ザ・ソプラノズ　哀愁のマフィア<フォース・シーズン>

EPISODE 1 接触For All Debts Public and Private

FBIの捜査官デボラがエイドリアーナに接近。エイドリアーナはすっかり気を許し、トニーの家に彼女を連れて行く。一方、裁判が迫るアンクル・ジュニアは病院のナースに鼻の下を長く伸ばしていたが、そのナースもFBIの潜入捜査官ということが分かってくる。ソプラノ・ファミリーにじわじわと迫るFBIの手。トニーは捜査の手をかわすために、身内だけを信じようとする。

EPISODE 2 拘束No-Show

ポーリーが刑務所に入っているため、クリスが幹部の代理に任命される。だが調子に乗ったクリスがデボラの太ももに触ったことから、エイドリアーナと大げんかに。覆面捜査の続行は不可能と考えたFBIはデボラの正体を明かし、エイドリアーナを連行。彼女にマフィア内部の情報提供を持ちかける。断れば麻薬密売の罪で逮捕と聞かされたエイドリアーナは…。

EPISODE 3 決意Christopher

コロンブス・デイのパレードにネイティブ・アメリカンが抗議のデモを行うことが明らかになり、トニーはデモ阻止に動く。一方、ジャニスはラルフとの付き合いを続けていたが、このままではいけないと、セラピーに通いだす。そんな折、バカラの妻カレンが交通事故で死亡。愛妻の死を嘆くバカラを見て真の愛に感動したジャニスはラルフとの別れを決意する。

EPISODE 4 暗殺The Weight

ジョニー・サックは妻ジニーの体重をジョークの種にするラルフに怒りが収まらず、ついにはラルフ殺害の許可をカーマインに申し出る。だがカーマインとしては権益上ラルフを消すことはできない。ボスに逆らってもラルフを殺そうとするジョニーに困り果てたカーマインはトニーにジョニーを暗殺するようほのめかす。トニーはやむなくヒットマンを雇うが…。

EPISODE 5 憔悴Pie o My

FBIが執拗にエイドリアーナに迫る。常に見張られ、揺さぶりをかけられてすっかり参ってしまったエイドリアーナは、ついに小さな情報を話してしまう。憔悴したエイドリアーナはクリスと同じようにドラッグに逃げる。妻を亡くした悲しみに沈むバカラをなにかと面倒見るジャニス。バカラはジャニスの本性には気づかず、その励ましを素直に受け止め仕事に復帰する。

EPISODE 6 後悔Everybody Hurts

グロリアが自殺していたことがトニーの耳に入る。トニーは責任を感じ、それ以来周りの人間に親切にする。そんな折、アーティがトニーに金を借りにやってきた。彼の店に新しく入ったフランス人女性の兄ジャンが銀行からの融資を得られないというのだ。親切モードになっていたトニーはアーティに頼まれ金を貸すが、それは新たな悲劇を生むことになる。

EPISODE 7 告白Watching too Much Television

エイドリアーナは相変わらずFBIにつけ回されていた。ある日彼女はテレビドラマを見て「妻は夫に不利な証言を強要されない」というメリットを知り、クリスと結婚しようと決意する。クリスは、エイドリアーナに子供ができないかもしれないことを打ち明けられ、怒り悩むが、それでもやはり彼女を愛していると結婚に踏み切る…。

EPISODE 8 代償Mergers and Acquisitions

ラルフが新しい恋人のバレンティーナを連れて厩舎に現れる。トニーとバレンティーナは一目で惹かれあい、たちまち深い関係に。だがバレンティーナはラルフの女。トニーは会わないことを決め、彼女に冷たく接する。トニーと別れたくないバレンティーナは「ラルフとはセックスはしていない」と告白。そんなトニーの浮気に気づいたカメーラは彼が隠していた金をくすねる。

EPISODE 9 芝居Whoever Did This

アンクル･ジュニアは法廷を出た後に報道陣に囲まれ、階段から転げ落ちて頭を打ち、その影響で記憶が少々混乱をきたす。トニーはこれをチャンスと見なし、知的能力が低下したため裁判続行は不可能だと主張する戦法に出る。ジュニアは鑑定医やFBIの前でおかしくなった芝居をするが、どこまでが芝居なのか定かではない。そんな中、トニーがラルフを殴り殺す事件が発生する。

EPISODE 10 抹殺The Strong, Silent Type

ラルフが姿を消し、仲間たちも不審に思い始めた。そんな中、ジョニー・サックが不動産の分け前をよこせと要求。トニーはきっぱりと拒否し、ラルフはニューヨーク・ファミリーと不動産の件でもめて消されたかもしれないとほのめかす。一方、クリスの依存症はますます悪化。アンクル･ジュニアは、こんな状態で彼がFBIに捕まった場合の危険性を考え、始末するのが賢明だと言う。

EPISODE 11 予兆Calling All Cars

トニーは妙な夢に悩まされるようになっていた。セラピーを受けても進展が見えず、業を煮やしたトニーはもうセラピー通いを止めるとメルフィに宣言。続けるようにと言うメルフィの説得にもその気持ちは変わらなかった。一方、アンクル･ジュニアの裁判は審理無効の主張が認められず、裁判続行となった。だがジュニアの行動には痴呆を思わせるものがちらほら見えるのだった。

EPISODE 12 決裂Eloise

カメーラとフリオは、お互いに対する好意を隠しきれない。ある日フリオはふとしたきっかけで、トニーに殺意を抱く。思い詰めたフリオは、別れも告げずナポリに帰ってしまう。そんなある日、トニーとカメーラは娘メドウの住むアパートに招待される。メドウは、アンソニーから話を聞いてフリオと母との関係に気づいていたが、トニーには何も言わなかった。

EPISODE 13 評決Whitecaps

遊歩道の工事がストップして被害を被ったトニーとジョニー・サックは、カーマインを亡き者にする計画を立てる。だが土壇場でカーマインが譲歩したため、トニーは計画を中止する。しかしジョニー・サックはあくまで暗殺実行を主張。これを機に2人は対立していく。アンクル･ジュニアの裁判は、陪審員を脅したのが功を奏し、意見不一致で評決不能という結果に収まった。