2020年元旦よりオンエアされるTVスポット2タイプが先行解禁。
"バディ編"は、爆発犯扱いされて「僕は救いたかっただけ」だと心情を吐露するリチャードに、無実を信じる無謀な弁護士ワトソンが、「何も話すな」と助言し、24時間監視し続けるFBIとメディアに立ち向かう姿を伝える。FBIの容疑者ファイル、嘘発見器を受けるリチャードの姿なども盛り込まれたサスペンスフルな映像のラストでは、ワトソンが「反撃を始めるぞ」と檄を飛ばす。
そして、アトランタ爆破事件発生の瞬間から始まる"メディアリンチ編"では、「爆弾の発見者から、容疑者に」されてしまったリチャードに、パパラッチと化したメディアが「あなたが犯人?」と無作法に声をかける。窮地に陥ったリチャードに、「弁護は俺がする」とワトソンが約束する。だが、ふたりの前には、獲物を狙うメディアリンチの罠が待ち受ける。意を決したワトソンはリチャードと共にメディアの編集部に殴り込み「彼の人生を潰す気か!」と声を荒げる。 ワトソンを体現するサム・ロックウェルの圧巻の存在感、穏やかな顔が形相に変わるリチャードの決意を見事に表現したポール・ウォルター・ハウザー。固い絆で結ばれたふたりの「反撃」は、この先どんな展開を見せるのか...。
日本では警察に逮捕され、マスメディアで実名報道されると、裁判が始まる前にすべてを失う構造がある。あるテレビ局報道部長が「容疑者として実名報道されることは懲役5年の刑に匹敵する懲罰になる」と言ったことがあった。裁判官はしばしば、「被告は失職し家庭も失うなどの社会的制裁を既に受けている」と述べて減刑の理由にする。これは、「法律の定める手続きによらなければ、刑罰を科せられない」(日本国憲法第31条)に違反するメディアリンチ(私刑)ではないか。報道機関には個人に社会的制裁を加える機能は与えられていない。