『東のエデン』『精霊の守り人』『攻殻機動隊S.A.C.』など、重厚な世界設定の中で、人間ドラマを描いてきた神山健治が、原作・脚本・監督を手掛ける劇場長編アニメーション『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』。この度、本作の主題歌に「デイ・ドリーム・ビリーバー」が決定! 1967年に発表されたモンキーズのオリジナルを、日本の伝説的ロックスター、故・忌野清志郎さんによく似たZERRY率いるタイマーズがカバーした名曲です。「夢」と「去った人への想い」をうたったこの曲は、映画のテーマとも共鳴します。
そして今回この曲を歌うのは、映画の主人公・森川ココネ(声=高畑充希)です。"映画のエンディングで流れる主題歌もストーリーの一部"と考える神山監督は、まるで映画のストーリーをなぞらえて、主人公の気持ちを代弁するような歌だからこそ、「デイ・ドリーム・ビリーバー」は主人公に歌ってほしいと高畑充希に熱烈オファー。高畑充希が、自身の名義ではなく森川ココネとして歌いました。
解禁された予告編では、ココネと満島真之介演じる幼なじみの大学生・モリオとのやりとりなど、ごく普通の日常が映し出される前半から一変、江口洋介演じる父親・モモタローが突然警察に逮捕され、東京に連行されてしまう。海中から突如姿を現した異形の怪物、謎のタブレット、ココネのもとに現れる訪問者...次々と起こる現実世界の出来事が、何度も見ていた夢とつながっていることに気づくココネ。すべてを知るため、父親を助けるために、眠るココネ。そして、何かを発見して驚き、彼女が流す涙の意味とは?? ココネの知らないワタシの物語が、いま動き始めます。
■神山監督コメント
高畑さんは歌い手としても優れていることは分かっていましたが、「デイ・ドリーム・ビリーバー」を最初に聞いた時、思わずニヤニヤしてしまうくらい嬉しかったです。音楽としても素晴らしい。この楽曲は高畑さんでなければ意味がありません。"高畑さんが演じる森川ココネ"に歌ってもらうことで作品が完成すると言っても良いくらいです。主題歌を引き受けて頂き、非常に嬉しく思います。
■高畑充希さんコメント
自分が声優をつとめた作品で、主題歌も担当するのは初めての挑戦です。しかも凄く好きな曲を。やはり私の中では清志郎さんの素敵なイメージが未だに鮮やかで、カバーするには勇気が必要だと思いましたし、私で大丈夫かなという不安な気持ちはありました。ですが、役がそのまま唄うようにエンドロールに入っていきたいと監督がおっしゃったので、それだったら面白いのではないかと思い、チャレンジさせていただく事になりました。清志郎さんとはまた違った、ココネからの目線で楽曲を見られたらいいなと思い、この最高にカッコイイ曲を全力で楽しむことに集中しました。ココネから見えた「デイ・ドリーム・ビリーバー」も、よろしくお願いします。