田島光二氏は、ルーカス・フィルムから直接お声が掛かったという逸話を持ち、鬼才ティム・バートン監督作や『ブレードランナー 2049』、『パシフィック・リム:アップライジング』などのコンセプトアートを手がけ、最近では『ファンタスティック・ビースト』のコンセプトアートも担当している。
ハリウッドの最前線で活躍している田島氏は、『ランペイジ 巨獣大乱闘』のポスターのオファーが来た時の心境について、「予告編など見て楽しみにしていた映画なので、そのポスターを書かせていただけるなんて!と喜びと驚きを感じました!」とコメント、続けて「素晴らしい映画のポスターを描かせて頂けてとても光栄です。怪獣映画というジャンルは、世界の中でも日本は確立している存在なので、これが日本が描く怪獣だ!というモチベーションで、そして何よりもこのポスターを楽しみながら描かせてもらいました。怪獣映画を見たときのあのワクワクをこのポスターから感じていただけたら嬉しいです。」と日本が誇る怪獣文化への思いを寄せた。
田島氏が手掛けた日本版のポスターは、巨大なアルビノゴリラ、オオカミ、ワニが、牙を剥き出し、毛を逆立て、建物をなぎ倒し、大暴れしているド迫力なもの!!さらに巨獣たちの足元には、街中で大乱闘する巨獣たちの恐怖から必死に逃げる、あまりにも小さく無力な人間たちの姿も描かれており、恐怖感満載のビジュアル。
ゴジラ、モスラ、ガメラなど怪獣好きにはたまらない、今後の日本の怪獣史に残るであろう、特別なポスターとなっている。
Double Negative Visual Effects/コンセプトアーティスト。
1990年生まれ、東京都出身、現カナダ在住。日本電子専門学校コンピューターグラフィックス科を卒業後、フリーランスのCGモデラーとしてキャリアをスタート。2012年4月に数々のハリウッド映画を手掛けるDouble Negativeのシンガポールスタジオに所属、2015年に同カナダスタジオに移籍。ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』、『レ・ミゼラブル』、『アサシンクリード』などのコンセプトアートを手掛け、2016年『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』ではティム・バートン監督の右腕として参加。他にも、同年公開された、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』や、最新作となる『ブレードランナー2049』、2018年公開予定の『パシフィック・リム:アップライジング(原題)』にも参加。