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    スティーヴン・キングが贈る海外TVシリーズ「キャッスルロック」キャスティングにもキング作品との深い繋がりが...!?

    2019.07.31 海外ドラマ

    海外TVシリーズ「キャッスルロック」を2019年8月7日(水)よりブルーレイ&DVD発売、DVDレンタルを開始いたします。同日に、デジタル配信も開始いたします。

    モダンホラーの帝王にしてベストセラー作家のスティーヴン・キングと、ハリウッドきってのヒットメーカーJ.J.エイブラムスが2度目のタッグを組んだ「キャッスルロック」。実はキング作品にゆかりのあるキャストが多数出演している。キングファンにはたまらない、キャストに隠された繋がりや、その謎を海外ドラマライターの幕田千宏氏が解説いたします。

    深読みしたくなる"謎"を、海外ドラマライター幕田千宏氏が解説!

    これまでのキング作品の要素が凝縮された本作は、キャストもまたキングに所縁のある俳優たちが数多く出演している点も見どころのひとつになっている。

    物語の鍵を握る謎の青年を演じるのは、キング原作の映画『IT/イット "それ"が見えたら、終わり。』のペニーワイズ役の怪演で一躍注目を集めたビル・スカルスガルド。続編『IT/イット THE END "それ"が見えたら、終わり。』の公開も控えている彼だが、「キャッスルロック」でも"27年"の災厄を象徴するかのような人物をミステリアスに演じ、その不気味な存在感で再び怪演を披露している。『IT/イット "それ"が見えたら、終わり。』で27年前の災厄の元凶であったペニーワイズを演じた彼が謎の青年を演じているのも意味深で、いろいろと深読みしたくなる。

    主人公ヘンリーの母ルースを演じるのは、キング原作の映画『キャリー』での神経質な演技が未だ強く印象に残るシシー・スペイセク。本作でも重大な秘密を隠しているルースの、細い糸で支えられているような不安定さをスペイセクは完璧に体現。キング作品への出演は久しぶりだが、そんなブランクを感じさせないほど、作品の世界観にフィットしている。彼女の出演シーンには『キャリー』を彷彿とさせる演出も盛り込まれているので、そちらも要チェックだ。

    そしてJ.J.エイブラムスの出世作「LOST」のロック役で知られ、「キャッスルロック」ではショーシャンク刑務所の元所長レーシーを演じるテリー・オクィンもかつてキング原作映画『死霊の牙』に出演。彼の後任となるポーター所長を演じるアン・キューザックはドラマ「ミスター・メルセデス」、ヘンリーの友人で特殊な能力を持つモリーを演じるメラニー・リンスキーもテレビ映画『ローズ・レッド』に出演していた。

    さらにシーズン2には『ショーシャンクの空に』のティム・ロビンスがキングの中編「サン・ドッグ」に登場したポップ・メリル役で登場するほか、エイブラムス製作の『クローバーフィールド HAKAISHA』のリジー・キャプランが『ミザリー』の主人公アニー・ウィルクス役で出演と、キングやエイブラムス所縁の強力キャストが作品世界を盛り上げる。

    今年の冬には『シャイニング』続編となる『ドクター・スリープ』(監督は『ジェラルドのゲーム』のマイク・フラナガン)の公開も控え、長編ファンタジー「ドラゴンの眼」のドラマ化も決定するなど、近年ますます注目を集めているキング作品。そのキャラクターやエピソードが密接にリンクし ている「キャッスルロック」は映画ファンもドラマファンも決して見逃せないシリーズなのだ。

    海外ドラマライター:幕田千宏

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