント。
横田も「私も本当にこうやって共演者さんとここまで仲良くなることってなかったですし、ホラーも初めてで長期間泊まり込みの撮影も初めてで、本当にたくさんの初めてを経験させてもらって。それをこの皆さんと一緒にできたことがすごく恵まれた環境だったなと今思います」と、それぞれ本作の役柄同様の仲の良さを感じさせるコメント。
ホラー作品を手掛けるのは意外にも初だった羽住監督は「ホラー映画が好きな人が観てもしっかりと怖くなきゃいけないってことをもちろん意識したんですけど、むしろそうじゃない人たちが観に来て爽快な気持ちになって劇場を後にできるようなものという、ホラーなんだけどちょっと新しいジャンルの作品を目指しました。アミューズメントパークに友達と一緒にアトラクション乗りにくるような、そういう感じで楽しんでもらえたらなという思いで、頑張って作りました」と晴れやかな表情で挨拶をしました。
この日、舞台挨拶のステージ上には既に寄せられた作品への感想が書かれたバックパネルが置かれており、それぞれが気になった感想に触れた。眞栄田は「"原作漫画ファンですが、完成度高すぎて驚きました"というコメントですね。やってる側からしたらすごく嬉しい言葉です。今回漫画を完全に再現したというわけではなく映画のオリジナリティもあったのですが、それを踏まえて良かったと言っていただけるのは本当に嬉しいです」、横田は「"目をそむけたくなるほど怖いけど、でも怖いだけじゃなくて爽やかな青春もあって、新しいホラーの形"というコメントは、まさに私たちが目指して作っていたものですね」とそれぞれ到着した感想に対してコメント。山本は「"カラダ探し、最後の最後が一番衝撃的だった"というコメント、ここ本当に大切なんですけど、エンドロールの後まで見てほしいですよね!最後の最後まで大切なところがあるので!」と観客へ呼びかけると、これには橋本も「確かに!大切です。エンドロールで立ってほしくないな」と同意していました。
そしてここで、本作の主題歌/挿入歌を担当したAdoも音声コメントを寄せてついに迎えた公開を祝福。キャスト一同驚きの表情を浮かべる中、貴重な音声コメントが流れ始めた。「こんにちは、Adoです。『カラダ探し』映画公開おめでとうございます。『カラダ探し』、ループ型ホラーということで結構びっくりする描写もあったり、やっぱりグロテスクな描写は結構刺激的でしたね。でもその中での高校生たちの青春がまたホラーの描写を引き立たせていて、そして青春の描写もすごく美しくて素晴らしい作品になっていると思います。ちなみに私の青春エピソードなんですけれども私は小学生ぐらいの時に、友人とよく市民プールに行ったりしてその帰りにアイスを食べていたっていう記憶があります。願わくば戻りたいとも思いますが、そんなこと言っても仕方ないので。ですが、『カラダ探し』改めて何度でも楽しめる新感覚ホラーになっていると思いますので是非たくさん楽しんでください。」と、力強い歌声を彷彿とさせる特徴的なハスキーボイスで本作の見どころや自身の貴重なエピソードも披露。コメントが終了すると橋本・山本は「声がかっこいい~!」と歓声をあげ、眞栄田、醍醐、横田と監督も感動を隠し切れない様子。橋本はコメントを受け「声が良いとか、すごいっていうのもありましたけど、なんか市民プールにAdoさんも行くんだっていう驚きが...。Adoさんはやっぱり歌い手として爆発的なパワーで数々の曲を歌い分けられているイメージなので、"そっか、普通にリアルで生活してて、小学生のとき友達と市民プールとか行くんだ"というのが、"一緒だ!"みたいな気持ち」とAdoの意外なエピソードに触れ、「映画を面白いと思ってくださってすごく嬉しいなあと思います」と喜びと感謝の表情を浮かべました。
Adoの青春エピソードを受け、それぞれの青春時代のエピソードを聞かれると、橋本は「久しぶりに学校に行ったら、更地になって学校が無くなっていた」という衝撃のエピソードを告白。校舎の建て替え工事のため仮校舎に通わなくてはいけないことをすっかり忘れてしまい、仕事を終えて久々に学校へ向かったところ校舎が完全になくなっていたというもの。「友達に電話して、"ごめん、学校がないんだけど!"って。そういう珍事件が、高校の時にありました」と言うと、聞いていたキャスト一同や会場の観客は驚きと笑いの渦に巻き込まれた。醍醐は「僕は結構ヤドカリをしていて...」と切り出すも、橋本を始め皆がピンと来ていない様子に。「あれ?ヤドカリって言わないですか?友達の家によく泊まらせてもらってて」と説明をすると、一同ようやく理解が追い付いたようで「そういうこと!?」「ヤドカリ探ししてたのかと思った」と息ぴったりな総ツッコミを受ける一幕も。横田が「私は部活をやっていて、終わったらみんなで校庭を整備しながら恋バナしたりとかしているのが楽しかったです」とエピソードを語るとすかさず山本は「えー!めっちゃ青春じゃん!」と食い気味に反応。「今思えばそういうのが一番青春ですよね」と懐かしい日々を振り返りました。
最後にイベントの締めとして、眞栄田は「僕にとってすごくすごく大切な作品になりました。本当にたくさんの方々に見ていただけるよう皆さんのお力を借りたいです。このパネルに既に大ヒットってかいて頂いていますが、可能なら、続編もやれるように!僕たちも引き続き魅力を伝えていきたいです」と挨拶をすると、"続編"と触れた場面で特に、会場は大きな拍手が沸き起こった。橋本も「観終わった後に純粋に、面白かった。楽しかった。って思えると思います。観終わった後に"明日から生活が怖い。なんか出てくるかも..."みたいな感じも無いと思いますし、かといってホラー的な描写もしっかりありますし、楽しんで頂けると思います。しっかり闘いながら、本気で挑んだ作品です。皆さんにそれを受け取っていただけたらなと思います」と締めくくり、再度の大きな拍手に包まれて、イベントは終了しました。