1996年、アトランタ爆破事件。第一発見者のリチャード・ジュエルは、数多くの人々を救った英雄として報道される。だが、事件からわずか3日後、事件の第一容疑者として実名報道されたことで状況は一転、爆弾犯の汚名を着せられる。情報は瞬く間に拡散し、メディアによる連日の報道によって、リチャードは名誉だけではなくプライバシーまでをも奪われてしまう。そんな時、リチャードの潔白を信じる世界一無謀な弁護士ワトソンが立ち上がる。まるで犯人のように報道されているリチャードに、このままでは「死刑にされてしまう」と警告するワトソンは、「彼の人生を潰す気か」と吠える。だが、ふたりの前に立ちはだかるのは、国家の威信をかけて爆弾犯の早期逮捕を急ぐFBI、スクープという獲物に容赦なく襲いかかる"メディアリンチ"の罠だった!! 今、爆破事件の容疑者とされたリチャードと潔白を信じるワトソンが、巨大権力に向かって反撃を開始する。