経済が急速に発展をとげた1880年代のアメリカ。父の死後、ニューヨークへ移り住み、裕福な叔母のもとに身を寄せるマリアン・ブルックが、保守的な上流階級の叔母と、鉄道王として巨万の富を築いた隣人のラッセル夫妻の間の争いに巻き込まれていく。従来の価値観と新たな価値観が衝突し、瞬く間に富が得られ同時に失われる時代のなかで、マリアンは、既存の社会のルールに従うのか、それとも自ら新しい道を切り拓くのか…?
1882年、父を亡くしたマリアン・ブルックは、偶然同じ駅に居合わせたペギー・スコットと共にニューヨークへ渡り、上流階級の叔母、アグネス・ヴァン・ラインとエイダ・ブルックのもとで暮らし始める。
レイクスがニューヨークを訪れたことでマリアンは喜ぶが、アグネスは気をもむことに。悩みを抱えるペギーは法律に詳しいレイクスに相談し、助言を求める。一方、ジョージは新たな事業を進めるが...。
思いも寄らない事態が起こり、ジョージの新駅建設計画が危機に陥る。一方、アグネスの警告を無視し、レイクスと会い続けるマリアン。そんななか、ペギーはある出版社が自分の作品に興味を持っていることを知る。
悲劇の余波が残るなか、ジョージはバーサのために取引を進める。ペギーは出版社から仕事を依頼されるが、両親との食事会は険悪な雰囲気のまま終わってしまう。一方、マリアンはチェンバレン夫人の謎に迫り...。
ジョージとバーサは、グラディスが好意を寄せる青年を招待する。マカリスターに取り入ったバーサは、マリアンとオーロラと共にダンズビルへ向かい、クララ・バートンの講演を聞く。同行したペギーは記事を執筆し...。
バーサはマカリスターに気に入ってもらえるよう、昼食会に全力を尽くす。そのためにバニスターの協力を得るが、彼はチャーチの神経を逆なでしてしまう。ジョージは世間の評判を落とすまいと奮闘するが...。
エジソンの点灯式の話題に沸き立つニューヨーク。バーサは見物のためのピクニックを計画し、レイクスを招待するがマリアンは招かれなかった。アグネスは家族の名誉を守るため、マリアンにあることを頼む。
初めて訪れたニューポートで、バーサはマカリスターと共に過ごすが、自分の立場を思い知らされることになる。一方、オスカーのグラディスへのアプローチは、ある近しい人物によって妨害を受けてしまう。
新生活のために旅立とうとするマリアンを止めるエイダとオーロラ。一方、グラディスがデビューするための舞踏会が間近に迫るなか、バーサとアスター夫人の衝突がニューヨークの社交界に大きな影響を及ぼす。