『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』公開を翌週に控えた7月26日(水)、東京・恵比寿ザ・ガーデンホールにてキャスト・スタッフが集結しジャパンプレミアが行われました!
約550人が集まった超満員の会場に、主人公・東方仗助を演じた山﨑賢人さん、広瀬康一役の神木隆之介さん、山岸由花子役の小松菜奈さん、虹村形兆役の岡田将生さん、虹村億泰役の新田真剣佑さん、アンジェロ役の山田孝之さん、空条承太郎役の伊勢谷友介さん、本作のメガホンをとった三池崇史監督が登場!JOJOというロゴが入り、幾何学な光を放つ本作のタイトルにも入っている"奇妙"という言葉が相応しい奇妙な大きな球体"JOJO球"が割れ、煙とともに現れたキャストらに向けて客席からは割れんばかりの歓声と拍手が起こりました!
山﨑さん「やっと日本で初めて皆さんに観ていただけるという事で本当にワクワクしています。試写で初めて観たときに現場で見ることが出来なかったスタンドを観てワクワクしましたし、ジョジョでしか観ることのできない映像があるので楽しんでください!」、神木さん「今日はありがとうございます。雨降っていたので心配でしたが、皆さんが無事に会場に来ることができて良かったです。楽しんでください」、小松さん「今日ここにいる皆さんが初めて映画を観るということなので、ドキドキしています。どんな反響があるのか楽しみです」、岡田さん「僕自身、原作のファンでした。試写で観てすごく面白かったのでファンの方々も楽しんでいただけると思います。楽しんでください」、新田さん「特別な場で皆さんと一緒にいることが出来て嬉しいです。よろしくお願いします」、山田さん「僕も試写で映画を観たんですが、すごく面白くてCGもすごかったので楽しんでください」、伊勢谷さんは「唯一の上映にお越し頂きありがとうございます。皆さんに今日会えて良かったと思います。楽しんでいただければと思います」、三池監督「映像は賑やかですが、家族のストーリーでもあるので、エンターテイメントとドラマをぜひ楽しんでください」と、思い思いに初めて本作を鑑賞する観客に向けてコメントを寄せました。
個性的で魅力溢れるキャラクターばかりが登場する本作。原作でも人気の高い空条承太郎を演じた伊勢谷さんは、三池監督の演技指導について問われると「監督と何作もやっているんですが、指導いただいていないことに気づきました。現場で動きをやっていただけるので、すぐに演技できるので毎度関心しています」と、三池監督の指導術を絶賛!三池監督は、「別に言って別段効果があるとは思えない(笑)」と照れつつも、「それぞれの人の中にイメージがあるので、空条承太郎はこういうものだと押し付けるのではなく、楽しめる場所を提供するのがスタッフの役目だと思っている」と自身の作品作りにおける想いを語りました。また、山田さんは「(監督から)アンジェロの最後はCGを使わないって言われてそういう事かと(笑)。小石を4か月かけてちょっとずつ食べていました(笑)」と冗談を連発しながら、会場を沸かせました。
トークは映画の製作が発表された去年9月に行われた記者会見に及び、会見の際に「億泰は兄の形兆を本当に愛している役なので僕も岡田さんに愛していると言えるようになりたい」とコメントしていた新田さんにMCが撮影を終えての心境を聞くと、新田さんは「アニキとは唯一タメ口で喋らせてもらってます。岡田さん、愛しています。全力でアニキを愛していますし、俳優としての岡田将生を愛しています!」と岡田さんに愛情を示し、岡田さんから「バカにしてるでしょ!(笑)」とツッコミを入れられる一幕も。また、会見で「初めての悪役なので、原作を読み返して精神を整えています」と気合十分だった岡田さんは「ごはんに行ったり仲良かったですね。デイシーンが多かったので。初の悪役で、精神統一したくても、横にいる人がアニキ!アニキ!と言っていて集中できませんでした(笑)」と、本作の撮影で新田さんと本当に兄弟のような関係を築いたことを明かしました。
衣装や髪型など特徴的で独特な世界観を持つ「ジョジョの奇妙な冒険」ですが、その世界観を出すためにスペイン・シッチェスで撮影を敢行し、ビジュアル部分も非常にこだわりました。小松さんは「海も近くてウロウロしてました。ビーチバレーをしたかったです。おすすめのシーンは仗助と承太郎がアンジェロと戦うシーンで、女性も興奮できるし手に汗握りました!」、神木さんは「左に海、右に山という感じて景色がすごくきれいでした。シッチェスという街感が杜王町にぴったりだなと思ってました。おすすめのシーンは初めてスタンドが出るシーン。衝撃的で新らしいものに出会えた感覚でした」と、シッチェスでの撮影を振り返ったり、本作の見どころを教えてくれました。続けて山﨑さんも「思い出だらけなんですが、海の見えるテラスで肉を500g食べたり」と、シッチェスでのオフのシーンを振り返ると、伊勢谷さんからも「楽しそうだったよね、一緒にお酒飲みに行った時に踊ったもんね(笑)」と、からかわれるシーンもありました。
また、本作はスイスで開催された『第17回ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭』で観客が一番の映画を選ぶ≪観客賞≫を見事受賞!三池監督とともに、現地に行った山﨑さんは「初めての海外映画祭という場でお客さんと一緒に自分の映画を観させていただいて、すごく不思議な感覚でした。現地の人たちは、一個一個のシーンのリアクションを撮ってくれて、楽しんでくださっているのが伝わってきましたし、対決のシーンは拍手して応援してくれました。観客賞は一緒に観てくださった方が投票してくださったので本当に嬉しい」と、目を輝かせました。
そして、映画の公開を待ち望む日本、そして世界のファンに向けて三池監督は「この楽しいトークを聞いていて、頭の片隅にこの映画大丈夫かなと思っているかもしれないですが(笑)、役者の中の役者たちが揃っているので納得していただけると思います」と自信に満ちたコメントを寄せました。
更に、原作者の荒木飛呂彦先生からジャパンプレミアに来た観客に向けてビデオメッセージが到着!スクリーンに映し出された映像をキャストたちは食い入るように見つめ、メッセージ内で先生から「完成度が高く、皆さんの想像を超えてきている。山﨑賢人さんの存在感が作品を引っ張ってくれました」と太鼓判を押してもらった主演の山﨑さんは「本当に素敵な方なんです。二度お会いさせていただいたんですけど、本当にジョジョが大好きなので、死ぬ気でやった。ジョジョの生みの親の荒木先生にありがたい言葉を言っていただけてうれしいです!」と、喜びを噛みしめながら荒木先生への感謝の気持ちを述べました。
最後に山﨑さんは「僕にとって、大きく、いろいろなものが変わった作品」と自分自身にとって成長できた作品となったことを明かし、続けて「すごく愛があります。最後までジョジョの世界を楽しんでください」と熱い想いを込めて本作の魅力を観客に向けてメッセージを贈りました。
また、マスコミに向けたフォトセッションでは、山﨑さんが演じた東方仗助の触れるだけで他人のケガや壊れたものをなおすことができる、"最も優しいスタンド"「クレイジー・ダイヤモンド」の巨大氷彫刻が登場!この巨大氷彫刻はなんと日本の氷彫刻第一人者でグランドプリンスホテル新高輪の小阪芳史さんが今回のプレミアのためだけに特別に製作したもので、完成度の高さにキャストたちは興奮し、キャスト自らセルフィーを撮るなど会場は大盛り上がりの中、幕を閉じました。