ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンの二大アカデミー俳優を主演に、余命6ヶ月の二人の男が棺おけに入る前にやっておきたいことを記した《棺おけリスト》を携えて、生涯最後の冒険旅行に出るハートフル・ストーリー『最高の人生の見つけ方』。この感動の物語を原案に、主演・吉永小百合さん、共演に天海祐希さんという日本映画界珠玉の大女優二人を迎え、新たな感動の物語として生まれ変わった本作が10月11日(金)に全国公開になりました!
公開を祝し、初日に丸の内ピカデリーにて初日舞台挨拶が行われました!
吉永小百合さん、天海祐希さん、ムロツヨシさん、満島ひかりさん、ももいろクローバーZのみなさん、前川清さん、犬童一心監督が登壇すると、会場からは大きな歓声が。初日を迎えらえた気持ちを聞かれた吉永さんは「今日は初日に見に来てくださり本当にありがとうございます。考えてみましたら金曜日に公開する映画に出演するのは、今回が初めてです。もしこれが明日でしたら、台風でご挨拶も出来なかったと思うと、本当に私達ラッキーだと思います。」と無事に初日を迎えられた喜びを語りました。天海さんは「やっと公開の日を迎えられてとっても幸せです。皆さんと素敵な時間を過ごしていきたいと思います。」と挨拶。ムロツヨシさんは「こんばんわムロツヨシでございます。私にとっても思い入れのある作品になっております。皆さん見て頂いた後なんですよね?あ~どうもムロです(笑)」ともう一度挨拶し、ムロさんらしさ全開の挨拶で会場は笑いに包まれました。満島さんは「現場で吉永さんと天海さんの素敵な背中を見ながら役者人生においてとっても大切な時間を過ごせたなと思っております。座長が花開いていることの素晴らしさを現場でたくさん見させて頂きました。これから私も現場で花を咲かせられる役者になりたいな、と思っております。」と挨拶。ももいろクローバーZは「私達、週末ヒロインももいろクローバーZ!」とお決まりの挨拶に加えて、百田さんは「今回私達も、ももいろクローバーZとして映画に出演させて頂いて、本当に貴重な体験をたくさんさせて頂きました。今会場を見渡すと人生の大先輩方がたくさんいらっしゃって、皆さんの学生時代とかに見ていたアイドルの方々とは違う形の変なアイドルを皆様は、ご覧になったと思うんですけど、素敵な映画に参加させて頂いてとても光栄です!」と映画に出演出来た喜びを語りました。前川さんは「こういう立派な映画は私は初めてでございます。吉永さん初め、お声をかけて頂き、一生の思い出になる、最初で最後の映画ではないかと思います!」とにこやかにコメントしました。
MCから、日本を代表する二大女優吉永さんと天海さんとの共演について聞かれたムロさんは「私が台本上で1番楽しみにしていたシーンがありまして、それはスカイダイビングが終わり、元気のない私を吉永さんが介抱していただけるというシーンなのですが、台本では、膝枕をされる高田(ムロ)、と書いてありました。しかし、いざ本場となった時、膝枕をしていただく直前に、マ子社長(天海)に〈NO!膝枕!NO!〉と、完全にアドリブで止められてしまい、私は一切幸枝さん(吉永)に近寄れず、何回やっても止められて、それについて監督も一切何も言わないんです!それは映画への唯一のクレームです!(笑)」と熱い想いの丈を述べると、それに対して天海さんは「立場的に高田が甘えているのが許せなかったんだと思います。天海じゃないですよ!(笑)ものすごく懐くようにいかれたから、何を甘えているんだよ!ってね」と撮影の裏話を語り、会場は笑いに包まれ大いに盛り上がりました。
続いて、吉永さんと家族を演じた気持ちを聞かれた満島さんは「吉永さんのウェディングドレス姿があまりにもおキレイすぎて、天海さんと見ました?見ました?と撮影現場で盛り上がりました。また、そのシーンの撮影時、前川清さんが本当に緊張してらっしゃって。さらにそれを3日間くらい引きずっていて、とても可愛らしいお父さんだなと思いました。」と共演者の仲の良さが伺えるエピソードを披露すると、前川さんは「結婚式のシーンでは、(元々は)実は吉永さんが10m~20m離れている設定だったんですよ。でも、本番では吉永さんが目の前だったんです。それで参ってしまったんです」と、照れながら撮影時の気持ちを語りました。さらに、本作に出演した反響を聞かれたももいろクローバーZの百田さんは「会う方会う方にあれはどうやって撮影したの?って聞いて頂くことが多くて。あれは私達のライブの日にキャストの皆さんが来てくださって、本当のライブ中に撮影しました。出演させていただいたことが未だに信じられないですけど、まさかあんなに一緒に踊れるとは思わなくて・・・」と夢の共演について語ると、佐々木さんは「わざと間違えてNG出したいくらいだったよね!」、玉井さんは「お二人が完璧だったので私達がフリを間違えないか心配でした、何百回も歌ってきた曲なんですけど、それでも緊張しました!」と、仲睦まじいトークが繰り広げられました。次に、ハリウッドの名作を日本版で再映像化したことを聞かれた監督は「前のハリウッド版のことはあまり気にせずに、女性の物語に置き換え映像化するのは良いなと思いました。3世代の女性の物語として見られるようになれば良いなと想い、出来るだけ楽しい映画にしました」と本作にかけた想いを語りました。
最後に天海さんは「今日は本当に私達の宝物のような映画の初日に観に駆けつけてくださって、ありがとうございました。心を込めて色んな方に届くといいな、背中を押すような作品になればいいな、と思います。大変なこともあるかもしれませんが精一杯頑張って、いっぱいいっぱい素敵な思い出を作って良い人生にしていきましょう」とコメント。吉永さんは、「明日はもしかしたら(台風で)劇場が開いていないかもしれないんですけれど、また是非是非見てもらいたいと思いますし、私達もまた時間があったら。舞台挨拶をやろうと思っていますので、また次の機会に皆さんにお会いできるのを願っております。今日は本当にありがとうございました!」と心を込めて挨拶しました。
最後に、本作が一人でも多くのお客様に届くようにという思いを込めて、キャストと監督が一斉に紙飛行機を客席に向かって飛ばすと、会場からは大きな歓声が巻き起こり、観客1人1人がキャストと監督の想いを受け取った本イベントは大盛況のまま幕を閉じました。