『アクアマン』宿敵"ブラックマンタ"徹底解説初公開!

2019.07.01 DCコミックス, ブルーレイ,DVD & 4K UHD/デジタル配信

「ワイルド・スピード」監督が放つ、予測不能の海中バトル・エンターテイメント!

映画『シャザム!』、TVシリーズ「ブラックライトニング」「クリプトン<シーズン1>」と続々DCの映像化作品が実現する中、今年劇場公開され、大ヒットとなった映画『アクアマン』がデジタル先行配信中!さらに7月3日(水)よりブルーレイ&DVDリリースとなる!

言わずもがな、ヒーロー作品には好敵手のヴィランが必要不可欠!本作はもちろん主人公アクアマンに注目が集まりがちだが、彼の前に立ちはだかる"ブラックマンタ"は原作から根強い人気があり、映画内でも強烈なインパクトを残している。"ラスボス"というよりは、"宿敵"のような位置づけで良い味を出しているこの"名ヴィラン"を、ブルーレイに収録されている特典映像内で明かされる内容をもとに、徹底解説していく!

実写版ブラックマンタの誕生

先述の通り、ブラックマンタは原作から人気の高いキャラクターで、コミックのエピソードにはいくつかのバージョンが存在するが、今回の映画版では父親の仇討ちに執念を燃やすキャラクターとして描かれる。ブラックマンタこと海賊デイビッド・ケインは冒頭シーンでアクアマンとの戦闘の末、共闘していた父が死亡。その後生還した彼はアクアマンへの復讐を誓い、海底世界の最新技術を駆使したガジェットで武装 し、ブラックマンタへと変貌していったのだ。そんな複雑な心情を抱く難しい役のキャスティングは非常に重要。今回それを勝ち取ったのはアメリカ人俳優ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世。その配役は製作スタッフが「期待を裏切らない」とお墨付きを与えるほどのベストマッチ。ヤーヤ本人からも「ずっとアクション映画に出たかったんだ。最高の遊び場で子供みたいに大暴れしたいと思ってきたけれど、夢がかなったよ。」と興奮気味なコメントをしている。

ちなみに撮影が始まったのは2017年の9月だが、なんとその月にブラックマンタは生誕50周年という奇遇なタイミングだったそうだ。

初解禁!身体中に仕込まれたガジェット徹底解説

今回、ブルーレイに収録されている特典映像「ブラックマンタ」の中では、演じたヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世自らが「アトランティス国の技術を利用して作ったスーツで、彼はアクアマンの脅威へと変身する」と各部ガジェットについて念入りに解説している。メカ好き・アクション好きにはたまらない内容となっているので、全編視聴したい方には是非ブルーレイをチェックして頂きたいが、今回は一足先にその中から一部、ブラックマンタの装備の情報を初公開する。

赤い目の巨大ヘルメット
海底世界での武器:ハイドロプラズマ銃は水をエネルギー源にした兵器だが、ブラックマンタはこの技術をスーツに組み込み、背骨のランプがすべてともると発射準備が完了し、大きな赤い目から強烈なプラズマ光線が発射されるように改造。他にもヘルメットの内側には警告装置が備わっており、周辺や敵の重要情報を表示することも可能。

右腕
電流を通す銛(もり)を射出可能。これに刺された者は赤い電流が全身を駆け巡り、しびれて動けなくなってしまう。身体が頑丈なアクアマンもこれを食らってはひとたまりもない。

左腕
長く鋭いナイフが仕込まれており、手首を振ると現れる。材質はアトランティス国の鋼鉄製。軽量で抵抗が少なく、腕の動きが速くなるため、破壊力も増すのだ。

ジェット
肩とふくらはぎの裏にはジェット噴射機が搭載されており、これにより高く飛ぶことも、高速で泳ぐことも、空を飛ぶことも可能で、抜群の機動力を発揮する。

父の形見の剣
デイビッド・ケインの祖父は第二次世界大戦時に潜水工作兵であり、音もなく敵に忍び寄ることから"マンタ"と呼ばれたが、戦後は忘れ去られ、海賊となり知恵とその剣で生き延びたのだそう。そしてその剣は代々受け継がれ、デイビッド・ケインも父から死ぬ前に託されたのだ。父のかたき討ちの為にアクアマンを付け狙うブラックマンタにとって、この剣こそが最も重要な武器なのかもしれない。

禍々しさと造形美の見事な融合により、素晴らしい好敵手の実写化に成功しているが、古参ファンからの期待度が高かっただけに、「撮影用のスーツ制作には一層熱が入った」、と衣装スタッフは語る。「ブラックマンタはできるだけ原作コミックに近づけたい」とジェームズ・ワンも自ら熱心にデザインを提案していたそう。ボディには耐水性の素材を使用し、水陸どちらのアクションにも対応できるよう配慮。さらに大 きなヘルメットは重みがあるため、デザインもサイズも全く同じなゴム素材の軽量版を用意し、スタントマンのパフォーマンスの妨げにならないように乗り切った。

コミックの初登場から50年以上たち、現在でも人気が高いヴィラン"ブラックマンタ"は現在の撮影技術により見事な実写化に成功したと言える。これは名スタッフと名キャストの努力の結晶だ。画面で大暴れするスーパーヴィランを、是非チェックしてほしい。

【ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世】"ブラックマンタ/デイビッド・ケイン"

ニューオーリンズに生まれ、カリフォルニア州オークランドで育つ。高校時代はアスリートとして活躍しながら、クラスではおどける面もあり、ディベートチームやチェスチームにも参加した。自分の技術を生かし、カリフォルニア大学バークレー校に進学し、建築学を専攻、サンフランシスコ市長の住宅都市計画/コミュニティ開発部で仕事をした。相場が下落しチームから解雇されたのち、演技への興味を追求しようと決意し、イェール大学演劇大学院に入学した。2015年に演劇の美術学修士号を取得してイェール大学を卒業。優れた才能を持つ演技部門の卒業生ひとりに送られる有名なハーシェル・ウィリアムズ賞の受賞者である。2018年にはサンバレー映画祭でライジングスター賞を受賞した。

本作への出演をきっかけに、急速にスターの仲間入りを果たし、今後もデイモン・リンデロフが監督するHBO放送シリーズ「WATCHMEN」などの待機作が控えている。

ストーリー

海中で、暴れろ。
『アクアマン』では、1人の英雄の誕生秘話が明かされる。人間とアトランティスの2つの血を引くアーサー・カリーは、自身の運命を確かめるための旅に出る――自分は何者なのか、本当に王となるべき男なのか......それを見極めるために。未体験、予測不能の海中バトル・エンタ-テイメント!

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