「オリンピックイヤー」の2020年夏に2作連続公開となる『るろうに剣心』シリーズの最終章が、2019年6月7日(金)遂にクランクアップを迎えました。2018年11月4日(日)にクランクインした本作は、京都・奈良・滋賀・三重・兵庫・熊本・広島・栃木・埼玉・静岡・大阪・長野など全国43カ所で大規模な撮影を7カ月以上に渡って行い、エキストラは延べ6,000人にも及び「前作を超える『るろうに剣心』を作る」という大友啓史監督の言葉通り、日本最高峰のキャスト・スタッフが全精力を注ぎこのビッグプロジェクトに参加しました。
長きにわたる撮影は時には困難を極めました。極寒の中での深夜撮影や、時には朝まで及ぶ撮影、大雨に見舞われ度重なるスケジュールの変更を余儀なくされたこともありましたが、過酷な環境の中でも絶対に妥協を許さない映画作りが敢行。そんな7カ月以上も続いた撮影に共に挑んだキャスト・スタッフに大友啓史監督は「この厳しいスケジュールの中で、「『るろうに剣心』シリーズとして期待されるクオリティを実現するために最後まで一切妥協なく頑張ってくれたキャストとスタッフには、本当に感謝しています。7か月間に及ぶ撮影は、様々な困難を皆の力で乗り越えた、まさに伝説に残るといっても過言ではないハードな撮影だったと思います。臨場感に溢れた、迫力のある素晴らしい映像がたくさん撮れています」とまずは共に戦った仲間たちに感謝を述べ、「僕にとっては、まだ完成まで半分しか作業が終わっていない。ここまでの皆の頑張りに応えられるよう、もう一度気を引き締めて、作品に魂を込めていきたいと思っています。東京オリンピックに負けない"るろうに旋風"を、再び世界中にまき起こせるような、すべての人が楽しめる、刺激的で圧倒的パワーを持ったエンターテイメント作品に仕上げたい」と完成に向けての意気込みを語りました。
約8年間を通して本シリーズの主演を務めた佐藤健は、「この作品は、言うまでもなく僕の誇りで、これまでもこれからも『るろうに剣心』を背負っていきます。特に今回のエピソードはこのシリーズを語る上で避けることはできないですし、絶対演じたいと思っていました。そして、ただ描くだけじゃなく、圧倒的なクオリティをもって映画史に名を残す、という使命にも似たような気持ちもありました。」と並々ならぬ思いで取り組んだことを明かしています。またクランクイン前のアクション練習などの準備期間を入れると1年以上を本作と向き合ってきたことに対しては、「とても過酷な撮影でしたが、シリーズを通して信頼できるスタッフと共に過ごした密度の高い日々でした。好きな役を演じる喜びを感じ、本当に幸せでした。当然ながら思い入れも半端じゃないですし、この現場が大好きでした。」とコメント。そして、キャスト・スタッフには「現場に入ってからは、皆様の力でとてつもない作品になると確信し、喜びと手ごたえを感じる毎日でした。皆様には感謝してもしきれません。」と感謝を述べています。また、佐藤健のクランクアップの際には原作者の和月伸宏先生からも「剣心を演じてくださりありがとうございました!!心より感謝します!!」と直筆のメッセージが書かれた色紙が贈られ、このサプライズプレゼントに佐藤も驚きと喜びの表情で撮影の終わりをかみしめていました。