俳優・監督・プロデューサーとして半世紀にわたって映画業界を牽引。その輝かしいキャリアと偉業を通して、多くの生涯功労賞を受賞する生きる伝説クリント・イーストウッド。主演・監督した『許されざる者』(92)と『ミリオンダラー・ベイビー』(04)では、それぞれ米アカデミー賞Ⓡ最優秀作品賞並びに最優秀監督賞をW受賞。そして『グラン・トリノ』(08)『アメリカン・スナイパー』(15)など代表作の枚挙にいとまがない。そして、イーストウッド監督デビュー50周年にあたる2021年、映画監督作品は40作目となる記念すべき節目に、映画『クライ・マッチョ』の公開が2022年1月14日(金)に決定した。人生に失敗した男と親の愛を知らない少年がメキシコを横断していく中で人生に必要な「本当の強さ」とは何なのか?を見出してくこの感動作は、イーストウッド監督の数々の代表作を彷彿とさせる集大成。そして今までの作品とは異なる側面を持ち合わせた新境地と言える。
<ストーリー>
かつて数々の賞を獲得し一世を風靡したロデオ界の元スター、マイク・ミロ(イーストウッド)。その栄光はいまや過去のこと。落馬事故をきっかけに、家族も離散、競走馬の種付けで細々と一人で暮らしていた。だがある日、マイクは元雇用人から、メキシコにいる彼の息子ラフォの誘拐を依頼される。メキシコからテキサスへ――その危険で壮大な道のりは、予想外の困難と思いがけない出会いが待ち受けていた...。