待望の日本公開を記念して、独立した作品でありながら『シャイニング』の40年後を描いた完結編でもある『ドクター・スリープ』を、ユアン・マクレガー、カイリー・カラン、レベッカ・ファーガソンが解説する特別映像が到着した。
マイク・フラナガン監督は、スティーヴン・キングの原作とスタンリー・キューブリック版の映画の要素を見事融合させた。映画『シャイニング』との関連性について、大人になったダニーを演じたユアン・マクレガーは「緊張感とサスペンス感が『シャイニング』に似ている」と、本作で描かれる"新たな恐怖"は、『シャイニング』のサスペンスフルな描写が受け継がれていると語る。同時に、「『ドクター・スリープ』の原作は、『シャイニング』の原作を読んでいなくても楽しめる。同様にこの映画単体でも楽しめる」と、続編でありながら独立した映画であることを強調している。
40年前父ジャックが起こした惨劇で生き残ったダニーは、周りで起こる不可解な児童連続失踪事件を、特別な力で「目撃」した少女アブラと出会う。演じたカイリー・カランは、特別な力に悩まされて成長したダニーに同情したという。「『シャイニング』のその後を描いているのが面白い。大人になったダニーも注目ポイント」とだという。ダニーはカランが演じるアブラと出会ったことで、自分の"特別な力=シャイニング"の封印を解くことになる。
本作でもう一人新たに登場するのは、子供たちやアブラの力を狙う"最恐のヴィラン"ローズ・ザ・ハットだ。ローズを妖艶に演じたレベッカ・ファーガソンは、『シャイニング』は歴史的な名作だと断言する。「キューブリックは恐怖映画のレベルを上げた。ハラハラさせるにとどまらず、美しい風景の裏で渦巻く底なしの恐怖を感じさせた。この映画はそんな『シャイニング』へのオマージュ」だと、舞台となる"呪われたホテル"を再現し、その住人たちを蘇らせた本作こそ、『シャイニング』"完結編"として期待してほしいと語っている。
事件の謎を追いダニーとアブラがたどり着いたのは、惨劇の舞台となった"呪われたホテル"。その先には、『シャイニング』を超える衝撃の結末が待っている。呪われたホテルの惨劇を生き延びた少年が、なぜ、再びあのホテルに戻るのか? そして、彼は狂気に取り憑かれた父と同じ運命を辿ってしまうのか?『シャイニング』の完結を観逃してはならない。