海外TVドラマシリーズ「ビッグ・リトル・ライズ<シーズン1>」をDVD好評発売中、レンタル中です。本作は、「セックス・アンド・ザ・シティ」のHBOが贈る最新作。衝撃のラストまですべてが緻密に計算された珠玉の極上スタイリッシュサスペンスです。
インテリアコーディネーターの小野まどかさんが、本作の魅力のひとつでもあるカリフォルニア州の高級住宅地モントレーの美しい住宅や劇中のオシャレでゴージャスなインテリアの数々について解説したレポートが到着いたしました。
ニコール・キッドマンとリース・ウィザースプーンがドラマ共演していると聞くだけで興奮してしまう、日本でも話題の海外ドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」。最後が気になって、一気観してしまうくらいハマってしまう内容なのですが、それ以外にも引き込まれるのが、海が目の前の広い豪邸に住んでいるセレブ達のライフスタイル。そんな本作の舞台はカリフォルニア屈指のベイエリア、モントレーの高級住宅街。都会ではなく、あえて自然がいっぱいの場所に住んでいるあたりが、子供のことを第一に考えているセレブママたちのこだわりを感じます。ママ友のマデリン、セレステ、そしてキャリアウーマンのママであるレナータは、性格も違えば人に言えない秘密も抱えていて、家のシーンでもそれがどんどん垣間見える面白さがあります。そんな登場人物たちの部屋のインテリアは、キャラクターの雰囲気に合ったものになっていてそれを見るのも必見ですよ!
◆キャリアウーマンのレナータが住む豪邸はまるで高級ホテルのようなモダンスタイル!
本作で一番すごい豪邸に住んでいるのが、マデリンと対立する娘に過干渉なレナータ。これはどこかの高級ホテル!?と思わず目を疑うくらいゴージャスで円形の変わった建物になっています。玄関から入るとかなり高さのある吹き抜けになっていて下に降りるとリビング、ダイニング、キッチンがあります。リビングは一面ガラス張りで開放的。そこからは海が一望でき、大きなプールやソファなどが置いてあるステキなテラスが広がります。ここで、ワインを飲みながら夕日を見ているレナータの姿がカッコいいですよね。(発狂もよくしますが(笑))部屋のインテリアは、スタイリッシュな彼女にピッタリな、モダンスタイル。円形のリビングに合わせて、ソファもローテーブルも丸型になっていて部屋全体の色もホワイトがベースに。お金持ちだけどゴテゴテせず、モダンでホテルのようなインテリアは、部屋のシーンがでると前のめりで見てしまう方も多いかもしれません。
◆妖艶な雰囲気漂うセレステの家は広々とした贅沢な造りに、シンプルな家具が映えるセンス高めな豪邸!
キャリアを捨て主婦業に専念する美人で妖艶な雰囲気の漂うセレステの家は、高台に建つスタイリッシュなインテリアになっています。とにかく部屋が広くて、リビングはブルーの壁にシンプルな家具、ダイニングは女性らしいエレガントな家具、窓際には籐のパーソナルチェアを二つ並べるなど、スペースごとに家具のテイストをちょっと変えているのですが統一感があり、センスの良さを感じます。またセレステのぜひ見て欲しい部屋は、クローゼット!ブランドの靴が壁にずらりと並び、洋服もキレイにかけられたクローゼットは、まさに高級ブティックのよう!ベッドが低かったり、盆栽が置いてあったりするのを見ると、「和モダン」なテイストもちょっと取り入れているのかもしれません。
◆明るくてエネルギッシュな専業主婦マデリンの家はホワイトを基調としたナチュラルテイスト
マデリンは、明るくてエネルギッシュな専業主婦。海を見るために建てられたような、戸建ての豪邸で一歩外にでればすぐにビーチという羨まし過ぎる家に住んでいます。部屋のインテリアもビーチに合う、ホワイトを基調としたナチュラルテイストに、デスクランプや家具のデザインなど女性らしさも加わった、マデリンにピッタリなコーディネートになっています。また、部屋の使い方が面白くて、1階部分はリビング、キッチン、ダイニングと壁で仕切らず広いワンルームのように使っていて、夫エドの仕事をするデスクさえも、部屋の隅に置いてあります。いつも家族を大事に考えているマデリンが、みんながどこにいても一緒に過ごせるよう考えて作ったのかも!?
部屋のシーンもたくさん出てくるので、食事や過ごし方などセレブの日常を覗けるのも本作の面白さの一つでもあります。ぜひドラマを見ながらインテリアもチェックしてみてくださいね!「ビッグ・リトル・ライズ<シーズン1>」は好評発売中&レンタル中!
TEXT インテリアコーディネーター 小野まどか