スタイリスト 地曳いく子 × 映画ライター よしひろまさみち スペシャルトークセッション 豪華ハリウッド女優達が出演するスーパーオシャレなママ友ドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」の魅力とは?

2018.08.16 海外ドラマ

2018年9月5日(水)に海外TVドラマシリーズ「ビッグ・リトル・ライズ<シーズン1>」のDVD発売、レンタルを開始いたします。本作は、「セックス・アンド・ザ・シティ」のHBOが贈る最新作。衝撃のラストまですべてが緻密に計算された珠玉の極上スタイリッシュサスペンスです。

数々のファッション・女性誌・WEBで活躍されている、スタイリスト・地曳いく子さんと、雑誌・WEB、そしてテレビでも活躍されている、映画ライター・よしひろまさみちさんをお招きしたスペシャルトークセッションで紹介された「ビッグ・リトル・ライズ」の魅力を、最近のTVシリーズの傾向などを交えてお話いただきました!

「ビッグ・リトル・ライズ」は、まさにスーパーオシャレなママ友の話!

よしひろ:今年注目の大人女子向けの海外ドラマといえば「ビッグ・リトル・ライズ」がオススメ。とにかくオシャレ度が高くて「セックス・アンド・ザ・シティ」のドロドロバージョンみたいな。

地曳:「セックス・アンド・ザ・シティ」は東海岸のNYが舞台だけど、「ビッグ・リトル・ライズ」は西海岸が舞台になっていて、家のインテリアも素敵で全面ガラス張りの家に住んでいたり。つまりは、アッパーミドル層のスーパーオシャレなママ友の話ってとこかしら。

よしひろ:スーパーオシャレなママ友コニュニティーにポツンと入ってきちゃう庶民的なシングルマザー子もいて。

地曳:それによって不協和音が起こったりして・・・!

よしひろ:事件もおきてしまう・・・!

リミテッドシリーズの出現で、変化するドラマ業界!

よしひろ:このドラマが何よりすごいのは、エミー賞やゴールデングローブ賞など、テレビドラマが受賞する賞としては最上級の賞を総なめしているんですね。

地曳:出演している女優陣たちが・・・!

よしひろ:豪華すぎるんです!いわゆるハリウッドスター達。

地曳:昔はテレビドラマに出演する俳優は、割とテレビドラマに出演し続けていて、逆にそこからハリウッド映画に進出する人はいても、ハリウッド映画からテレビドラマに出演することってほとんどなかったですよね?

よしひろ:ここ最近は、ハリウッド映画でブレイクした人がテレビドラマにも出演するパターンがものすごく多くなっています。それにはある秘密がありまして・・・!「ビッグ・リトル・ライズ」もそうなんですけど、1シーズン20話以上のような長いシリーズものではなく、リミテッドシリーズという10話くらいで見られるテレビドラマが増えてきているんです。

地曳:10話完結みたいな感じ?

よしひろ:そう。パッとみて、パッと終われる。テレビムービーみたいな1本撮りできちゃうイメージ。テレビムービーよりは長いけれど、普通のテレビドラマシリーズよりは短い。そうするとキャストは映画と映画の撮影の合間に出演することができるんです。

地曳:だから「ビッグ・リトル・ライズ」にリース・ウィザースプーンや、ニコール・キッドマンが出れちゃうんですね!

よしひろ:そうなんです。あとハリウッド女優達が出演すると話題にもなりますし。リースやニコールは本作で製作にも携わっています。出演するキャストが豪華だと、受賞式や賞シーズンには豪華な出演陣が全員集結するので、やっぱり話題性や影響力が大きいんですよね。

地曳:なるほどね〜。彼女たちも年を重ねてきているわけじゃないですか。このドラマは一緒に年を重ねてきた人たちに向けた作品でもあって、私達世代の間でもかなり話題になっています。

よく聞くHBOとは?

よしひろ:そうですよね。ちなみに、本国で「ビッグ・リトル・ライズ」を放送しているのはHBOというドラマに特化した有料のケーブルチャンネルで、わりと過激な描写がOKなんです。「セックス・アンド・ザ・シティ」もHBO製作のドラマです。

地曳:結構汚い言葉や、バイオレントな描写も放送できるんですよね。

よしひろ:一応、ドラマが始まる前に過激な描写がある旨はきちんと伝えてくれますけどね。

地曳:HBOのドラマ作品では、かなりバイオレントものも多い中、「ビッグ・リトル・ライズ」は西海岸の美しい映像とオシャレなインテリアやファッションも楽しめちゃう!

西海岸と東海岸のライフスタイルの違い

よしひろ:まさに対するのは「セックス・アンド・ザ・シティ」。これだけのキャストで、オシャレでインテリアにも気を使っていて、出てくる男もかっこいい!じゃあもう「セックス・アンド・ザ・シティ」だよねってなるけれど、これは西海岸のお話!

地曳:それで気付いたんだけど「セックス・アンド・ザ・シティ」が舞台のNYは、いくらお金持ちといっても土地が限られていて狭いから、どうしてもお洋服にお金をかけるしかないんだけど。西海岸は家自体が広くて、家とインテリアなんかにもお金をかけているからか、洋服はわりと真似しやすいシンプルなコーデが多いんですよ。アメリカではそういうスタイルを"ナイス&カジュアル"って言うんです。例えば「ビッグ・リトル・ライズ」でいうと、リース・ウィザースプーン演じるマデリンは、よく羽織ものをしていたり、ニコール・キッドマン演じるセレステはシンプルなニットをさらっと着こなしていたり。髪型にも注目で、階級が上の人達は巻き髪だったり、ブロンドにしていたり、あとハイライトを入れているのが特徴かしら。それから、セレステが弁護士として働くシーンがあるんですが、その時にフリルのブラウスにジャケットスタイルを披露していて。普段のカジュアルスタイルと、オフィスモードなスタイルのオンオフコーデファッションも楽しめる作品。

よしひろ:また「セックス・アンド・ザ・シティ」と比較しちゃうけど、「セックス・アンド・ザ・シティ」は、オンオフコーデといえば普段のスタイルか、パーティースタイルでしょ。

地曳:いつもすごいヒール履いているしね。でもニューヨーカーはすぐタクシーに乗るから、高いヒールでも大丈夫なの。

よしひろ:西海岸はもっと、車社会だからね。ドア to ドアでどこにでもいけちゃうから、カジュアルなスタイルが多いのかもしれない。

地曳:そうそう!ちなみに、「ビッグ・リトル・ライズ」は車でもいろんなことが起きちゃいます!それも西海岸ならではかもしれない。

イケメン アレクサンダー・スカルスガルドにも注目!

よしひろ:あと、本作の注目キャストなんだけど。2017年にゴールデングローブ賞を受賞した際に、出演者の中で誰がテレビに映ったと思いますか?もちろんリースも映ったんですが、なんとアレクサンダー・スカルスガルドだったんです。アレクサンダーは、今やトップスターの仲間入りをしているけれど、そもそもは海外TVシリーズ「トゥルーブラッド」がきっかけでブレイク。今や映画スターになったけれど、やっぱり戻って来る場所はテレビドラマだったっていうね。

地曳:昔は、ハリウッドにいったら、テレビドラマの世界に戻ってくることはなかったけど、今は行き来できることがおもしろい。

よしひろ:それはやっぱり、リミテッドシリーズができたことがきっかけですよね。

地曳:丁度、映画とドラマの間くらいな感じで、長さとしても、ストーリー的にも本当に今らしくて新しいですよね。

よしひろ:あと、なにより「ビッグ・リトル・ライズ」が日本の大人女子におすすめのポイントは話数が短いので、忙しい大人の女性でもサクッと見られるということ!

地曳:中毒性があるから本当に見始めるとやめられない・・!

よしひろ:ぜひ大人女子は、サスペンス要素満載のスタイリッシュでオシャレな「ビッグ・リトル・ライズ」をこの秋、イッキ見してみてください!「ビッグ・リトル・ライズ<シーズン1>」DVDは9/5(水)リリース!

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