木村拓哉主演・映画『無限の住人』ついに完成!豪華布陣が300人超満員の会場に集結!

2017.02.15 劇場作品

三池監督「木村拓哉以外考えられなかった」。木村拓哉さん、杉咲花さん、福士蒼汰さん、三池崇史監督ら、豪華布陣が300人超満員の会場に集結!世界へ向けて放つ、"ぶった斬り"エンターテイメントがついに完成!

主演:木村拓哉×監督:三池崇史が、世界に放つ"ぶった斬り"エンターテイメント、映画『無限の住人』が遂に完成!2月15日(水)都内ホテルにて、本作の完成報告記者会見を実施いたしました。約300人ものマスコミ関係者が集まり、会場は超満員。万次を演じた主演の木村拓哉さんをはじめ、万次に用心棒を依頼する浅野凜役の杉咲花さん、最強の女剣士・乙橘槇絵(おとのたちばなまきえ)役の戸田恵梨香さん、逸刀流(いっとうりゅう)の誇り高き当主・天津影久(あのつかげひさ)役の福士蒼汰さん、皆殺しのサディスト・尸良(しら)役の市原隼人さん、三池崇史監督ら豪華布陣が、盛大な拍手に包まれ登場。

まず初めに木村拓哉さんは「こうやって三池組の一員として登壇することができて光栄です。もう少しで皆さんの前に作品を渡せると思うので受け取ってください」とご挨拶。続いて、華やかな赤いドレスを身にまとった杉咲花さんは「素晴らしいスタッフキャストの方が集まられた三池組に参加できたことは貴重な経験となりました。この日を迎えることが出来、嬉しく思います」、福士蒼汰さんは「この映画のキャッチコピーのように"ぶった斬りエンターテイメント"という言葉が本当に合う熱い作品になっていると思います」、市原隼人さんは「武士の情けや常識を持たず、快楽に走る野郎を演じました。三池監督の作品が好きで、今までにない作品になっていると思います」、ビーズの刺繍が入った白い清楚なドレスをまとった戸田恵梨香さんは「こんな本格的なアクションが初めてで女剣士としてどこまでできるのだろうと心配でしたが、出来上がった作品を観て、『さすが三池さんだな』ととても救われました。全キャストの皆さんが本当にかっこいいです」とコメント。最後に本作のメガホンをとった三池崇史監督は「原作の沙村さんの名前を汚すことなく、日本のキャストとスタッフのポテンシャルの高さを世界中に認識させることができる作品となりました。公開まで突き進んでいきたいと思います」と思い思いに本作の完成を迎えた気持ちを述べました。

本作の出演を決めた際に、三池監督の存在が大きいと語っていた木村さん。司会が三池組との作品作りについて問うと、木村さんは「喋る言語は日本語、時代劇、撮影場所は京都と、ザッツ・ジャパニーズなんですが(笑)。三池組スタッフの皆さんのモチベーションが高く、海外の撮影に参加させていただいている感覚になります。自分は出演部として参加させていただきましたが、監督をはじめとするスタッフの皆さんがつくるワンカットワンカットの瞬間に立ち会えることが嬉しく、出来たものを観て感動しましたし、撮影も楽しませていただきました」と、日本という枠に収まらない三池組の魅力について感慨深げに振り返りました。

ぶった斬りアクションが見どころの本作。1人対300人のクライマックスシーンを含めてすべてのシーンを自身で演じたという木村さんに、アクションシーンについて問うと「監督の色々な発想、発案にどこまで近づくことができるのかと試みることが出来て楽しかったです。撮影では、共演者、アクションに参加して下さるフレームに映りこむすべての人の情熱があり、とにかく怪我に気を付けての撮影ではありましたが、監督が足を骨折しても、それでも絶対に前に進むんだというモチベーションがあったのですごく楽しかったです」と楽し気に現場でのエピソードについてコメント。

撮影現場の骨折について三池監督は「俺の足が折れたのは老化現象(笑)。ポキっといって、あと2カットだったので撮影を終えて病院に行ったら『折れてます』と言われました(笑)。次の日は6時出発でしたが、骨折に負けず、そんな現場です(笑)!」と、骨折にも負けない熱い現場であったことを語りました。監督の骨折について木村さんは「そういう状態になったら椅子に座ったり、負担をかけないようにすると思うのですが、三池監督は常に現場にいてくださる方なので、ローリングストーンズのステッカーを貼った杖を持って現場にいらっしゃった」と語り、さらに杖をついていることで周りに気を使われることを嫌がって自転車のベルをつけて現れたエピソードを披露。続けて木村さんは、「当時、(市原)隼人とLINEを交換させていただいて、メッセージを送ったら既読がついてなくて(笑)、さっきお話したら交換した時のLINEの携帯がぐしゃぐしゃになっていたそうで、新機種に変わっていました。無事に新しいLINEを交換することが出来ました(笑)」と、市原さんとのエピソードも暴露し、会場からは笑いが起きました。

木村さんが"僕の中ですごく大きな存在"と言うほどに、本作でその存在感を発揮している杉咲さんは、「凜はほとんどのシーンが万次さんと一緒です。すごく感情豊かな女の子で、初めて台本を読んだときはきちんと集中して臨まなくてはと、演じることが出来るかと不安に思うこともありましたが、現場にいくと、カメラに映らないシーンでも、木村さんが目先にいるシーンには木村さんがいてくれました。寒くても、怪我をされてもアクションをしてくださり本当に感謝しています。現場に立って、現場で本当に起きていることを演じることが出来ました」と、役への不安、そして木村が役柄だけでなく、撮影でも大切な存在になったこと語ると木村さんは「それはみんながやられていることなので特別なことではないですと、座長・木村の顔を見せ、「今日登壇した方、今日いらっしゃらない方も、毎回全力でやらせていただいたので本当にいい現場でした」と撮影現場を振り返りました。

初めての悪役にして最強の剣士を演じた福士さんは「作品の中では悪と語られていきますが、天津を主人公として見たら僕にとっては悪役ではなく善があり、他の人から見たら悪役に見えてしまうかもしれません。悪を演じようとはせずに自分にとっての善を極めていこうと思いながら演じました。殺陣という面も、僕は武器1つで大変だと思っていたら、木村さんが多くの武器を使用されていてすごいなと思いました。原作でもポイントになっているので、本作でも見どころです」と、役作りの苦労を明かすとともに、木村さんの役の魅力について言及。

自ら"間違いなくこれまで演じたことのない最恐の役"と言っていた市原さんは、自身の役について「本当にすごい役で、どのようにアプローチするか悩みました。一匹オオカミで、ハイエナのように残虐な人間なので、ハイエナが生きたまま動物を捕食する映像を毎日見ながら、そしてここでは言えないような残虐な映像をみながら演じました(笑)」と役へのアプローチ法を明かし、「三池組は限度がないところが好きです。スクリーンでも入れられない、残虐なシーンがあるほどなのでそこを含めて楽しんでいただけたらと思います」と作品の魅力について熱を込めて語りました。

本作でアクション初となる戸田さんは「初めて刃物を持つので普通の時代劇が参考になりません。使う武器を使いこなすための練習も難しかったですし、本当に色々なことが勉強になりました。やったことがないことが多かったので楽しかったですし、木村さんにこうやったらよくなるとアドバイスをいただいたりもしました」とアクションに挑戦してみての感想を興奮気味に語り、撮影現場で木村に助けられたことを明かしました。

三池監督は「最初に話をいただいた時に、これは木村拓哉以外ありえないという直感があった。原作を見てもそう思いますし、きっと運命なんだと思います。沙村さんが19年描かれたものと、木村さんが引き合って我々が巻き込まれた。キャスティングは運命だと思います。それぞれの役を演じた人々のそれぞれの人生と場所、キャリアがあって唯一のシーンが詰まっています。そういった運命的なものを結び付けていくきっかけとなるような最初の一歩を踏み出すというのが自分の仕事です」と木村さんのキャスティングが運命的なものであったとコメント。

そして、一足先に本作をご覧になられた原作者の沙村広明先生からコメントが到着。司会が先生のコメントを読み上げると、原作ファンを公言する監督は「本当にホッとします。いくら映画の評判が良くてヒットしても19年かけて作った人間に不満を持たれるのは成功ではないので、自分の仕事としてはまず一段階がクリアでしょうか」と安堵の表情を見せ、「みんな生き生きと『無限の住人』で役を演じることを楽しんでいるのが伝わったんだと思います」とキャスト陣の演技を振り返り、喜びのコメントを寄せました。

4月29日(土)全国ロードショー

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