作中で"カラダ"を探す6人を追い続ける恐怖の存在"赤い人"にちなんで用意されたレッドステージへ、それぞれ黒のフォーマル衣装に身を包み登壇したキャスト一同。イベントホールの中央に設置されたセンターステージへと続くランウェイを橋本、山本、横田の3人が歩き始めると、駆けつけた会場の観客は大盛り上がり。続いて眞栄田、神尾、醍醐の3人もそれぞれ観客に手を振りながらランウェイを歩くと、会場のボルテージは一気に最高潮に。センターステージへ羽住英一郎監督も合流すると、会場一体割れんばかりの大きな拍手の嵐となり、華やかにイベントはスタートした。
橋本は「これまでの映画のイベントでは中々ランウェイを歩いて真ん中に来るという演出は無かったので、ドギマギしました。360度意識しながら話していきたいと思います。」と、会場の前方、センターステージに立つキャストの姿を後ろから観ることになる観客へも気遣いを忘れず、後ろも振り返りながら笑顔で挨拶。
眞栄田は「思ったより距離が近くてめっちゃ緊張します」と、少し恥ずかし気な表情を浮かべながら会場中を見渡し、「こうして6人で揃って、あと監督も一緒に舞台挨拶が出来てとても嬉しいです」と横に並ぶキャストと目を合わせる
山本は本当に嬉しそうな表情で、早くも会場中に6人の仲の良さが伝わってくる幕開けとなった。
1人だけクランクインが遅かったという神尾だが「5人中4人は共演経験があったので、臆することなく参加出来ました!僕だけ期間が短いというのはわかっていたので、その中でめちゃくちゃ楽しんでやろうと思っていました」と撮影を振り返ると、眞栄田や他キャストからも「一番ムードメーカーだった!」と同意の声が上がる一場面も。
醍醐は撮影中に眞栄田と共にジムに通ったそうで「(撮影が行われていた)北九州で、郷敦くんに勧められて僕ジムに入会したんですよ!」と話し出すと、山本が「2人がジムに行ってるときの写真とか、ムキムキの郷敦の写真が6人のグループラインに送られてきて、いらないよ!こんなの!って」と冗談交じりに裏話を暴露。
撮影期間中、女子3人は毎日寝る直前まで一緒に過ごしていたというエピソードを語る横田は「毎晩一緒にお風呂に入って、血糊を取るのが日課だったんです。共演者さんと一緒にお風呂なんて初めてでした」と言うと、橋本が「真悠は人見知りなので、これだけ一緒じゃないとこんなに面白いキャラだとわからなかった。知れば知るほど面白いし、可愛いんです」と横田自身のキャラクターを絶賛。そんな、個性的で、今最も注目される若手キャスト6人を息ぴったりにまとめあげ本作を完成させた羽住監督は「皆さんにどういう風に感じてもらえるのか、不安な気持ちもあるんですけど、楽しみの方がまさっています。きっと楽しんで頂けるんじゃないかなと自信を持っています」と、このイベントで完成した作品が初めて観客へお披露目となる今日の気持ちを語った。
もともとホラー映画が好きだと言う橋本は本作について「音の演出だったり、観ていて怖い気持ちになって高ぶるようなホラー映画の良さももちろんあるんですけど、めずらしい演出もあって、観ていて楽しめるホラー作品になっていると思います。ホラーが苦手な人にこそチャレンジしてほしいですね」とその魅力を表現。眞栄田も「小さい時に映画館に行ってわくわくしている自分、という感覚を久々に感じて、あっという間の2時間弱でした」、山本も「アトラクションのような、テンポの速い"羽住ワールド"全開なので、楽しんでいただけると思います。私はホラーは苦手なんですが、観終わった後シャワー浴びる時後ろ見れないとか、トイレ行けないとか、そういうことは本当に無いです」とそれぞれに自信を覗かせた。
終始6人全員仲が良くワンチームで撮影に臨んだ様子が存分に伝わってくる中、ここで息のあった6人ならきっと揃うはず!と、お題に沿ったジェスチャーをするゲームを実施。「ホラーのポーズ」と「猫のポーズ」、「友達と写真を撮るときのポーズ」の3つに挑戦するも、ホラーのポーズでは驚いたポーズをする人と、驚かせる側のポーズをした人がそれぞれ3人ずつと半々の結果に。猫のポーズでは、手を顔の高さにあげ指を丸めるポーズが4人に対し、山本と神尾の二人は手で耳を作るポーズをとり、ここまで2問とも完全一致とはならなかった。最後の「友達と写真を撮るときのポーズ」では、それぞれ形は違うもののピースサインという共通点が見られたかと思いきや、神尾だけは、隣の人と肩を組みグッドサインのポーズ。これにはジャッジを担当した羽住監督も「一番和を乱しているのは楓珠だね。合わせる気が全く感じられない」とコメント、神尾が一番チームワークを乱していたと認定されてしまった。そんな神尾は「友達だよ!?肩組むでしょ」と納得できない様子を見せ、口々に他のキャストにもツッコミを受けるなど、ポーズこそ揃わなかったが、テンポの良い抜群のチームワークでのトークで会場を笑いの渦に巻き込んだ。最後に登壇者を代表して眞栄田と橋本が挨拶。眞栄田は「僕的にもすごく大好きな映画になりましたし、自信を持って皆さんに本当に観て欲しいと思える作品になりました。この映画がたくさんの人に観てもらえることを願っております。これから皆さんのお力をお借りできれば嬉しいです」、橋本は「今日この雰囲気を観て頂いてもわかるように本当に楽しく撮影させていただいて、もうエピソードを語らせたら止まらないぐらい、毎回毎回取材でも時間が足りなくなるぐらい話せる作品です。どの作品も楽しいんですけど、これだけ純粋に話したいことがある作品って無いなと思っています。ホラー映画ではあるんですけど、"カラダ探し"をしていく中での友情であったりとか、青春というものも皆さんに瑞々しく届けられる作品になっています」とそれぞれ本作の公開へ向けての熱い想いを語り、イベントは大盛況のうちに終了した。