Without a Trace/FBI失踪者を追え!<サード・シーズン>

深夜のキャンプ場で、視覚障害のある少女と彼女の歩行訓練士が行方不明になる。歩行訓練士の痴情のもつれなど、いくつかの仮説が浮上するが解決への道のりは遠い。一方、家族と共にシカゴで暮らすためにFBI失踪者捜索班を辞職したジャックに、妻・マリアから離婚を告げられる。マリアが以前から離婚を計画し、娘たちの親権を得ようとしていることを知り愕然とする。

やけど治療の看護助手が、帰宅途中に車を残し失踪する。通り魔的な犯行の犠牲になったのか、あるいは愛人と駆け落ちしたのか？様々な憶測が飛び交う中、捜査は進んでいく。やがて彼女は中絶反対グループの一員で、クリニックを爆破して逃亡中の身であることが判明。今回の失踪が次なる爆破を演出するための自作自演である可能性が高まる。一方、ジャックは仕事に復帰する。

X線技師のテディが自宅アパートから姿を消す。テディは子どもの頃にエイリアンに誘拐され、頭にインプラントを埋め込まれたと強く信じていたことが知人の証言からわかる。今回の失踪がこの件と関係があるのか、あるいは少年時代の辛い経験が生み出した幻想なのか謎が深まる。事件解決のためジャックが再び指揮をとる。

裕福な家庭の生後間もない娘とベビーシッターが行方不明になる。そのベビーシッターは、失踪の数時間前に雇い主のドレスや宝石類を盗んだ疑惑をかけられ解雇されていたことから、復讐のために子どもを誘拐した可能性が高まるが、別の可能性も捨てきれない。そんな中、誘拐犯と名乗る人物から身代金要求の電話がかかってくる。

美容整形によって女性を美しく変身させるテレビ番組の優勝者、リネット・ショーが姿を消す。美しくなったことで人生が一変したリネットに敵は多く、番組から降ろされた女性、ボーイフレンドなど多くの容疑者が浮上する。しかし捜査が進むにつれ、完璧な美しさを手に入れたはずの彼女が以前の生活を渇望していたことが明らかになっていく。

若いシングルマザーのコリーンが、息子をベビーシッターに預けた後に消息を絶つ。手がかりがあまりに少ないことから、コリーンの雇い主である大型量販店の店長の証言などを得ながら捜査は進んでいく。やがて、コリーンが苦しい生活から脱するために、麻薬の運び屋を始めていたことが判明。事件は予想もしなかった方向へと展開していく。

行方不明のコリーンが麻薬の運び屋をしていたことがわかり、密売組織を突き止めるためサマンサが潜入捜査を行うことになる。負のサイクルとでも言うべき生活苦に陥っている女性たちの弱みにつけ込む密売組織の常套手段を逆手に取るため、彼女たちと似た境遇の女性に扮するサマンサ。密売組織の全貌が次第に明らかになっていく中、サマンサの身に危機が迫る。

ホームレスの女性が行方不明になる。当初はありきたりの失踪事件かと思われたが、かつて同様の事件の容疑者であったリックの名が挙がったことで事態は一変。双子の弟グレッグに全ての罪を被せ、自らは逃げおおせたリックこそ真犯人と確信していたジャックたちは早速捜査を開始。捜索班とリックの2度目の戦いが始まる。

殺人事件の裁判で陪審員を務める老人ピーター・デューセックが姿を消す。審理無効を狙った被告側の工作が疑われるが、ピーターは以前から陪審員を辞めたがっていたことがわかり、自ら失踪した可能性も浮上。やがて捜査が進むにつれ、決して過去を語ろうとしなかったピーターとナチスドイツの関係が明らかになっていく。

世間がクリスマス一色に染まる中、ジャックは子どもたちの親権をめぐり、妻マリアと対立する。マリアの弁護士はジャックの過去を次々と暴き、父親として不適格であることを強調、ジャックは精神的に追い込まれていく。一方、捜索班のメンバーたちはクリスマス・パーティーの準備中。そこへ、ジャックの父フランクが現れる。

名門私立女子高校の生徒タラが失踪する。水泳部に所属し、成績優秀で志望校はハーバード大学、まさに生徒の鏡とでも言うべきタラ。しかし、捜査を進めるうちに、彼女が合法ドラッグに手を出していたことがわかる。さらに、複数の既婚男性と不倫関係にあったことが判明。ゴールデン・ガールの素顔が次第に姿を現し始める。

囚人ジェームズ・マカボイが、刑務所内での乱闘騒ぎの最中、同じく受刑者のフェリスとともに姿を消す。ジェームズの姉は、仮釈放を控えていた弟が脱獄するはずがないとFBIに捜索を依頼。ジャックたちはジェームズの無実を疑いつつも、捜査を開始する。やがて、ジェームズと一緒に脱獄したフェリスが発見される。

学校の社会科見学の最中、自閉症の少年イアンが失踪する。行方不明になっても居場所がわかるよう、いつも発信機を身に付けていたイアンだったが、この日に限って父親が受信機を忘れて自宅に取りに帰ったという経緯があり、捜索班は父親を疑う。しかし、捜査が進むにしたがって、障害を抱えた子どもとその家族の、決して表に出ることのない苦難が明らかになっていく。

郵便配達員のロージー・ディアスが勤務中に行方不明になり、配達中だった大量の人気ビデオゲームがなくなっていた。ブラックマーケットに売るための窃盗か、あるいは内部犯行か…？　しかし、献身的な従業員で、愛情に満ちた里親であるロージーが別の一面を持っていた可能性が浮上する。一方、ビビアンは遺伝による心臓の異常を告知される。

23歳にして毎晩高級クラブを渡り歩き、少女たちに絶大な人気を誇るセレブ、チェルシー・プリンスが誘拐される。早速、捜査を開始する捜索班。やがて、囚われの身のチェルシーの姿がインターネット上で公開され、彼女の生死を決めるインターネット投票が始まる。捜索班の必死の捜査をあざ笑うかのように、絶望へのカウントダウンが進んでいく。

12歳の少年が、無理矢理車に乗せられ連れ去られる。ジョギング中だったマーティンは、自分のすぐ近くで起こった事件を阻止できなかったことを悔やむ。当初は小児性愛者の犯行かと思われたが、やがてマーティンは犯人と目されている男が1年前に息子を亡くしていることを知る。限られた時間の中、2人の捜索が続く。

ニューヨークのやり手不動産業者、ランス・ハミルトンが姿を消し、失踪直前に言い争っていたという女性に捜査の目が集まる。自宅の暖炉からは血液の付着したシャツが発見される。やがて、ランスとジェームズ・フスコというマフィアとのつながりが判明。人身売買や少女売春など、不動産業者の裏の顔が徐々に明らかになっていく。

教会の聖歌隊に参加しているステファニー・ヒーリーが、練習中に突然泣き出した後、忽然と姿を消す。勤め先でも評判が良く、教会での礼拝も欠かさない、絵に描いたように善良な市民ステファニー。しかし、短期間のうちに転職を繰り返し、そのたびに住居を変え、知人たちとの連絡も絶っていたことが明らかになる。一方、ビビアンの心臓病は悪化していた。

若い占い師アグネスが行方不明になる。数週間前に階段から落ちて病院に運ばれた彼女は、過去にも何度か骨折を繰り返していた。また、最近急に5万ドルもの大金を必要としていたこともわかる。一方、失踪者捜索班のメンバーは、心臓病が悪化し、手術に向けて自宅療養を余儀なくされているビビアンを心配していた。

小さな町で、13歳の少女が姿を消す。この町では7年前にも13歳の少女が失踪、殺害された事件があった。7年前の事件で容疑者と目されていた男は証拠不十分で不起訴となったが、事件の類似性から今回もまた容疑者としてマークされる。果たして両事件ともこの男の犯行なのだろうか？一方、サマンサとマーティンの関係に亀裂が生じる。

ダニーの兄で現在仮釈放中のラフィエルが姿を消す。強盗罪で服役していたラフィエルだったが、仮出所後は心を入れ替え別人のように真面目に働いており、失踪はその矢先のことだった。しかし、大量のドラッグを積んだ車からラフィエルの指紋が検出され、事態は一変する。圧倒的に不利な状況の中、ダニーは兄の無実を信じて捜索を続ける。

71歳の元保険調査員が行方不明になる。失踪前、彼はアパートの屋上から飛び降りようとしていたが思いとどまり、その後2人の男と黒い車に乗り込んだという。ジャックたちの必死の捜索にもかかわらず、男に関する情報は少なく捜査は遅々として進まない。やがて、男の人生は奇妙なほどジャックのそれと酷似していることがわかってくる。

ペイジ・ホブソンが失踪する。職場にニューヨーク市警の刑事が聞き込みに来たことに怯え、そのまま姿を消したという。捜査を開始してすぐに、その刑事が偽物だと判明。捜索が進み、人権保護や環境保護に熱心だったペイジが、その正義感をテロリストに利用されていた可能性が浮上する。一方、ビビアンはついに心臓手術を受けることになる。