本作は、アーヴィン・ウェルシュのベストセラーをダニー・ボイルが映画化し、主人公レントンを演じた、ユアン・マクレガーを一躍スターダムに押し上げた伝説的な青春映画です。その『トレインスポッティング』の約20年ぶりとなる続編『T2 トレインスポッティング』がいよいよ4月8日(土)より丸の内ピカデリーほかにてロードショーとなります。
20年前、映画青年だった40代のオヤジたちにとって続編公開は感涙ものですが、現代の若者たちにとっても、感銘を受ける映画であること間違いなしの本作。
この話題作『T2 トレインスポッティング』を観る前に、改めて90年代最高の"陽気で悲惨"な青春映画『トレインスポッティング』を90年代最高の青春映画たらしめた魅力についておさらいします。
人生を選べ、キャリアを選べ、家族を、テレビを、洗濯機を、車を、CDプレーヤーを、電動缶切り機を選べ、自己中心のガキになることほどみっともないことはない、未来を選べ・・・。だけど、それがいったい何なんだ?
マーク・レントンと仲間たちは、いつもハイになってるか、ドラッグを買うため盗みをしているかだ。アル中で喧嘩が趣味のベグビー。女たらしで"007オタク"のシック・ボーイ。気のいい小心者のスパッド。そして、SEXもドラッグもOKの女子中学生ダイアン。そんな彼らの友情もやがて崩壊の運命をたどる。圧倒的な絶望感の中、人生を変える賭けに出るレントン。彼はどんな未来を選ぶのか。
この映画にとって「音楽」は、切っても切れない「作品の一部」といっても過言ではない。
♪「ラスト・フォー・ライフ」 - イギー・ポップ
本作のイメージを決定づけたオープニングトラック。映画史に残る「走る」名シーンを彩っている。
♪「ボーン・スリッピー」 - アンダーワールド
アンダーワールドを世界的なアーティストに押し上げた名曲。衝撃のラストシーンはこの曲なくしては語れない。