CAST&STAFFキャスト & スタッフ

  • エミリア・クラーク(ルイーザ・クラーク/“ルー”)

    重要な役どころを演じる演技力と魅力的な美しさを兼ね備え、観客の注目を集める才能豊かな女優。

    HBO放送の賞受賞シリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」の46エピソード(11~16)でデナーリス・ターガリエン/マザー・オブ・ドラゴンを演じ、2013年と15年に、エミー賞にノミネートされた。また、13年には放送映画批評家協会TV賞にもノミネートされている。このシリーズは、ジョージ・R・R・マーティンのベストセラー小説に基づいて製作され、アメリカでは16年4月よりシーズン6が放送中である。

    待機作は、イタリアの田園地方で邪悪な力に取りつかれた少年を助けようとする看護師を演じる『Voice From the Stone』(エリック・D・ハウエル監督、マートン・ソーカス共演)。

    出演映画には、『Spike Island』(12/マット・ホワイトクロス監督)、『ドム・ヘミングウェイ』(13・未/ジュード・ロウ共演)、人気シリーズの第5弾でサラ・コナーを演じた『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(15/アラン・テイラー監督、アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェイソン・クラーク、ジェイ・コートニー共演)などがある。

    13年、トルーマン・カポーティの58年の古典小説「ティファニーで朝食を」の舞台でホリー・ゴライトリーを演じ、ブロードウェイデビューを果たした。

    ドラマ・センター・ロンドンを卒業後、BBC放送シリーズ「Doctors」の1エピソード(09)にゲスト出演してキャリアをスタートさせた。次に、アメリカ製作のTV映画「タイム・パニック」(10)に出演。バークシャーの田園地帯で育ち、現在はロンドン在住。

  • サム・クラフリン(ウィル・トレイナー)

    2009年にロンドン・アカデミー・オブ・ミュージック・アンド・ドラマティック・アート(LAMDA)を卒業して以来、有名な作品に数多く出演してきた。

    16年に公開予定の『Their Finest Hour and a Half』(ロネ・シェルフィグ監督、ジェマ・アータートン、ビル・ナイ共演)では主演を務める。この作品は、第二次世界大戦中、ロンドン大空襲のあとで、士気を高める映画を作ろうとするイギリス人映画クルーを描く、ロマンチックコメディである。また、謎多きイギリス人サッカー選手ロビン・フライデーの生涯を描く『Friday』ではタイトルロールを演じる予定である。

    15年には、『ハンガー・ゲームFINAL:レボリューション』に出演し、『ハンガー・ゲーム2』(13)、『ハンガー・ゲームFINAL:レジスタンス』(14)で演じたフィニック・オデイル役を再び演じ、ジェニファー・ローレンス、リアム・ヘムズワース、ジョシュ・ハッチャーソンと共演。ボックスオフィスに一大現象を巻き起こした大ヒットシリーズ最終章は15年11月より全世界で公開された。

    14年は、多くの作品が劇場公開された実り多き年となった。その年の初めには、ハマー・ホラー作品『テスター・ルーム』(未/ジャレッド・ハリス共演)に出演。また、ロンドンの舞台劇「Posh」に基づく『The Riot Club』(ロネ・シェルフィグ監督、マックス・アイアンズ、ダグラス・ブース、ホリデイ・グレインジャー共演)は、悪名高いライオット・クラブに参加したオックスフォード大学の学生を描く作品で、トロント映画祭でプレミア上映された。さらに、『あと1センチの恋』はセシリア・アハーンの小説「愛は虹の向こうに」(小学館刊)を映画化した作品で、ダブリンとボストンを舞台にしたこのロマンチックなコメディドラマでは、友人/恋人を演じるリリー・コリンズと共演した。

    11年には、58年のミュンヘンで起きた悲劇的な飛行機事故を描いた『ユナイテッド -ミュンヘンの悲劇-』(デイビッド・テナント、ダグレイ・スコット、ジャック・オコンネル共演)に出演し、才能あふれるサッカー選手ダンカン・エドワーズを演じた。この飛行機事故でマンチェスター・ユナイテッドの多くのチーム選手が亡くなり怪我人も多数出た。そののち、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』で若き宣教師フィリップというロマンチックな役どころを演じてブレイクした。12年、ヒット作『スノーホワイト』(クリステン・スチュワート、シャーリーズ・セロン、クリス・ヘムズワース共演)でウィリアム王子を演じた。続編『The Huntsman: Winter War』(16)でも今回は出演場面が少ないながらも同役を演じている。

    TVでも多くの素晴らしい作品に出演してきた。12年には、65年から現在に至るまでの7人の友人の生涯を描く壮大なBBC放送のミニドラマシリーズ「White Heat」の6エピソードに出演しジャックを演じた。13年には、BBC1のドラマ「ヒラリー・スワンク ライフ」(リチャード・カーティス脚本)に出演。この作品はアフリカのマラリアに対する認識を高めるため、チャリティイベント・レッド・ノーズ・デイにちなんで放送された。

    10年には、ケン・フォレットの小説「大聖堂」(ソフトバンク文庫刊)に基づいて製作されヒットしたチャンネル4のミニシリーズ「ダークエイジ・ロマン 大聖堂」に出演。このドラマでは、リチャード役を演じ、エディ・レッドメイン、ヘイリー・アトウェル、イアン・マクシェーンと共演した。SFアドベンチャー「ロスト・フューチャー」(ショーン・ビーン、アナベル・ウォーリス共演)ではケイレブ役を演じている。また、高評価を受けたチャンネル4の『Any Human Heart』(ウィリアム・ボイド脚本)にも出演。英アカデミー(BAFTA)賞最優秀ドラマシリーズ賞を受賞したこの作品で、主人公ローガンの若き日を演じ、老年期をジム・ブロードベント、中年期をマシュー・マクファディンが演じた。

  • ジャネット・マクティア(カミーラ・トレイナー)

    米アカデミー賞に2回ノミネートされ、トニー賞/オリビエ賞/ゴールデングローブ賞を受賞。イギリスで最も尊敬される女優のひとりである。舞台では、オリビエ賞にノミネートされた「The Grace of Mary Traverse」や「ワーニャ伯父さん」を含め、多くの出演作品がある。1997年、ヘンリック・イプセン作「人形の家」でノラを演じ、オリビエ賞とトニー賞の最優秀女優賞を受賞した。

    ブロードウェイデビューに続き、高評価を受けた『Tumbleweeds』(99)に出演し、初めて米アカデミー賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞を受賞したのち、賞賛された舞台劇「Mary Stuart」でタイトルロールを演じ、ブロードウェイに復帰した。12年、『アルバート氏の人生』(11)の演技で、ゴールデングローブ賞と米アカデミー賞にノミネートされた。ほかの映画作品には、『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』(12)、『Angelica』『ダイバージェントNEO』『パパが遺した物語』(いずれも15)などがある。また、『マレフィセント』(14)のナレーターも務めている。待機作は、アンバー・タンブリンが監督デビューを果たす『Paint it Black』。

    TVでは、HBO放送のTV映画「チャーチル 第二次大戦の嵐」(09)でクレメンタイン・チャーチルを演じ、FX放送の「The White Queen」の6エピソード(13)ではジャケッタ・ウッドビルを演じてさらに2度ゴールデングローブ賞最優秀助演女優賞にノミネートされた。サンダンスTVの「The Honourable Woman」の7エピソード(14)の演技では放送映画批評家協会TV賞の最優秀助演女優賞にノミネートされている。近作は、13エピソード(15)に出演したCBS放送のドラマシリーズ「バトル・クリーク 格差警察署」。

  • チャールズ・ダンス(スティーブン・トレイナー)

    35年間におよぶ俳優人生で、あらゆるメディアにおいて数々の印象に残る作品を生み出してきた。近作に、『ドラキュラZERO』(14)、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(14/ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ共演)、『黄金のアデーレ 名画の帰還』『チャイルド44 森に消えた子供たち』(共に15)、『ヴィクター・フランケンシュタイン』(15・未)、「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラー小説をバー・スティアーズが映画化する『Pride and Prejudice and Zombies』(16)などがある。待機作は、シリーズ5作目となる『Underworld: Blood Wars』、ポール・フェイグ監督の『Ghostbusters』など。

    主な出演映画には、『プレンティ』(85)、『ゴールデン・チャイルド』(86)、『白い炎の女』『グッドモーニング・バビロン!』(共に87)、『エイリアン3』(92)、『ラスト・アクション・ヒーロー』(93)、1994年にパリ映画祭で最優秀男優賞を受賞した『Kabloonak』(94)、『マイケル・コリンズ』(96)、『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』(98)、『ゴスフォード・パーク』(01/ロバート・アルトマン監督)、サム・メンデスの製作会社が製作した『Starter For 10』(06)、アントワーヌ・ドゥ・コーヌ監督の『Désaccord Parfait』(06)、『ウェズリー・スナイプス ザ・シューター』(07・未)などがある。そのほか、ローランド・ジョフィ監督の『フロントミッション 革命の反逆者たち』(11・未)、デヴィッド・ゴードン・グリーン監督の『ロード・オブ・クエスト ~ドラゴンとユニコーンの剣~』(11・未/ジェームズ・フランコ、ナタリー・ポートマン共演)、ジョナサン・イングリッシュ監督の『アイアンクラッド』(11/デレク・ジャコビ、ブライアン・コックス共演)、サルマン・ラシュディの小説「真夜中の子供たち」(早川書房刊)を映画化したディーパ・メータ監督の『Midnight's Children』(12)といった多くの作品に出演している。

    TVでは、英アカデミー(BAFTA)賞最優秀男優賞にノミネートされた「The Jewel In The Crown」の5エピソード(84)、「Rebecca」(97)、「The Life and Adventures of Nicholas Nickleby」(01)、「荊の城」(05)、エミー賞最優秀男優賞にノミネートされ、英放送記者組合賞最優秀男優賞を受賞した「ブリーク・ハウス」(05)、「Consenting Adults」(07)、ジャイルズ・フォースター監督の「This September」の2エピソード(10)、「ネバーランド」(11/リス・エバンス、アンナ・フリエル共演)、チャールズ・ディケンズの波乱に満ちた人生を描くドキュメンタリー「Secret Life」などに出演。最近では、HBOの記録的なヒットシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」の27エピソード(11~15)に出演し、タイウィン・ラニスターを演じた。ほかには、ITVの4部仕立てのドラマ「The Great Fire」(14/ジャック・ヒューストン、アンドリュー・バカン、ローズ・レスリー共演)、アガサ・クリスティの古典ミステリー小説を映画化したBBC放送の3部仕立てのドラマ「And Then There Were None」(15/サム・ニール、ダグラス・ブース、エイダン・ターナー共演)、UKTVの2部仕立てのドラマ「Deadline Gallipoli」(15)、サイファイチャンネルの3部仕立てのドラマ「CHILDHOOD'S END -幼年期の終り-」(15)などの作品に出演している。

    舞台では、「ヘンリー五世」や「コリオレイナス」などタイトルロールを演じたロイヤル・シェイクスピア・カンパニー作品や、ロンドンの商業劇場で上演された「善き人」「夜への長い旅路」(ジェシカ・ラング共演)、演劇批評家協会賞最優秀男優賞を受賞した「シャドウランズ」などの有名な舞台劇に出演してきた。

    大女優のジュディ・デンチとマギー・スミスが共演し、両者ともにヨーロッパ映画賞にノミネートされた『ラヴェンダーの咲く庭で』(04)で、監督/脚本家としてデビューした。

  • ブレンダン・コイル(バーナード・クラーク)

    英アカデミー(BAFTA)賞、米インディペンデント・フィルム&TVアライアンス(IFTA)賞、エミー賞にノミネート経験をもち、TVシリーズ「ダウントン・アビー」の52エピソード(10~15)でジョン・ベイツを演じ、キャストとともに米映画俳優組合(SAG)賞最優秀アンサンブル演技賞を4回受賞している。

    映画作品には、『Ailsa』(94)、『ジェネラル 天国は血の匂い』(98・未)、『ジャケット』(05)、『キングダム・ソルジャーズ -砂漠の敵-』(07・未)、『Perrier's Bounty』(09)、『推理作家ポー 最期の5日間』(12)、『Noble』(14)、待機作『Unless』などがある。

    舞台では、ロイヤル・コート・シアターで上演され、自身がオリビエ賞最優秀助演男優賞とニューヨーク演劇批評家賞最優秀ブロードウェイデビュー賞を受賞した「The Weir」に出演。ほかに、「Mojo」「Pygmies in The Ruins」、デューク・オブ・ヨーク・シアターで上演された「The Changing Room」、ウィンダムズ・シアターで上演された「Philadelphia Here I Come!」、ヤング・ビック・シアターで上演された「Force and Hypocrisy」、アルメイダ・シアターで上演された「今は亡きヘンリー・モス」、ナショナル・シアターで上演された「Battle Royal」「埋められた子供」、ダブリンのゲート・シアターで上演された「The Bear」、シェフィールド・クルーシブルで上演された「Ragged Trousered Philanthropists」などの作品に出演。

    ほかのTV作品には、「Damage」、「Thief Takers」の4エピソード(96)、「法医学捜査班 silent witness」の2エピソード(96)、TV映画「謀議」と「アイルランド・ライジング」(共に01)、「ウェイキング・ザ・デッド 迷宮事件特捜班」の2エピソード(03)、TV映画「Omagh」(04)、「North and South」の4エピソード(04)、「恥はかき捨て」の1エピソード(05)、「The Ghost Squad」の1エピソード(05)、「第一容疑者 希望のかけら」(06)、「True Dare Kiss」の6エピソード(07)、「ラークライズ」の31エピソード(08~10)、「Starlings」の16エピソード(12~13)、「Spotless」の10エピソード(15)などがある。

  • スティーブン・ピーコック(ネイサン)

    オーストラリアの長寿ドラマシリーズ「Home & Away」の665エピソード(11~16)で演じているブラックス役でよく知られている。そのほかにもさまざまなオーストラリア映画/TV/舞台に出演。また、オーストラリアのTVミニシリーズ「Wanted」の6エピソードが2016年2月より放送された。

    近作は、『ヘラクレス』(14/ドウェイン・ジョンソン、ジョン・ハート、イアン・マクシェーン共演)、ティナ・フェイ、マーゴット・ロビーと共演した『Whiskey, Tango, Foxtrot』(16)。

    オーストラリア・ニューサウスウェールズ州セントラル・ウエストにあるダボで育った。バークの西側にある大きな羊牛牧場で見習いとして仕事をした。ニューカッスル大学コミュニケーション学部の学位を取得して卒業。

    大学のラグビー部で怪我をし、その傷の回復を待つ間に、舞台劇のオーディションを受け、ニューカッスル大学のコンサバトリウム・シアター・プロダクションズの舞台に多数出演した。

  • マシュー・ルイス(パトリック)

    「ハリー・ポッター」シリーズのネビル・ロングボトム役が有名。

    英リーズに生まれた。5歳でTVに出演し、キャリアをスタートさせた。その6年後、故郷の街で開かれたオーディションを受け、映画史上最も成功を収めた映画シリーズで、愛されるネビル・ロングボトムを演じることになった。不運だが親しみやすく、最後にはヒーローになるネビルを演じ、ワールドワイドなファン層を築き上げた。

    TVでは、ケイ・メラーが脚本/監督するBBC1のヒットシリーズ「The Syndicate」の5エピソード(12)でジェイミー役を演じ、TVチョイス賞最優秀男優賞にノミネートされた。そのすぐあと、強盗サスペンス『ウェイストランド』(12・未/ティモシー・ポール、バネッサ・カービー、ルーク・トレッダウェイ共演)でドッド役を演じた。

    2012年、ジョナサン・ルイスの高い評価を受ける「Our Boys」(ローレンス・フォックス、アーサー・ダービル共演)でダッチェス・シアターの舞台に立ち、ウエストエンドデビューを飾った。

    13年、アフガニスタンにおけるイギリスの不発弾処理班を描いたBBC3の賞受賞作「Bluestone 42」のキャストに参加。このコメディドラマの13エピソード(13~15)に出演し、弾薬エキスパートのゴードン・ハウスを演じた。現在は、BBCとアマゾンの犯罪ドラマ「リッパー・ストリート」の6エピソード(16)でドラム・ドラモンド巡査部長を演じている。 また、サリー・ウェインライトがクリエイターを務め、英アカデミー(BAFTA)賞を受賞したTVシリーズ「Happy Valley」の5エピソード(16)では、ショーン・バームフォースを演じている。

  • ジェナ・コールマン(カトリーナ・クラーク/“トリーナ”)

    現在、最も輝いている若手俳優のひとり。2016年に放送予定のITVシリーズ「Victoria」の8エピソードに出演。この作品は、18歳という若さで王位を継いだところから、アルバート王子との交際期間から結婚に至るまでのビクトリア女王の前半生を描いている。

    また、BBCシリーズ「ドクター・フー」の39エピソード(12~15/ピーター・キャパルディ共演)でクララ役を演じた。この演技で、15年度英アカデミー(BAFTA)賞最優秀女優賞にノミネートされた。

    このほかのTV作品も広範囲に及ぶ。13年には、スティーブン・ポリアコフ脚本/監督の「Dancing on the Edge」の5エピソード(キウェテル・イジョフォー共演)に出演し、BBCのドラマ「高慢と偏見、そして殺人」の3エピソード(マシュー・グード、マシュー・リス共演)にも出演。

    12年には、壮大な4部作で描くITVシリーズ「タイタニック 愛と偽りの航海」(ジュリアン・フェロウズ脚本)でアニー・デズモンド役を演じた。この作品は、タイタニック号の沈没から100周年の日に放送された。40年代ヨークシャーの若者を描くジョン・ブレインの小説を映画化したBBC4のBAFTA賞受賞作「Room at the Top」の2エピソードにも出演。

    また、スマッシュヒットの映画『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』(11)にも出演している。舞台では、最近、「The Actor」でサラ・ケイト役を演じ、ナショナル・シアターの舞台に立った。

  • サマンサ・スパイロ(ジョージー・クラーク)

    ウェバー・ダグラス・アカデミー・オブ・ドラマティック・アートで訓練を積んだ。

    舞台作品には、2001年にオリビエ賞のミュージカル部門最優秀女優賞/ワトソンステージ・ドット・コム賞を受賞したドンマー・シアター上演の「Merrily We Roll Along」、04年にジョセフ・ジェファーソン賞ミュージカル部門最優秀助演女優賞を受賞したシカゴのシェイクスピア・シアター上演作品「リトル・ナイト・ミュージック」、10年にオリビエ賞ミュージカル部門最優秀女優賞を受賞したリージェント・パーク野外劇場上演の「ハロー・ドーリー!」、11年にイブニング・スタンダード演劇賞最優秀女優賞ナターシャ・リチャードソン賞/12年にワトソンステージ・ドット・コム賞のイン・ア・プレイ賞最優秀女優賞にノミネートされたロイヤル・コート・シアター上演作品「大麦入りのチキンスープ」のほか、ノエル・カワード・シアター上演の「クリスマス・キャロル」、ボードビル・シアター上演の「Di and Viv and Rose」、シアター・ロイヤル・バース上演の「Kafka's Dick」、シェイクスピア・グローブ座上演の「マクベス」「じゃじゃ馬ならし」、アルメイダ・シアター上演の「Filumena」、シェフィールド・クルーシブル上演の「Company」、リージェント・パーク野外劇場上演の「から騒ぎ」、ドンマー/ウィンダムズ・シアター上演の「十二夜」、チチェスター演劇祭上演作品「ファニー・ガール」、ロイヤル・コート・シアター上演の「The Family Plays」、ロイヤル・ナショナル・シアター上演の「Two Thousand Years」、シェフィールド・クルーシブル上演の「夏の夜の夢」、オールドウィッチ・ウエスト・エンド上演の「Bedroom Farce」、クルーシブル/リリック・シアター上演の「お気に召すまま」、バーミンガム・レパートリー・シアター上演の「Jumpers」、ロイヤル・ナショナル・シアター上演の「Cleo, Camping, Emmanuelle and Dick」、ワトフォード・パラス/オックスフォード上演の「Roots」、ウエスト・ヨークシャー・プレイハウス/ブリストル・オールド・ヴィック上演の「お気に召すまま」、ハル・トラック/No1ツアー公演「Teechers」と「On the Piste」、ウィンザー・シアター・ロイヤル上演の「How the Other Half Loves」、「Glyn & It」と「夏の夜の夢」のツアー公演、マーキュリー・シアター上演の「Tons of Money」などがある。

    TV作品には、ITV2の「Plebs」の1エピソード(16)、テムズTV製作の「The Bill」の1エピソード(94)と「M.I.T.: Murder Investigation Team」の8エピソード(03)、TV映画「Cor, Blimey!」(00)、グラナダTV製作「Cold Feet」の3エピソード(01)と「Noble and Silver: Get Off Me」(01)、チャンネル4製作「TV Go Home」の1エピソード(01)、ハーツウッド・フィルムズ製作「Coupling」の1エピソード(04)、「After You've Gone」の2エピソード(07)、10年に英国コメディ賞の最優秀コメディ・アーティスト女優賞を受賞した「Grandma's House」の12エピソード(10~12)、「Rock and Chips」の1エピソード(11)、ITVのTV映画「Panto!」(12)、「Little Crackers」の1エピソード(12)、「Psychobitches」の11エピソード(12~14)、タイガー・アスペクト製作「Bad Education」の3エピソード(13)、「The Wrong Mans」の1エピソード(14)、「London Spy」の4エピソード(15)、BBCの「Tracey Ullman Show」の3エピソード(16)などがある。

    映画作品には、『サイキック/犯された脳髄』(94・未)、『フロム・ヘル』(01)、『Tomorrow La Scala!』(02)、短編映画『A Running Jump』(12)など。

    BBCラジオ4の「Inspector Steine Series 4: The Return of Inspector Steine」「Show Boat」「Inspector Steine Series 3」「Development」「Just Between Ourselves」「The Casebook of Inspector Steine」「Horst Buchholz and Other Stories」「Waiting for Di」「Tony's Little Sister and the Paradox of Monasticism」「Otherkin」「Sad Girl」「Talking to Stranger」「The Piper's Chair」「Snap」「Spring Forward, Fall Back」「By the Coast of Coromandel」「Don't Step on the Cracks」「Little Cinderellas」「Beside the Seaside」、そしてBBCラジオ3の「The Gospel According to Mary Magdalene」など、ラジオ番組への出演も多い。

  • シーア・シェアイック(監督)

    本作で長編映画の監督デビューを飾る。

    演劇界のベテラン演出家である。キャリル・チャーチル作「トップ・ガールズ」で演出家デビューを飾り、2000年、ジェイムズ・メンジーズ=キッチン賞ヤングディレクター・オブ・ザ・イヤー賞を受賞。この舞台劇はウエストエンドで上演され、イギリスを2度ツアーして回った。そののち、イギリスで最も若い芸術監督として、サウスワーク・プレイハウスの仕事を任され3年間従事し、次に、ノッティング・ヒルにあるゲート・シアターの芸術監督となった。

    それ以来、フリーの演出家として、アルメイダやドンマー、ロイヤル・ナショナル・シアターでの上演作品や数多くのウエストエンド・シアター作品に携わってきた。その作品には、ブロードウェイでも上演された「エクウス」(ダニエル・ラドクリフ、リチャード・グリフィス出演)、「人間嫌い」(キーラ・ナイトレイ出演)、「Heroes」(ジョン・ハート出演)、オールド・ビックで上演された「Cause Célèbre」(アンヌ=マリー・ダフ出演)などがある。演出を担当しナショナル・シアターで上演された「After The Dance」は8つの大きな演劇賞を総なめにした。

    また、サム・メンデスのニール・ストリート/BBC製作の「ホロウ・クラウン/嘆きの王冠」の1エピソード「Henry V」(12/トム・ヒドルストン主演)、同じくニール・ストリート/BBC製作の13年のクリスマススペシャル「Call the Midwife」の監督も務めている。ほかにも、サボイ・シアターで上演されたリチャード・グリフィスの最後の舞台「The Sunshine Boys」(ダニー・デビート出演)の演出も担当し、次にアデルフィで上演された初めてのミュージカル「The Bodyguard」の演出も務めた。この作品のツアー公演はイギリスでNo.1の人気を博し、ロンドンのウエストエンドに凱旋し、ドイツやオランダ、アメリカ、イタリア、韓国でも続々と上演される予定である。最近、ミランダ・ハートの初めてのアリーナツアーと、オールド・ヴィック・シアターで上演されたケビン・スペイシーの初めてのひとり芝居「CLARENCE Darrow」の演出を務めた。

  • ジョジョ・モイーズ(原作/脚本)

    世界的なベストセラー「Me Before You」や「The One Plus One」を含め、14冊の本を書き、それらの本はこれまでに40カ国語以上に翻訳されている。ロマンチック・ノベル・オブ・ザ・イヤーを2度受賞し、最近ドイツで、オーサー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。

    「インディペンデント」紙や「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」紙のジャーナリストとして10年過ごし、ベルファストから香港返還やダイアナ妃の死に至るまで、さまざまな記事を書いた。

    夫と3人の子供たちとともに農場に住んでいる。現在は、映画化される自身の小説2冊の脚色に取り組んでいる。