クレイジーでポップな爽快アクション『スーサイド・スクワッド』が、2016年12月21日より、ブルーレイ&DVDの発売とデジタルレンタルの配信を開始いたします。さらに同日には、劇場版では描かれなかったシーンを追加したエクステンデッド・エディションブルーレイ(2枚組)、エクステンデッド・エディション3D&2Dブルーレイセット(3枚組)、エクステンデッド・エディション<4K ULTRA HD&3D&2D ブルーレイセット>(4枚組)を発売いたします。また、11月23日よりデジタルセルの先行配信を開始いたします。
幅広い層から支持され、世界中でハーレイ・クイン旋風を巻き起こした『スーサイド・スクワッド』の魅力について、アメコミ ライターの杉山すぴ豊さんのレポートをご紹介します!
日本でもすっかり定着したハロウィン。アメコミ・キャラの仮装をする方も年々増えていますが、今年のハロウィンで特に人気だったのはハーレイ・クインではないでしょうか?有名女性タレントさんの多くがこの格好をしてインスタにアップし、もはや社会現象!ともいえるほどの人気ぶり。また女性だけにとどまらず有名男性ミュージシャンもハーレイ・クインのコスプレを披露して大きな話題となりました。ハーレイ・クインはもちろん『スーサイド・スクワッド』のメイン・キャラはアメコミ好きの中では知られた存在でしたが、この映画によってブレイクしたと言っても過言ではないでしょう。
『スーサイド・スクワッド』は、アメリカでは『アイアンマン』『アイアンマン2』の記録を超え、DC映画としては『ダークナイト』『ダークナイト・ライジング』『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に次ぐ歴代4位の興行成績となっています。またアメリカのみならず世界各国、そして日本でも大ヒットとなりました。『スーサイド・スクワッド』はアメコミ原作ですが、どちらかというとマニアックな題材。それがこれだけの興行的な成功になったということはアメコミ・ファンではない人々にも支持された、ということです。やはりそのユニークな設定やキャラの魅力がウケたのですね。
DCのヒーローはスーパーマンにしろバットマンにしろ、ちょっとまじめというか堅物的なところがあり、そこがまた魅力なんですがスーサイドの連中は「善か悪か」ではなく「楽しいかどうか」を信条に生きているみたいで楽しそうだし、またワル同士でツルんでいる感じも微笑ましい。自分の友だちがバットマンだとなんか気を使っちゃうけど、スーサイドの面々だったら安心してバカ話とかできそう。今までのアメコミ・キャラになかった親しみやすさが人気の秘密なのかもしれません。しかしダメダメに見えても決めるときはバシっと決める!そこがまたカタルシスですよね。
その『スーサイド・スクワッド』がいよいよお部屋でジックリ楽しめるようになります。ハーレイ・クインを独り占めして視るのもいいですが、先にも述べたように『スーサイド・スクワッド』は愉快な連中が大騒ぎのパーティ・ムービー。仲間とワイワイ騒ぎながら自宅で上映会なんていかがですか?
そして最後にトリビアを。ハーレイ・クインが獄中で本を読んでいるシーンがありますが、あの本は実はハーレクイン・ロマンスだそうです(笑)
TEXT: 杉山すぴ豊