11月15日(水)都内会場で、映画『鋼の錬金術師』ジャパンプレミアを開催! 主演の山田涼介さんを筆頭に、本田翼さん、ディーン・フジオカさん、蓮佛美沙子さん、本郷奏多さん、内山信二さん、夏菜さん、佐藤隆太さん、松雪泰子さん、曽利文彦監督の超豪華オールスターキャストが初めて勢ぞろい。1500人が熱狂しました。
MCから本作の魅力について問われた山田さん。"世界中に沢山の原作ファンがいる作品"と言おうとしたところ"沢山"を"たくしゃん"と噛んでしまい、本田さんや内山さんから思わずツッコミを入れられてしまう一幕も! 改めて山田さんは「この作品は、原作ファンの人も、そうでない人も作品に入り込める。誰でも楽しめる作品に仕上がっています。弟、母、仲間への愛、そして兄弟の葛藤など色々な魂を繊細に描いている作品です。沢山の人に観ていただければと思います」と熱い想いを込めてアピール。本田さんは「小さいボディに詰まった、夢と希望と勇気と強さですね!」と自信たっぷりにコメント。まるで劇中のエドとウィンリィさながらのやりとりに会場からは笑いが起こりました。続いてディーンさんは、マスタグ大佐のようなギャップについて問われると「"たくしゃん"あります(笑)」と山田さんの失敗をからかいながらも、「人に言って頂かないと・・・」と、キャストに助けを求め、山田さんが「見た目通り真摯な方ですが唯一、お茶目な一面がある」と助け舟を出しました。
蓮撮影中について蓮沸さんは「人を撃ったことがないので、敵を撃つシーンが怖かったんですが、ホークアイはなんとも思わないキャラなのでその気持ちを無くすことが大変でした。また現場ではCGシーンを、想像力を働かせて演技をしていたので、完成したものを見たらカッコいいと思いました!」と、自身の役を演じる上での難しさと出来上がった作品に満足の表情を見せました。夏菜さんは「小さい時から見ていた原作だったので、ここに立てていることに感激。ロス少尉は母性に溢れるキャラなので私と違いますが、気持ち良く演じる事が出来たので思い残すことはないです」と、満足げに撮影を振り返りました。佐藤さんは「色々なシーンでヒューズが出てきますが、山田君、ディーンさんたち、関わるキャラクターごとに様々な表情や芝居をできて非常に楽しかったです!」とコメント。すると山田さんは「そのまま漫画から飛び出てきた感が凄くて、『ヒューズを見たらヒューズさんだ』となった」と、佐藤さんのなりきりぶりに感動したことを明かしました。
松雪さんは「良い人たちをやっつけちゃうのが最高に楽しかったです(笑)。人間ではないのでスクリーンの中で人間らしさを消す努力をしました。存在しているんですが、存在していないように見えたらいいなと思って演技しました」と、悪役を存分に楽しんだことを明かし、本郷さんはと「アルが自分の思っていることをエドにぶつけて、本気の兄弟げんかをするシーンが好きです。アクション、そして山田さんの熱のある演技に本当に感動して涙しました。」と本作で描かれるエドとアルの兄弟の絆について語りました。内山さんは「役作りについて曽利監督にたずねると、『沢山食べて大きくなって』と言われて撮影に挑んだんですが、『CGでどうにかなる』と言われてしまった」と明かし、TVの番組で検査をしたら大腸ポリープが6個出来、原因が自身の演じた役であるグラトニーと同様"暴飲暴食"だったという衝撃エピソードを明かしました。
本作は、全米・ヨーロッパを含めた190ヶ国以上の国々での公開が決定し、日本映画史上最大規模の異例の公開、そして今月19日にはニューヨークでのプレミア上映も控えています。世界でも注目されている本作の魅力について曽利監督は「原作が世界中で愛されている作品なので緊張して臨みました。これだけのキャストが揃っているので面白くないわけがない。世界中の方々に色々な形で受け入れられると思う。凄いものになっていると思うので、是非よろしくお願いいたします」と、力を込めてアピールしました。
イベントも終盤にさしかかり、マスコミ向けのフォトセッションを行っているとどこからともなく声が! 山田さんが「もう一人、参加したいヤツがいるんですが、呼んでもいいですか?」と会場の観客に問いかけ、エド同様に手を合わせての"錬成のポーズ"を取ると、なんとステージにアルの姿が! 実はこのアルは、曽利監督がこの日の為に最新のホログラム技術を用いて実現したもの。アルの姿に会場からは歓声とともに「可愛い!!」と黄色い声が起こり、山田さんは「久しぶりだな、アル」と笑顔を見せ、本田さんも嬉しそうな表情を見せました。また、山田さんは「アルとの兄弟げんかのシーンは想像しながら演じていたりと大変だった」とフルCGのアルを想像しながらの演技をふり返ると、アルが「大変だったけど、楽しかったよね、兄さん」と返答し、山田さんから「お前、いなかっただろっ!」と息の合った"兄弟漫才"も披露しました。最後に原作でも有名なやり取り「いくぞ、アル!」「うん、兄さん!」という掛け声とともに上映がスタート! 会場は大盛り上がりの中、イベントは幕を閉じました。
この日は上映終了後、1500人の観客の前に山田さん、本田さん、ディーンさん、曽利監督がサプライズで登場! 会場からは悲鳴に近い歓声が沸き起こり、サプライズは大成功! 作品に感動して泣いている人の姿も見受けられ、山田さんは「本当に生の声が聞きたいなと思ってサプライズで出させていただきました。感動しましたか?」と、観客に問いかけると会場からは拍手が起こり、続けて「映像の凄さがピックアップされますがなんといっても内容! 観ていただいた方には伝わると思うので、その感動を最初に見たお客さんである皆さんに届けて欲しいです」と、作品を観た人だからこそ伝えることが出来る本作の魅力を広めて欲しいと力を込めてアピールしました。
また、本田さんも「今回この映画を観て兄弟の絆に感動した人が多くいると思います。実際に見ていただいた方の声は、観ていない人に届くと思うので、是非届けて欲しいです。ご協力よろしくお願いいたします」、ディーンさんは「この作品の素晴らしさが皆さんに伝わったと信じているので、他の人に伝えていただき、今日観た人は劇場にまた足を運んでいただきたい」と、それぞれ思い思いにコメントを寄せ、会場が興奮に包まれた中、キャスト達が劇場をあとにしました。