『愚行録』『蜜蜂と遠雷』で国内外より注目される石川慶監督の待望の新作映画『Arc アーク』が、6月25日(金)に公開決定、特報が解禁となりました。原作は、21世紀を代表するSF作家ケン・リュウの傑作短編小説「円弧(ルビ:アーク)」(ハヤカワ文庫刊)。人類で初めて永遠の命を得た女性の人生を描く本作で、芳根京子さんが主人公・リナを演じます。
本作の舞台は、そう遠くない未来。放浪生活を送っていたリナは、師となるエマと出会い、彼女の下で<ボディワークス>という仕事に就く。それは最愛の存在を亡くした人々のために、遺体を生きていた姿のまま保存できるように施術(プラスティネーション)する仕事であった。エマの弟・天音はこの技術を発展させ、遂に「不老不死」を完成させる。リナは不老不死の技術を受けた世界初の女性となり、30歳の姿のまま永遠の人生を生きていくことになるが・・・。
『累 -かさね-』と『散り椿』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、新作『ファーストラヴ』も話題の芳根京子さんが挑むのは、1人の女性の17歳から100歳以上を生き抜くという、キャリア史上最難関の役どころ。その他、リナが勤めるエターニティ社の責任者エマに、寺島しのぶさん。エマの弟で天才科学者である天音役に、岡田将生さん。さらに、物語の重要なカギを握る人物を、倍賞千恵子さん、風吹ジュンさん、小林薫さんという日本映画界の至宝である3人が演じ、その全身から滲み出る人間味でスクリーンに情感を与えます。人類にとって全てが初めてとなる不老不死の世界を描いた、驚愕と不思議(=センスオブワンダー)に彩られた壮大なるエンターテイメント作品が誕生しました!