ER緊急救命室VII <セブンス・シーズン>

5月、アトランタの麻薬リハビリ施設。ベントンに付き添われてカーターが入所する。そして9月、雑用係のストでゴミだらけのER。チェンは自分の妊娠を確認するが、元気がない。

復帰のためにERへ面接に来たカーター。だが、心配するグリーンとウィーバーは尿検査など、数々の約束事を課す。産科の看護師に戻ったアビーは、ERで生まれたわずか22週の未熟児の親子のために尽力する。

ベントンはロマノの恨みを買い、解雇されてしまう。そんな中、SF大会の事故で宇宙人に扮した患者が続々と運びこまれ、グリーンは隣室で別の治療をしているコーデイの指示を仰ぎながら、外科処置に取り組む。

職探しをするベントンは、ロマノの嫌がらせによって、次々と断られる。カーターは、重傷の少女を懸命な治療で救うが、そこへストリートギャングが乱入してきて…！

グリーンは心臓病の急患を搬送中、ヘリが不時着の危機に陥る！ カーターはHIVの少年にその事実を告げるが、悲しい結果を招いてしまう。

アビーの母親が突然ERを訪ねてくる。知らない女性だと言い張るアビーだったが、実は母親は躁鬱病にかかっていた。胸を撃たれた少年の治療を軽はずみに張り切るマルッチ。

アビーは母マギーをフロリダへ帰そうとするが、すぐにERへ戻って来てしまう。仕事中にめまいと言語障害に襲われたグリーンは、なんと脳腫瘍に冒されていた?！

グリーンの脳腫瘍は悪性で、手術不可能と診断される。その上、カーターの目の前で突然、痙攣を起こして倒れてしまう。

カーターは陣痛が始まったチェンの出産に立ち会う。赤ん坊はすぐに養子に出すことになっていたが…。一方、脳腫瘍に冒されているグリーンは、コーデイと共にニューヨークの名医のもとで診断を受けていた。

大晦日の日、グリーンは腫瘍摘出手術の日を迎えていた。不安のつのるグリーンのために、コーデイは手術室に付き添って励まし続けるが、手術途中でグリーンは意識不明に陥ってしまう?！

医療過誤事件が和解で終わったコーデイだったが、原告の元患者が現れて動揺し、オペ中パニック状態に…。瀕死のひき逃げ犯人に、治療で来ていた司教が祈りを捧げるが、コバッチュは神に疑問を感じる。

カーターは麻薬リハビリ施設にいる従兄弟のチェイスに会いに行き、自分が中毒だったことを告白する。レズビアンのキムと深い関係になったウィーバーは、もうひとりではいられなくなり、自ら彼女のもとへ向かう！

職場復帰したグリーンは、時折言葉が不明瞭になったり性格までもが一変してしまい、周囲の者はとまどう。カーターは祖母主催のチャリティ･パーティにアビーを誘うが、あまりの豪華さにアビーは驚く。

グリーンは自分に職業適性調査を依頼したウィーバーに抗議する。呼吸困難で再びERを訪れた司教は、コバッチュの警告を聞かず、叙階式に向かう。心配したコバッチュは医療器具を持って教会へ行くが…。

電車の脱線転覆事故が発生！ コーデイは現場で患者の両足切断中に陣痛が始まり、カーターが後を任され、処置に取り組む。コバッチュは重篤の司教の元へ行き、内戦で自分の妻子を失った苦しみを告白する。

自殺願望の少女から、セクハラで訴えられたキム。その噂が病院中に広まるなか、ウィーバーは自分と彼女の関係が発覚することを恐れていた。

病院内で認知症の老女が銃を振りかざし、警官に撃たれるという事件が起こる。現場を目撃したベントンは…。コーデイは妊娠を理由に何かと嫌みなロマノに対し、困難なオペをやり遂げてみせるのだった。

今日はグリーンとコーデイの結婚式。グリーンは忘れた財布を取りに式の前にERへ行くが、駐車禁止で車を持っていかれ…。なかなか教会にたどりつけないグリーンを、コーデイは不安な思いで待ち続けるが?！

アビーは母マギーがオクラホマのモーテルに閉じこもっていると知らされる。そんな彼女のためにカーターは一緒に迎えに行くが、当のマギーはひどい鬱状態で、コンビニで睡眠薬を万引きし、大量に飲み込んでしまう！

アビーの母マギーは強制収容の必要ありと診断されるが、マギーが異議を唱えたため、法廷での聴聞会が開かれる。マギーを信用することができないアビーは、入院の必要はないという判決に呆れてしまい…。

グリーンは火傷の治療をした少年が虐待を受けていることに気付き、ソーシャルワーカーに引き渡す。アビーは故郷に帰るという母マギーを信じることができなかったが、逆にマギーの励ましの言葉に癒されて…。

銃撃された患者が続々とERへ運ばれてくる。乱射犯人はなんとグリーンが治療した、虐待を受けていた少年の父親だった。犯人の次の標的はグリーンと思われる。家にいるコーデイと赤ちゃんに危険が?！